【2026年5月19日】TOPPANは5月から、電子線(EB)を活用したEBオフセット印刷による軟包装パッケージの量産を日本で初めて開始した。国内主流のグラビア印刷と比較して印刷工程でのCO2排出量を約16%削減できるとしており2028年度までに関連受注を含め約30億円の売り上げを目指す。

EBオフセット印刷はEBを照射しインキを瞬時に硬化させるため高温の乾燥機が不要で省エネルギー化を実現。有機溶剤をほとんど含まないためVOC(揮発性有機化合物)ガスの排出も大幅に削減する。また高精細な網点を高密度で配置できるため滑らかなグラデーションの再現が可能で特色を使用せずに美しい印刷表現が行える。
表刷りへの対応もEB照射技術により実現。一般的な軟包装パッケージで行われる裏刷りと異なりインキを保護するフィルムの層数を削減でき、プラスチック使用量やCO2排出量の削減に貢献する。熱収縮しやすいポリプロピレンやポリエチレンへの印刷適性も高くパッケージのモノマテリアル化にも対応する。
同製品は5月20日から22日まで幕張メッセで開催される「第28回インターフェックス ジャパン」のTOPPANブースにも展示される。
TOPPAN
https://www.toppan.com/ja/
【2026年5月18日】HPが提唱する「印刷ネットワーク革命」の中核を担うHP SiteFlowは、世界40カ国以上・1,000拠点超の印刷ネットワーク連携と生産工程自動化を両軸とするクラウド型生産管理プラットフォームだ。
印刷ジョブを最適な拠点で出力・出荷する「適地生産」により、物流コスト削減・納期短縮・品質均一化をグローバル規模で実現する。

受注からプリプレス・印刷・後加工・出荷まで全工程を一元管理・可視化・標準化し、属人性を排した自動稼働を可能にしている。
また、HP Indigoなど各種印刷設備と高度に連携し、小ロット・多品種・可変データ印刷にも対応する。
さらに、AIを活用したリアルタイムの生産スケジュール最適化も計画されており、印刷企業のビジネスモデルを「受注待ち型」から「需要創出型」へ転換する持続可能な成長基盤として期待されている。
「SiteFlow」についての詳細は以下から
https://jp.ext.hp.com/printers/digital-presses/indigo/contents/indigo_202603_printnetwork_revolution/
【2026年5月12日】日本パッケージデザイン協会(JPDA)は6月3日(水)、海外パッケージトレンドをテーマにしたオンラインセミナー「拡張するWellness~米国パッケージに漂う『健康』の境界線~」をZoomウェビナーで開催する。

講師は米国イリノイ州在住のデザイナー・リサーチャーの菅木綿子氏。
今回は現地のトピック事例や実物サンプルを交えながら、プラントベース・ミニマリズム・ソバーキュリアスの3テーマで米国パッケージの最新動向を紹介する。定番ポジションを確立したものから今まさに広がっているもの、今後注目されそうな兆しまでを整理し、商品や表現が売り場で支持される背景をひも解いていく。セミナー終了後の17:00からはアフターセッション(30分)も予定している。
菅氏はパッケージ専門メディア「パケトラ」への寄稿や共著書「新版 パッケージデザインを学ぶ 基礎知識から実践まで」の執筆でも知られる。
参加費はJPDA会員・一般1,000円(税込み)、学生無料で、申し込み締め切りは6月2日。
セミナー詳細・申し込み
https://activity.jpda.or.jp/seminar_event/5767.html
日本パッケージデザイン協会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000087516.html
【2026年5月12日】TOPPANは5月8日から、企業・団体・自治体向けに販売している紙製飲料容器「カートカン」で、デジタル印刷によるオリジナルデザイン仕様の提供を開始した。

カートカンは1996年より提供している環境配慮型の紙製飲料容器で、TOPPANの透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」を使用した長期保存と風味維持が可能な製品。
原料に間伐材を含む国産材を30%以上利用しており、PETボトルと比べて容器として使われるプラスチック使用量比率を約30%に抑えられる。
従来のグラビア印刷では一定以上の生産ロットが必要で、ノベルティや限定配布用途への導入にハードルがあったが、版不使用のデジタル印刷を採用することで小ロットでのオリジナルデザイン展開を実現した。
企業ロゴやブランドメッセージ、キャンペーンビジュアルなどを反映したパッケージを柔軟に提供できるほか、高い見当精度により繊細なデザイン表現も可能となっている。
内容物は天然水(長野県茅野市ちの採水)、容量195g、最小発注数5,000本から、参考価格は100円(税抜き)/本からとなっている。TOPPANは2030年度に2,000万本以上の提供を目指す。
TOPPAN カートカン
https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/sustainability
【2026年5月11日】広島市のフォトブック事業者・アスカネットは、プロ野球球団阪神タイガースの女性ファン向けイベント「TORACO DAY 2026」に合わせ、推し活グッズ「TORACO飾れる収納ボックス」のOEM製造・提供を開始した。
阪神タイガース公式オンラインショップ「T-SHOP」で5月1日から6月30日まで期間限定で受注販売される。価格は9,900円(税込み)。

商品はA5サイズのコンパクトな収納ボックスで、TORACO DAY 2026限定のカラフルでポップなペイントデザインを採用。全22選手分のラインナップから推し選手を選べる仕様で、外側から内側まで統一された選手デザインが「しまう」と「魅せる」の両立を実現している。近年スポーツファンの間で推し活グッズを「保管する」だけでなく「飾って楽しむ」ニーズが高まる中、収納とディスプレイを兼ね備えた新提案として開発された。

