【2026年4月16日】インパムは、ペットフードやケア用品向けの小ロット対応シールサービス「ペットシール+プラス」を4月1日から本格稼働した。多品種・少量発注に対応し、在庫ロスと印刷コストの課題解消を狙う。

同サービスは、デジタル印刷を活用し、版を使わず必要数量のみを生産する仕組みとした。受発注の際に売れ筋とそれ以外で数量を変更する複数SKU(Stock Keeping Unit)対応も可能で、テスト用の少量生産でも採用しやすく、剰在庫の発生も抑える。

制作工程では、デザインデータが未整備の場合でも、手書きラフからデータを作成する体制を整えた。デザイン確定後は最短10日で納品し、商品投入までのリードタイムを短縮する。これにより、企画段階から販売開始までの工程を一体で支援する。
このほか、素材面では、水分や油分によるラベル劣化を抑える仕様を採用した。冷蔵・冷凍用途やケア用品など、使用環境に応じた素材選定と加工(ニス、箔押しなど)に対応し、商品品質の維持を図る。

背景には、オフセット印刷などのアナログ印刷では、製版代金などがかかることから、数量を多めに印刷しなければコスト高となるといった事情があり、少量を販売したい事業者には大きな負担となっていた。
ペット市場では商品ニーズの細分化が進み、少量多品種での展開が求められている。一方で印刷工程はロット制約が残り、在庫リスクが商品開発の制約となっていた。同サービスは生産ロットの柔軟化により、試験的な商品投入や短サイクルの商品展開を支える位置付けとなる。
同社は今後、サンプル提供や個別提案を通じて導入を拡大し、ペット関連メーカーの開発・販売プロセスの効率化を進める。
ペットシール+プラス
https://www.pet-label.sealcafe.com
【2026年4月16日】OSPホールディングスは、米国のラベル印刷会社GLOBAL VENTURE(正式名称MERCHANT INVESTMENTS, INC.)の全株式を3月31日(日本時間4月1日)に取得した。取得額などの条件は非公表。米国西海岸での製造体制を確立し、海外事業の拡大を図る。

OSPグループはこれまで、米現地法人を通じて西海岸の日系食品企業向けにシール・ラベル販売を進めてきたが、製造は外注や日本からの供給に依存しており、納期やコストが課題となっていた。今回、取引関係にあったGV社を傘下に取り込むことで、現地生産による供給体制の強化を進める。
GV社はワシントン州ケントに拠点を置き、食品や小売、航空向けのラベル印刷で約35年の実績を持つ。顧客基盤と地域密着の営業力を強みとし、従業員は55人、売上高は約2160万ドル。
今後は、OSPグループが持つ多様な印刷技術や機能性材料と、GV社の顧客ネットワークを組み合わせることで、生産・技術・購買・営業の各分野での相乗効果を見込む。環境対応製品の需要が拡大する米国市場で、パッケージソリューションの提供を強化する方針だ。
OSPグループは、シール・ラベルやフィルム製品、紙器パッケージなどを一貫生産する総合パッケージ企業群で、国内外16社を展開。今回の買収を通じ、グローバルでの供給体制と競争力の強化を進める。
会社名:GLOBAL VENTURE (正式名称:MERCHANT INVESTMENTS, INC.)
所在地:7412 South 262nd Street, Kent, WA州(ワシントン州)
代表者:Hakimali S. Merchant
設立年:1993年(創立1990年)
資本金:10万5千ドル* (1,640万円)
売上金:2,160万ドル*(33.8億円)
事業内容:食品、小売・流通、航空関連のシール・ラベル印刷
従業員数:55名
1ドル=156.56円 (2025年12月30日為替レートで換算)
OSPホールディングス
https://www.osp-holdings.co.jp/
【2026年4月8日】日本デザイナー学院は6月14日(日)、同校(東京・渋谷)で開催するオープンキャンパスで、菓子「アポロ」のオリジナルパッケージを制作する体験授業を実施する。アートディレクターの小川裕子氏が講師を務め、参加者が実際にデザイン制作を行う形式とする。

