【2026年2月3】東光は、菓子店向け包材として展開する『紙カップ(クラフト)』3商品について、原紙をフッ素系耐水耐油紙から、PFASを含まないノンフッ素耐油紙「ブラウンエコバリー(F)」へ、2月から順次切り替える。

対象となるのは、『84角 紙カップ(クラフト)』『68角 紙カップWT(クラフト)』『63角 紙カップWT(クラフト)』の3商品である。切替時期は商品ごとに異なるとしている。
PFAS(有機フッ素化合物)は、撥水性・撥油性や耐熱性の高さから、フライパンなど幅広い製品に使用されてきた一方、自然界で分解されにくく、環境や健康への影響が懸念されている。近年は各国で規制の動きも進んでいる。
こうした背景を受け、東光は『紙カップ(クラフト)』の原紙を、ノンフッ素耐油紙である「ブラウンエコバリー(F)」へ変更する。同原紙は、漂白工程で使用する化学薬品を最小限に抑えた未晒しクラフトパルプを使用しており、環境負荷の低減を図っている。
原紙変更に伴い、商品名・商品番号・単重も変更となる。紙色は従来品よりやや明るくなるものの、クラフト紙特有のナチュラルな風合いは維持されるという。
新仕様では、68角および63角は耐熱仕様のため焼成にも対応し、焼き菓子をそのままギフト用途に使用できる。84角は非耐熱ながら直置き可能なトレー形状で、焼き菓子や生菓子など幅広い用途を想定している。
東光は今後も、環境配慮型素材を用いた菓子用包材の拡充を進めるとしている。
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【2026年1月27日】NEXERは1月22日、熊本のオリジナル紙袋専門店「くま袋」と共同で実施した「買い物時の紙袋・ショッパーに対する意識」に関する調査結果を発表した。
全国の男女500人を対象に行った同調査では、紙袋やショッパーを「再利用している」と回答した人が39.6%に達し、約4割が何らかの形で再利用している実態が明らかになった。

調査では、買い物後の紙袋の扱いについて、「再利用している(別の買い物や贈り物など)」が最多となり、「すぐに捨てている」(17.4%)、「しばらく保管してから捨てている」(15.6%)が続いた。
「気に入ったものは取っておく」と回答した人も12.4%おり、収納用やコレクションとして保管するケースも一定数存在することが分かった。背景には、紙袋の有料化や環境意識の高まりにより、「もったいない」「再利用したい」と考える消費者心理があるとみられる。

また、紙袋やショッパーのデザインがお店の印象に与える影響については、「とても良くなる」(16.4%)、「少し良くなる」(35.4%)を合わせた51.8%が「印象が良くなる」と回答した。
半数を超える消費者が、紙袋のデザインを店舗評価の要素として捉えており、「細部までこだわっていると感じる」「持ち歩くと気分が上がる」「センスの良い店だと思う」といった声が多く寄せられた。

さらに、「この紙袋は捨てられない」と感じた経験については33.8%が「ある」と回答。約3人に1人が、強い印象を受けた紙袋を保管していることが分かった。
その理由としては、「デザインや色合いが好みだった」(59.2%)が最も多く、「高級感があった」(47.3%)、「ブランドロゴがおしゃれだった」(42.0%)、「丈夫で使いやすそうだった」(39.6%)が続いた。視覚的な魅力に加え、実用性の高さも「捨てられない」要因となっている。
同調査結果から、紙袋やショッパーは単なる包装資材にとどまらず、ブランドイメージや店舗の印象形成に大きな影響を与える重要な接点であることが浮き彫りとなった。
購入体験の最後を締めくくる存在として、デザイン性や品質に配慮した紙袋の活用が、今後のブランディングや販促施策において、より一層重要性を増すとみられる。
【2026年1月22日】ノベルティやオリジナルグッズのOEMを手がける大同至高は、ピロー型のクリアケース「ピロコレケース」を新商品として発表した。缶バッジやアクリルスタンド、トレーディングカード、レプリカチケットなどのグッズを収納し、持ち運べる仕様で、推し活関連の需要を見込む。

同製品は、納品時にはシート状で提供され、保管や配布がしやすい構造とした。使用時にはマチを立ち上げて立体的なピロー型にするほか、フラットな状態でも利用できる。素材には透明度の高いPPを採用し、収納したグッズを視認しやすい点が特徴だ。
印刷は全面フルカラーに対応し、キャラクターやロゴを配置したオリジナルデザインでの制作が可能となっている。OEMやODMによるノベルティや物販用途を想定しており、最小ロットは1,000個から受注する。

