【2026年3月19日】アースダンボールはこのほど、フィンセント・ファン・ゴッホの作品をモチーフにした「絵画ダンボール」7種を商品化した。

同製品は、ダンボール箱をキャンバスに見立て、同社のフルカラー印刷技術で絵画を再現したもの。代表作であるひまわりやローヌ川の星月夜、花咲くアーモンドの木の枝などをラインアップし、梱包用途に加えてギフトボックスやインテリア用途での活用を見込む。
商品は宅配60サイズの規格で展開し、白色の段ボール素材にフルカラー印刷を施すことで視認性と意匠性を両立した。価格は税込178円からとしている。
同社は、従来の梱包資材としての機能に加え、受け取る側の体験価値を高めるパッケージの提案を強化しており、EC市場の拡大を背景に付加価値型段ボールの展開を進めている。今後も印刷技術を活用した差別化製品の開発を継続する。
アースダンボール
https://www.bestcarton.com/
【2026年3月19日】ペーパルは、路珈珈と共同で、コーヒー抽出後のかすを再利用した新素材「コーヒー薄炭クラフト」を開発し、同素材を採用したギフトボックスの販売を開始した。未利用資源を自社パッケージに再生するクローズドリサイクルを実現した。

同素材は、コーヒーかすを高温で炭化したバイオ炭を段ボール古紙に配合した再生紙。従来、コーヒーかすの再利用では紙フィルターなどの混入が障壁となっていたが、炭化工程によりこれらを処理できるため、分別の課題を解消した。

開発のベースとなったのは、同社が2025年に開発した再生紙「薄炭クラフト」である。古紙とバイオ炭を組み合わせ、奈良時代から続く再生紙文化を現代的に再現した素材で、今回その技術をコーヒーかすに応用した。
完成した「コーヒー薄炭クラフト」は、コーヒー由来の灰色とクラフト紙の中間的な色調を持ち、炭の微粒子による質感や消臭機能を備える。FSC認証を取得し、古紙100%配合とした。
同素材はロクメイコーヒーのギフトボックスに採用され、これまで活用が難しかったコーヒーかすが商品パッケージとして再生された。コーヒーの副産物を自社製品に循環させることで、ブランド価値の向上にもつなげている。

同技術は、もみ殻や茶殻、果皮、麦芽かすなど他の副産物にも応用可能で、食品や農業分野を含む幅広い業種での展開を見込む。両社は今後、未利用資源の活用を軸とした素材開発を進め、循環型のものづくりの拡大を図る方針である。
ペーパル
https://www.pepal.co.jp/
路珈珈(ロクメイコーヒー)
https://rokumei.coffee
【2026年3月18日】Tooは、商品パッケージにおける表示ミスの課題をテーマとした「第1回商品パッケージ校正DXセミナー」を4月16日(木)に開催する。食品や化粧品、医薬品など幅広い分野に共通する表示ミスの構造を整理し、再発防止に向けたデジタル活用の考え方を提示する。

同セミナーは全4回構成で実施し、業界横断で繰り返される表示ミスの要因を分析するとともに、属人的な対応からデジタルを活用した仕組みへの転換をテーマとする。第1回では、表示ミスが発生し続ける背景にある構造を掘り下げ、原因の理解を深める内容とする。
パッケージ表示ミスは、確認工程の増加やチェック体制の強化を行っても完全には防げず、業界を問わず発生している。一方で、校正業務の負担増加は属人化やヒューマンエラーのリスクを高める要因ともなっている。
同社は、こうした課題に対し、原因の構造的理解と仕組み化による再発防止の重要性を提示し、企業ごとの運用に適した対応策の検討を促すとしている。
講師は、同社DX推進部ゼネラルマネージャーの前澤良樹氏が務める。デジタル校正ソリューションに長年携わってきた経験をもとに解説する。
日時:4月16日(木)午後1時から午後2時まで(ライブ配信)
参加費:無料(事前登録制)
詳細・申し込みは以下から
https://www.too.com/event/2026/dx_proof2604/
【2026年3月18日】クロス・マーケティンググループのグループ会社であるエクスクリエは、スーパーマーケット利用者を対象とした店頭施策の購買影響調査を実施した。調査の結果、購入するカテゴリーは決めているものの、具体的な商品は店頭で決める消費者が約半数を占めることが分かった。