アスカネットは今後もスポーツ・エンターテインメント領域でのファン体験価値向上を目的に、OEM製造を通じた商品開発を推進していく方針。
T-SHOP(阪神タイガース公式オンラインショップ)
https://shop.hanshintigers.jp/
アスカネット
https://www.asukanet.co.jp
【2026年5月10日】シール・銘板印刷を手がけるイワタシールは、印刷ミスや記載間違いなどの緊急案件に対応する特設サイト「シールの119番」を公開し、全国向けサービスを開始した。

同サービスは、「名前を間違えた」「価格表記が違う」など、刷り直しが急務となるケースに対応するもの。入稿データを受け取った後、職人が即時に内容を確認し、デジタル高速加工を経て最短当日中に発送する体制を整えた。全国対応としているが、一部エリアは対象外となる。
公開した特設サイトでは、緊急時の利用を想定し、見積もりや発注まで短時間で進められる導線を重視した構成を採用。50年にわたる銘板印刷のノウハウを生かし、色合わせや変形カットなどにも対応する。
近年は小ロット印刷や短納期対応への需要が高まる一方、イベントや販促物、製品ラベルなどで印字ミスが発生した際の迅速なリカバリー需要も拡大している。同社では「シールの119番」として、急な差し替え案件や再制作需要の受け皿を目指す。
【2026年5月5日】大阪シーリング印刷は、6月11日から14日まで有明GYM-EXで開催される「文具女子博トーキョー2026」に、自社ブランド「Item OSP」として出店する。ブース番号はD-40。

再燃するシール交換ブームを背景に、クリアロールシールやラベラーシール、粘着力が弱くなったシールでもはがれにくい「シール台紙(超重剥離紙)」など計55品以上を出品予定。またイラストレーターのmizutamaさんとのコラボレーション商品も複数準備しており、詳細は5月下旬に発表される。
来場特典として、商品1点以上の購入とInstagramフォローを条件に、食品用ラベルシェア率34%を誇るOSPらしいデザインのオリジナルおにぎりステッカー(非売品)をプレゼント。紅鮭・昆布・明太子・紀州梅・ツナマヨ・塩にぎり・東京限定の味(当日発表)の7種類からランダムで3種類セットが配布される。なくなり次第終了となる。
名称:文具女子博トーキョー2026 日時:6月11日〜14日 9:30〜16:30(日程により終了時間が異なる) 会場:有明GYM-EX(東京都江東区有明1丁目10-1) 入場料:平日990円・週末1,190円(いずれも税込)
文具女子博トーキョー2026
https://bungujoshi.com/event/tokyo2026/
大阪シーリング印刷
https://www.osp.co.jp/index.html
【2026年5月4日】愛知県名古屋市の銘板印刷会社・イワタシールは、小ロットシール印刷の新サービス「特急プラン」の価格体系を公開した。

特急プランは500枚〜1,000枚の小ロットに特化したサービスで、1ロット(1,000枚)19,800円(税込)+送料で提供。80mm角までのサイズに対応し、最短即日発送を実現する。
通常のシール印刷では数万円の抜型(金型)費用と数日間の納期が発生するが、同社はPCデータから直接カットする最新デジタルカッターを導入することで型代を0円に抑えた。創業50年で培った職人の技術と最新設備を組み合わせることで、「1,000枚だけ、今日中に作りたい」という現場の切実なニーズに応える体制を構築した。
イワタシール https://iwataseal.com/
【2026年4月26日】シール・ラベル製品を製造する大阪シーリング印刷は、ユニークアイデア文具ブランド「Item OSP」の新商品「シール台紙(超重剥離紙)」を4月20日よりAmazonで販売開始した。

平成カルチャーの再燃でシール交換・収集が幅広い世代でブームとなる一方、貼る・はがすを繰り返すことで粘着力が弱くなりシール帳からはがれてしまうという悩みが顕在化していた。本商品はシールの原紙であるタック紙の構成材料「剥離紙」に着目し、剥離力が高く設計された超重剥離紙を採用。粘着力が弱くなったシールを貼っても端が反りにくく、立体的なシールもはがれにくいため、大切なシールをきれいな状態で保管できる。
開発にはグループ企業のOSPレーベルストックが連携し、約400種類のタック紙の中から最もシールがはがれにくい剥離紙を選定した。自分好みにアレンジできるよう穴あけや好きな形へのカットも可能。商品はA4(660円・税込)とA6(550円・税込)の2サイズ各30枚入りで展開する。
創業1927年の大阪シーリング印刷は、シール・ラベルの原紙製造から企画・デザイン、印刷・加工、販売までを一貫して手がける垂直統合型企業グループの中核企業。
【2026年4月25日】大日本印刷(DNP)は、リサイクル工程での選別性と再資源化適性を高めたモノマテリアル設計の「DNP医療用滅菌包材 モノマテリアルタイプ」のサンプル提供を開始した。材料の90wt%以上をポリエチレン系材料で構成しており、資源循環型社会の実現に取り組む医療機器メーカーを支援する。

欧州ではの包装・包装廃棄物規則が2025年2月に発効されるなど、包材の資源循環・リサイクル性の要件が強化されており、医療機器メーカーでもモノマテリアル構成など環境負荷低減に向けた検討が始まっている。DNPは同社のコンバーティング(材料加工)技術により、耐熱性に課題があり加工が難しいモノマテリアル構成での製袋加工を実現。従来の医療用滅菌包材と同等のシール強度と開封性(ピールオープン)を両立した。EOG滅菌やγ線、過酸化水素ガスなど各種滅菌方式にも対応している。

DNPは医療機器メーカーや滅菌包材を加工する企業に本製品を提供し、2030年度までに累計4億円の売上を目指す。また4月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「Medtec Japan」のDNPブース(東7ホール・ブースNo.1014)でも本製品を出展する。
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