サイズは180ミリ×143ミリで、レプリカチケットが収まる寸法とした。キーホルダー用の穴を設け、ボールチェーンを通すことでバッグなどに取り付けられる。ボールチェーンの同梱はオプション対応とする。
大同至高は、クリアファイルやうちわなどの定番商品に加え、独自性のある推し活向けグッズを展開してきた。これまでの関連グッズ受注は1,700件を超え、売上金額は累計12億円以上としている。新商品の投入により、推し活市場向けの商品ラインアップを拡充する考えだ。
【2026年1月20日】TOPPANとJAREC(全日本科学技術協会)は2月から、回収されたごみを地域内で再資源化し、再生材として利用する地産地消型資源循環の実装に向けた実証実験を福岡市で開始する。
家庭から排出されるプラスチックごみを原料の25%に配合した「再生プラスチック配合ごみ袋」を製造し、実使用環境での検証を行う。政令指定都市での同様の実用化検証は初となる。

同実証実験では、分別回収された家庭系プラスチックごみを原料として再生材を製造し、同地域で使用するごみ袋に再利用する。一連の工程を地域内で完結させることで、輸送負荷の低減と資源循環の効率化を図る。
福岡市は、2027年2月1日からプラスチック分別収集の開始を予定しており、これに先立ち試験運用地区を設定している。JARECとTOPPANは、対象地区の住民に再生プラスチック配合ごみ袋を提供し、強度や使用感に関するアンケート調査を実施する。
家庭系プラスチックごみは安定した回収量が見込める一方、汚れや異物の混入により加工適性が低下しやすく、これまで用途は限定的であった。両者は、原料配合や製膜条件、品質管理手法を最適化することで、日常使用に耐えるごみ袋の開発を進め、今回の実証に至った。
なお、同実証実験は福岡市が推進する官民連携事業「mirai@(ミライアット)」の一環として実施される。JARECとTOPPANは、実証結果を踏まえ、福岡市にとどまらず全国の自治体への展開も視野に入れ、地産地消型資源循環モデルの確立を目指すとしている。
【2026年1月16日】TBMの「LIMEX Sheet」が、塗工技術を改良した新スペック製品が、コニカミノルタのUVインクジェットデジタル印刷機「AccurioJet 30000」「AccurioJet KM-1」「AccurioJet KM-1e」の印刷検証を通過した。

「LIMEX Sheet」は、石灰石を主原料とする紙やプラスティックの代替素材で、石油由来物質や水をほとんど使用せず、世界中のどこでも採取できるものを主原料にしちることから、環境負荷の低減などを期待されている。
世界のデジタル印刷市場は、短納期かつ高品質な印刷需要の拡大を背景に成長が続いている。市場規模は2025年の343億米ドルから2030年には485億米ドルに拡大し、年平均成長率は約7.2%と見込まれている。
LIMEX Sheetは、石油由来の合成紙やラミネートフリーシートと比べ、石油由来プラスチックの使用量や製品ライフサイクル全体での温室効果ガス排出量の削減が見込まれる。
宮城県多賀城市の自社工場では、再生可能エネルギー由来でCO₂排出係数ゼロとされる電力を使用して製造している。
今回の検証では、AccurioJetシリーズによる高画質かつ広色域のUVインクジェット印刷において、LIMEX Sheetの耐水性や耐久性を生かした安定した出力が確認された。
園芸ラベルや電飾用シートのほか、メニュー表やPOPといった用途での活用が想定されている。TBMは、同シリーズを導入する印刷会社などへの提案を強化し、用途拡大を図る。
対応機種は「AccurioJet 30000」「AccurioJet KM-1」「AccurioJet KM-1e」。対応シートは、200マイクロメートル半透明ハード、300マイクロメートル白色ソフト、400マイクロメートル白色セミハードで、順次対応スペックを拡充する。
これによりコニカミノルタは、園芸ラベルや電飾用コルトンなどを中心に、国内外のデジタル印刷市場向けに同製品の販売を強化する。
LIMEX Sheet
https://tb-m.com/products/products-sheet/
【2026年1月16日】ネット印刷のグラフィックは、メール便規格に対応したポスト投函用パッケージ「メール便ケース」の提供を開始した。
厚さ2センチ、3センチのメール便規格に対応し、オリジナルデザインでの印刷が可能。

同製品は、A4用紙が収まるA4サイズ用(厚さ2センチ、3センチ)と、クリアファイルを収納できるクリアファイル用(厚さ2センチ)の計3サイズを用意した。
いずれも両面印刷に対応しており、ブランドイメージに合わせたデザイン展開が可能となっている。

ケースには開封用ジッパーを備え、内容物を傷つけにくく、スムーズに取り出せる構造とした。書類や冊子のほか、衣類、健康食品、化粧品など、幅広い内容物の梱包を想定している。
価格面では、既製サイズを採用することで、印刷後の加工に必要な木型作成費を不要とした。テンプレートに沿ってデザインすることで、比較的少ない初期費用でオリジナルパッケージを作成できる。
参考価格は、片面コートカードL判395キログラム、片面カラー、7日納期、1,000個注文の場合で7万2942円(1個当たり72.9円)としている。