同授業では、既存商品のパッケージを題材に、コンセプト設計からビジュアル制作までの工程を体験する。参加者はターゲット設定や配色、レイアウトを検討しながら、自らのデザイン案を形にする。プロの制作事例をもとに、パッケージ設計における視認性や訴求ポイントの整理方法を学ぶ構成とした。
講師の小川氏は、菓子や飲料などのパッケージデザインを手がけてきた実務経験をもとに、商品棚での見え方やブランド表現の設計手法を解説する。制作工程では、アイデア出しからラフ制作、仕上げまでを一連で行い、短時間でデザインをまとめる実践的な流れを採用する。
当日は、講義と制作を組み合わせた約2時間のプログラムとし、参加者はデザイン作業を通じて制作現場の工程を体感する。初学者も対象とし、基礎的な考え方から順を追って進行する。
デザイン教育分野では、実務に近い制作体験を取り入れたオープンキャンパスの実施が増えている。今回の取り組みは、商品パッケージという身近な題材を用い、視認から購買につながるデザイン設計を体験させる機会と位置付けられる。
同校は今後も、実務家による体験型授業を通じて、デザイン分野への理解促進と進学検討者の裾野拡大を図る。
日時:6月14日(日)午後1時45分から午後3時45分まで
会場:専門学校日本デザイナー学院(東京・渋谷)
参加:無料(事前予約制)
専門学校日本デザイナー学院 ホームページ
https://ndg.ac.jp
オープンキャンパスイベントサイト
https://ndg.ac.jp/opencampus
公式 Instagram
https://www.instagram.com/ndgofficial
公式 X(旧Twitter)
https://twitter.com/ndgstaff
【2026年4月8日】KAYU PACKAGEは4月1日、組立式の木製容器を発売した。
同製品は、従来は輸送効率の面で課題があった直角形状の木製容器を、分解・組立構造とすることで保管・輸送効率を高めている。

この容器は、使用時に組み立てることで直角形状を再現する設計。従来の木製容器は完成形での保管・輸送が前提となり、嵩張ることで物流効率を下げる要因となっていた。今回の製品はフラットな状態で保管・輸送が可能となり、保管スペースの削減と輸送効率の向上を実現している。
飲食用途では、弁当容器やテイクアウト用途での活用を想定。木材特有の質感を維持しながら直角形状を実現することで、陳列時の収まりや盛り付けの自由度を確保する。従来の曲げ加工中心の木製容器と比べ、形状の自由度と設計の幅が広いことが特長だ。
近年、食品容器分野ではプラスチック削減の流れを背景に、環境配慮型素材への置き換えが進んでいる。一方で、木製容器は輸送効率やコスト面が導入の障壁となっていた。同製品は構造を見直すことでこれらの課題に対応している。
同社は今後、飲食事業者向けを中心に導入を進めるとともに、用途に応じたサイズ展開や仕様拡張を図り、木製容器の活用領域の拡大を目指す。
【2026年4月7日】おやつカンパニーは、昭和100周年に合わせ、発売当時をイメージしたパッケージの「ベビースターラーメン(辛口スパイシーチキン味)」を期間限定で発売した。

同商品は、1959年に誕生したベビースターラーメンの原点を意識し、昭和レトロなデザインを採用。子ども向けスナックとして親しまれてきた同ブランドを、今回は大人世代向けに再構成し、スパイシーな味付けで“おつまみ需要”にも対応した。
昭和34年の発売以来、同商品は昭和・平成・令和と時代をまたいで展開してきたロングセラーブランド。今回の企画では、当時の雰囲気を再現したパッケージとすることで、懐かしさとともにブランドの原点を訴求する。

販売は、4月6日から全国のコンビニエンスストアで先行し、4月20日からスーパーマーケットなどでも順次展開する。内容量は65グラムで、価格はオープン(店頭想定税込141円前後)。
【2026年4月6日】総合機械商社の第一実業は、中国江蘇省蘇州市に本社を置くSuzhou CAI Machine Group(CAI社)が製造するプラスチックカップとトレイ用ドライオフセット印刷機について、日本国内での販売代理店契約を締結した。
成形から印刷・検査・包装までを一貫ラインとして提案し、真空成形事業とのシナジー最大化を図る。

2013年設立のCAI社は、欧州大手Van Dam Machine社の技術を継承した高度なドライオフセット印刷技術を保有。欧米・日本メーカーと比較して高いコスト競争力を持ち、中国国内の曲面印刷機市場で高いシェアを誇る。

取り扱う製品は3種。曲面印刷機「S608」は高速・高精彩な印刷表現で製品のブランド価値向上に貢献し、平面印刷機「LM」はトレイ印刷などの工程で効率的な生産体制を実現する。いずれの設備も自動供給装置や画像解析による自動検査システムの組み込みが可能で、人手不足の解消と不良混入防止を同時に実現する省人化ソリューションとして提案できる。

同社は今回の提携により、国内プラスチック容器製造業界が抱える人手不足への対応と高精彩印刷需要の取り込みを加速させ、顧客の生産ライン全体の最適化に貢献するとしている。
【2026年4月3日】矢野経済研究所は、国内の軟包装分野におけるデジタル印刷市場に関する最新調査結果を公表した。
2024年度の市場規模は前年度比11.8%増と2ケタ成長を維持しており、市場が本格形成されて以来、一貫して拡大が続いている。