同調査は、週1回以上スーパーマーケットを利用する全国の15歳から69歳の男女1,756人を対象に、2月24日から26日までウェブアンケートで実施した。
購入行動については、「買うカテゴリーは決めているが、具体的な商品は店頭で決める」とする回答が最も多く約半数を占めた。「買う商品やブランドをある程度決めてから行く」は約3割、「あまり計画を立てず店頭で決める」は約2割となった。

店頭施策の影響では、「商品棚の目立つ位置にある商品」を購入したことがあると回答した人は64.4%に達し、他の施策と比べて最も高い結果となった。商品認知から興味喚起、購入に至る各段階においても影響力が大きく、特に予定外の購入につながる傾向がみられた。
年代別では、「デジタルサイネージ」や「キャラクターコラボ」、「キャンペーン」といった施策による購買は若年層ほど高い傾向が確認された。

また、購買計画の度合い別にみると、事前に商品やカテゴリーをある程度決めている層ほど店頭施策の影響を受けやすい結果となった。一方で、「商品は店頭で決める」層は、いずれの施策においても予定外購入の割合が高い。

非計画購買、いわゆる「ついで買い」をする人は65.3%にのぼり、特に「カテゴリーは決めているが商品は店頭で決める」層でその傾向が強く表れた。

同調査は、店頭での陳列や販促施策が購買行動に与える影響の大きさを示す結果となった。
【2026年3月18日】感性AIは、マーケティングソリューション「感性AIアナリティクス」で、パッケージデザインやキャッチコピー制作を支援する新機能「着眼点ナビ」「AI改善生成」を実装した。
生成AIと感性評価AIを組み合わせ、評価軸の設計からクリエイティブ評価、改善案生成までを一体化したワークフローを提供する。

同サービスは、パッケージデザインや商品名などが消費者に与える印象を定量的に評価するWebサービス。大量のアンケートデータを学習したAIにより、従来は勘や経験に依存していた印象評価を数値化できる点が特徴で、新商品開発などで活用されている。
今回の機能強化では、評価設計と改善プロセスの自動化を図った。「着眼点ナビ」は、製品カテゴリやターゲット属性、ブランドコンセプトを入力することで、プロジェクトに適した評価軸をAIが自動抽出する。従来は43種類の感性尺度から手動で選択していた作業を効率化し、分析設計の精度向上につなげる。

一方、「AI改善生成」は、評価データと目標値の差分を分析し、具体的な改善案をテキストやビジュアルとして生成する機能である。消費者の定量データを根拠に、「信頼感を高めるためにコーポレートカラーの使用比率を高める」といった形で、論理的かつ一貫性のある改善提案を行う点が特徴である。
同社の検証では、「初期案作成」「評価」「改善案生成」「再評価」といった一連のプロセスを高速化し、従来2〜4週間を要していた制作サイクルを約2営業日に短縮、作業時間を約80%削減したという。
同機能は、商品企画やブランド開発、広告制作、デザイン改善など幅広い用途での活用を想定している。今後は、消費者の声とブランド価値をデータで接続する仕組みとして、クリエイティブ制作領域における活用拡大を図る方針である。
マーケティングソリューション「感性AIアナリティクス」
https://www.kansei-ai.com/marketingsolution-analytics
【2026年3月13日】サトーとシノプスが共同で提供する「AI値引きソリューション」が、広島県を中心にスーパーマーケットを展開する藤三の全26店舗に導入された。AIが惣菜の値引き額を判断し、値引きシールの発行までを一体化することで、値引き業務の標準化を図る。