同社は、既製サイズに加え、寸法を指定できるオリジナルサイズや、形状から設計する自由設計にも対応する。展開図データの作成支援も行い、パッケージ制作のハードルを下げる狙いだ。
メール便ケース商品ページ
https://www.graphic.jp/lineup/package/set_mailbox_delivery
パッケージ印刷一覧
https://www.graphic.jp/lineup/package
グラフィック
https://www.graphic.jp/
【2026年1月12日】グンゼ包装システムは、同社が販売する製品について、2月1日出荷分から価格改定を実施する。
対象は収縮ラベルなど製品全般で、改定幅は5%。

今回の価格改定は、原材料価格の上昇に加え、フィルムメーカー各社で労務費や設備維持費の高騰を背景とした値上げが続いていることを受けたものだ。同社では、安定供給と品質維持を最優先に、これまでコスト削減に取り組んできたが、設備投資や老朽化対策に伴う負担も増加しており、自社努力のみでの吸収が困難な状況となっている。
今後も製品の品質を維持し、継続的な供給責任を果たすため、価格の適正化が必要と判断した。
グンゼ包装システムは、プラスチック製品の加工・販売を手がけるグンゼの100%出資子会社で、1973年に富士グラビアとして設立された。現在は国内4拠点、海外では中国に1拠点を展開している。
グンゼ包装システム
https://www.gunze.co.jp/housou/
【2026年1月9日】竹本容器は1月、鹿児島県薩摩川内市の祁答院工場で、事業用コンポストを用いた生分解テストを実施した。
フィンランドのSulapac社が開発した生分解性樹脂を使用した容器について、実環境での分解挙動を検証し、環境配慮型容器の実用化に向けた検討を進めた。

テストは、循環型社会の実現を掲げ事業を展開するアンカーの協力のもと実施した。事業用コンポスト環境で、Sulapac社製の生分解性樹脂「Universal Flex35」を用いた外容器およびCAPを投入し、分解の進行状況を確認した。
その結果、外容器とCAPはいずれも約3か月で土と同化し、生分解が確認された。事業用コンポスト環境において、実用上の分解性能を有することを示した形である。

竹本容器は今回の結果を踏まえ、繰り返し使用可能な容器と生分解性材料を組み合わせた新たな容器開発を進める。資源循環型パッケージングカンパニーとして、環境負荷低減に寄与する製品の拡充を図り、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
【2026年1月9日】アースダンボールは1月から、正方形の薄型ダンボール箱の販売を公式通販サイトで開始した。
フラワーアレンジメントやリース、皿などの梱包用途を想定し、立てても寝かせても使用できる発送箱として展開する。

今回投入したのは、宅配100サイズに対応する正方形タイプのダンボール箱で、内寸は420×100×420㎜、3辺合計は98cmである。
縦長形状を採用し、花材や円形リースなど高さのある品物を収めやすい設計とした。材質はK5、厚みはA/F(5㎜厚)で、色は両面茶色とした。
クロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックの各配送規格に対応するほか、らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便でも利用できる。通販商品の発送箱としてだけでなく、ハンドメイド作品の梱包や、オフィス、物流倉庫での使用も想定している。
同社はこのほか、520㎜角、620㎜角のサイズも同時に投入し、商品サイズに応じた箱選択を可能にした。詳細は同社公式通販サイトで公開している。
アースダンボール
https://www.bestcarton.com/
【2026年1月8日】ヤマキは、今後発売する粉末煮干製品「にぼしっ子50g」と「瀬戸内産にぼしだし120g」のパッケージをリニューアルする。
植物由来原料を一部に使用したバイオマスインキを採用し、環境負荷の低減を図る。

対象となるのは、発売45周年を迎える「にぼしっ子50g」と、瀬戸内産煮干を使用した「瀬戸内産にぼしだし120g」である。「にぼしっ子50g」は2月中旬、「瀬戸内産にぼしだし120g」は6月中旬から、順次新パッケージへ切り替える。
今回のリニューアルでは、パッケージ印刷インキの一部に植物由来原料を用いたバイオマスインキを採用。石油資源への依存を抑え、環境負荷低減につなげる狙いがある。ヤマキは、環境配慮型パッケージへの移行を段階的に進めており、今回の刷新はその取り組みの一環と位置付ける。
あわせて、使用目安となる小さじ1杯当たりのたんぱく質とカルシウムの含有量をアイコンで表示し、栄養情報の視認性も高めた。日常の食事で栄養価を把握しやすくすることで、健康意識の高まりに対応する。
「にぼしっ子50g」は、既に刷新した「かつお粉」「けずり粉」とデザインや形態を統一し、容器を平袋型に変更した。シリーズ全体での統一感を持たせるとともに、売り場での分かりやすさ向上を図っている。
ヤマキは長期経営ビジョンに基づき、「体の健康」と「地球の健康」を柱とした取り組みを進めている。植物由来原料を用いたバイオマスインキの採用を通じ、食品パッケージ分野における環境配慮を今後も推進するとしている。
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