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クレヨンしんちゃんの「サトーココノカドー」が出現! どうやって施工したかまで聞いてみた!


【2017年7月19日】埼玉県春日部市、東京近郊のわりと静かな街をザワつかせた事件がつい最近起こった。

駅から徒歩数分のところにあった「イトーヨーカドー」が消えたのだ。
そして現れたのが、この「サトーココノカドー春日部店」。

サトーココノカドー外観

 

まさに本物そっくりのロゴに驚き

この店舗看板。報道もたくさんあったのでご存じの方もいるかもしれないが、「クレヨンしんちゃん25周年記念プロジェクト」の企画の一つとして行われたものだ。
しんちゃんが住む街「春我部(かすかべ)」にある総合スーパーという設定の「サトーココノカドー」をそのまま再現したという大胆な企画。

ロゴは懐かしい(復活の話も出ている)旧イトーヨーカドーのロゴマークをもじったもの。
ヨーカドーが「ハト」をあしらったものであるのに対し、「コウモリ」をモチーフにしている以外は、ほとんどそのままだ。

ここまではどこでも報道しているので、プリント&プロモーションはもっと深く追求してみた。

イトーヨーカドー サトーココノカドー

 

施工法は?どうやってプリントした?

もちろん、今回のこの看板「ちょっと貼り替えた」というレベルではない。
企画などを担当した「クレヨンしんちゃん 25周年記念プロジェクト実行委員会」関係者に聞いたところ。
看板のサイズは、1面で縦10.07m×横9mという巨大さ。これを2面貼り替えるという大掛かりな作業を行った。
看板の掲出期間は4月9日から16日までのわずか8日間だから、この気合の入れようはなかなかのものだ。

貼りつけ作業は、ロープワークが必要で、雨天・強風時にはいったん作業をやめるなど、気を使いながらの施工だったそうで、事故防止のため、作業下面エリアはカラーコーンバーで囲い立入禁止とし、警備員も配置したという。

サトーココノカドー 011
この日はすでに取り外しが始まっていた

ちょっとここからは専門的な話になるが、短期での貼り剥がしが必要なため素材は「短期塩ビ再剥離シート」を使用。ミマキエンジニアリングの大判インクジェットプリンタ「JV300シリーズ」でプリントした上、「エコラミマット」でラミネート加工を施している。
ミマキ JV300_Media_1
ミマキエンジニアリング「JV300」

冗談抜きで(全体が冗談で)本格的にパロディーをやっているという、この姿勢には本当に頭が下がる。

イトーヨーカドー サトーココノカドー サトーココノカドー 015

アニメに出てきた「サトーココノカドー」(左)とイトーヨーカドー春日部店

 

やはり大きかった反響!

出来ばえも素晴らしく、実はこの撮影時も、買い物に来た女性から
「イトーヨーカドーはなくなっちゃったんですか?」
と聞かれたほど(丁寧に説明をしておきました)。

駅からもこの看板が見えるため、電車越しに撮影を試みる人の姿も見られた。
ここは東武スカイツリーライン沿線で「クレヨンしんちゃんラッピング車両」も5編成運行されており、この電車とともに撮影なんてことも可能だったようだ。

サトーココノカドー しんちゃんラッピング電車
「クレヨンしんちゃんラッピング車両」

SNSでも「来てみた!サトーココノカドーになってる」「ホントにサトーココノカドーになってたww めっちゃ混んでた!」とこれを見に訪れた人も多く、「16日で閉店なんて寂しい~」「ありがとう。さらばココノカドー」など短期間での閉店を惜しむ声もあった。

何しろ前代未聞の企画。
「いっそのこと、ずーっとサトーココノカドーとして営業して聖地化したら地元のためになるのに!」
と春日部市民の記者は思うのでした。

以上、現地「かすかべ」からのレポートを終わります。


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