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H&M オンラインストアでの購入品をFSC認証紙製パッケージに 2025年までに脱プラ包装実現 10月1日から

【2021年9月30日】H&Mは10月1日から順次、オンラインストアでの発送時にプラスチック製パッケージを廃止、紙製パッケージに切り替えていく。
また、商品はFSC(森林管理協議会)認証を得た紙製パッケージの梱包に切り替え、サステナブルなショッピング体験を提供できる。

H&Mでは、再利用またはリサイクル可能な新しい紙製パッケージを導入することで、環境問題につながる、不必要な使い捨てプラスチックを段階的に削減。2025年までに、自社製品にて使用するすべての包装を、リユースやリサイクルもしくは堆肥化可能なものへと切り替える。

紙製の包装の切り替えるにあたっては、衣料品が輸送に耐えうる耐久性と弾力性のある紙を採用。今回導入する紙製の包装・パッケージでは、FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証を取得した、責任ある方法で調達されたバージンパルプを使用している。
また、この新しい包装・パッケージでは、最小限の空気で商品を梱包することができるため、輸送時のスペース削減も可能となる。

さらに、使用される紙はコーティングなしで、他の紙素材と同様に、容易にリサイクルでき、循環可能。今回の導入では、配送時の外袋をプラスチック製から紙製に切り替えることに重点を置いており、注文品の大半には、引き続きプラスチック製の内袋を使用している。
プラスチック製の内袋は、安全衛生面などの理由から、商品を保護するために長い物流サプライチェーンの中で一般的に使用されているものだが、H&Mでは、2025年までにすべて切り替えるため、代替となる解決策を探っている。

H&Mジャパンでは2018年に店頭でのショッピングバッグを紙製化するとともに、ショッピングバッグの全体的な消費量を削減するために有料化を開始し、顧客の協力により、2020年度にはショッピングバッグの消費量を59%削減した。
同社では、今回の取り組みを筆頭に、今後も継続して循環型ファッションを目指して取り組みを進めていくとしている。

 

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