成長の背景には、軟包装市場全体で進む案件の小ロット化がある。従来から主流であるグラビア印刷は大ロットを低コストで印刷する技術として確立されている一方、ブランドオーナー側のニーズは多品種・小ロット・短納期へと急速にシフトしている。
グラビア印刷の最低ロットと発注企業の必要枚数に齟齬が生じる案件も増えており、こうした需要の「受け皿」として、製版不要で小ロットから対応できるデジタル印刷の活用が進んでいる。既存品目の受注拡大に加え、新たな品目への展開も増えており、デジタル印刷の対応品目は着実に広がっている。
技術面では、2020年6月に上市された軟包装向け水性インクジェット印刷機への注目度が高まっている。それ以前は液体トナー方式が市場をリードしていたが、水性インクジェット方式は印刷スピードと最大印刷幅で他方式を上回る生産性を持ち、環境負荷の低減という点でも大きなアドバンテージを有している。この新たな競合機の登場が市場全体の活性化を促したと同研究所は分析している。
調査では「現状、顕在化していない潜在需要も大きい」と指摘しており、デジタル印刷が適する小ロットの案件はグラビア印刷の最低ロット未満のため発注自体を諦めているケースも多いとされる。こうした潜在需要の掘り起こしが進めば、今後の市場拡大余地はさらに大きいと見られている。2025年度も引き続き堅調な需要が見込まれ、市場は再び拡大する見通しだ。
【2026年4月2日】NEXERは熊本のオリジナル紙袋専門店「くま袋」と共同で、全国の男女500名を対象に「お店オリジナル紙袋に対する印象と購買体験」に関する調査を実施した。
オリジナル紙袋がお店の印象や顧客の再来店意欲に影響を与える実態が明らかになった。

オリジナル紙袋で商品を渡された際の気持ちとして「特別感がある」が21.0%でトップ。ポジティブな回答を合わせると半数を超えた。

また、オリジナル紙袋のあるお店と無地・汎用紙袋のお店とで印象が「変わる」と答えた人は50.4%に上り、「こだわりを感じる」「お客を大切にしてくれていると感じる」といった理由が目立った。

買い物の満足度への影響では、49.2%がオリジナル紙袋によって「満足度が上がる」と回答。「商品自体もいいものを買ったように感じる」「持ち帰る時間も楽しい」など、購入後の体験にまで効果が及んでいることが示された。

さらに、オリジナル紙袋がきっかけで「また来たい・また買いたい」と思った経験が「ある」と答えた人は25.2%に達し、季節限定デザインや地域性を活かしたもの、丈夫さなどが再来店のきっかけになっていることがわかった。
同調査は、紙袋が単なる実用品にとどまらず、お店の世界観やこだわりを伝えるコミュニケーションツールとして機能していることを示す結果となった。
【2026年4月1日】日本パッケージデザイン協会(JPDA)は4月1日、隔年で開催するパッケージデザインコンペティション「日本パッケージデザイン大賞2027」の作品募集を開始した。応募期限は4月30日午後5時。

審査対象は2024年3月1日から2026年2月28日までに日本国内で発売・発表され量産されたパッケージ作品。一次審査は作品画像で行い、二次審査は現物審査となる。審査基準は創造性・審美性・機能性・市場性・社会性の5項目で、毎回約1,000点以上の応募作品の中から大賞・金賞・銀賞・銅賞・特別審査員賞などが選出される。
特別審査員には佐藤卓氏(株式会社TSDO主宰)、津田淳子氏(「デザインのひきだし」編集長)、山下奉仁氏(「日経デザイン」編集長)らが名を連ねる。
入賞・入選作品は出版物への収録と巡回展での展示が予定されており、大賞・金賞作品は協会アーカイブに現物保管される。1985年から続く同コンペは、パッケージデザインの社会的地位向上を目指す場として業界で広く認知されている。

同協会は今回の募集を通じ、優れたパッケージデザインの発掘と評価を進め、業界全体の発展に貢献するとしている。
応募案内ページ
https://activity.jpda.or.jp/seminar_event/5299.html
【2026年3月24日】アースダンボールは、自社ECサイトで「絵画ダンボール」カテゴリを新設し、商品ラインアップの拡充を進めている。

同カテゴリでは、フィンセント・ファン・ゴッホやクロード・モネなど世界的画家の作品をモチーフにした段ボール箱を展開。ダンボールをキャンバスに見立て、同社のフルカラー印刷技術で名画を再現した。
新たに公開したページでは、シスレーやピサロ、ルノワール、スーラ、シニャックらの作品を用いた商品を含め、複数のラインアップを用意。宅配60サイズ規格の段ボールとして、梱包用途に加え、収納やディスプレイ用途での活用も想定している。
各製品は白色段ボールにフルカラー印刷を施し、意匠性と実用性を両立。価格は税込178円からとしている。
同社は、ネット通販市場の拡大を背景に、付加価値型パッケージの提案を強化しており、今後も印刷技術を活用した差別化製品の開発を進める方針である。
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