旭化成の水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP」USMHのプライベートブランド「eatimeの納豆」パッケージに採用

【2024年11月14日】旭化成の水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP」が11月から、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス（USMH）のプライベートブランド「eatime（イータイム）」の納豆パッケージで採用された。

このパッケージはナベプロセスと協業して製作。水性フレキソ印刷と水現像版「AWP」の組み合わせにより、最適な印刷条件を確立し、国内パッケージ印刷の主流であるグラビア印刷と比較して約14％のCO2排出量を削減した。

水性フレキソ印刷は、溶剤インクを多く使用するグラビア印刷に比べ、一般的にVOC排出が低い。また低温での乾燥が可能で、乾燥工程で消費されるエネルギーが少なくて済むことが知られている。
さらに印刷に使用する樹脂版も水現像版は水をベースにした現像液を使用するため、VOCを含む有機溶剤の使用せず、CO2排出を削減できる。

現在、日本国内のパッケージ印刷では油性グラビア印刷が主流だが、近年は環境への意識の高まりからフレキソ印刷が注目されており、特に水性フレキソ印刷への関心が高まっている。

旭化成では「 世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します」をグループミッションに掲げており、今後も水性フレキソ印刷および水現像版「AWP」の普及に努め、パッケージ印刷の現場から溶剤をなくすことで印刷現場の環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

水現像フレキソ印刷樹脂版「AWP」