同ソリューションは、惣菜売り場の商品をスキャンするとAIが最適な値引き額を算出し、その結果に基づいた値引きシールを発行できる仕組み。販売実績や価格、在庫、客数予測、天候などのデータを基に、適切なタイミングと値引率を算出する。
藤三ではこれまで、来店状況や時間帯、天候、商品の売れ行きなどを踏まえて値引きを判断しており、店長や副店長など経験者の判断に依存する傾向があった。今回の導入により、経験の浅い担当者でも同じ基準で値引き対応が可能となり、業務の属人化解消につなげる。
全店導入に先立ち3店舗で実証実験を行ったところ、惣菜商品の売れ残りによる廃棄率の改善が確認された。これを受け、藤三では全26店舗への導入を決めた。
また、値引き作業を学生アルバイトが担当できるようになり、店長や副店長は店舗マネジメントなどの業務に時間を割けるようになったという。夕方のピーク時でも欠品を防ぎやすくなるなど、売り場運営の改善にもつながっている。

同ソリューションは、サトーのIoTラベルプリンタ「FLEQV FX3-LX」と、シノプスの需要予測サービス「sinops-CLOUD AI値引」を連携させたもの。売り場担当者は対象商品のバーコードを読み取るだけで、AIが提示した値引き率のラベルを発行できる。今後、藤三では水産部門や生鮮部門など他部門への展開も検討している。
【2026年3月12日】NEXERは、商品のラベルやシールのデザインが購買行動に与える影響についての調査結果を公表した。ARCと共同で全国の男女500人を対象にアンケートを実施したところ、ラベルやシールのデザインが購入の決め手になった経験がある人は16.4%だった。調査は今年2月18日から3月2日にかけてインターネットで実施した。

スーパーや店舗で商品を選ぶ際、ラベルやシールのデザインが購入の決め手になったことがあるかを尋ねたところ、「ある」と回答した人は16.4%、「ない」は83.6%だった。

デザインが購入の決め手になったと回答した人に理由を聞いたところ、「色使いが好み・目を引く」が65.9%で最多だった。次いで「『限定』『新商品』などの訴求が分かりやすい」が42.7%、「ロゴやイラストがかわいい・おしゃれ」が36.6%だった。

一方、ラベルやシールのデザインが「安っぽい」「信頼できない」と感じて購入をやめた経験がある人は12.0%だった。購入をやめた理由としては、「デザインがチープに見えた」が55.0%で最も多く、「誇大表現のように感じた」が46.7%と続いた。

また、商品のラベルやシールが購入判断に影響するかについては、「とても影響する」が3.8%、「やや影響する」が20.8%で、合わせて24.6%が影響すると回答した。一方、「あまり影響しない」は40.2%、「まったく影響しない」は35.2%だった。

調査では、商品の中身や価格を重視する回答も多い一方で、ラベルの色使いやデザインが商品の品質や価値の印象につながるとの意見も見られたとしている。
【2026年3月6日】ポーラ化成工業は、異なるプラスチック材質を分離できる化粧品容器技術を開発した。三菱ケミカルが製造する水溶性材料「ニチゴーGポリマー」を中間層に用いることで、使用済み容器を水に浸して攪拌するだけで材質ごとに分離できる。積層構造容器のマテリアルリサイクルを可能にする技術である。

化粧品容器は、紫外線や酸素から内容物を保護する機能や使用性、デザイン性を両立させるため、複数のプラスチックを積層した構造が一般的である。一方で、異材質を強固に接着しているため分離が困難で、高品質なマテリアルリサイクルの障壁となっていた。
今回の技術は、水に溶けるビニルアルコール系樹脂を中間層に採用することで、粉砕後に水中で洗浄処理を行うと層が分離する仕組みである。これにより、簡便かつ低コストで材質ごとの回収が可能となり、高品質な再生材の活用につなげる。

中核素材であるニチゴーGポリマーは、水溶性に加え、気体や油分を遮断するバリア性を持つほか、生分解性も有する。内容物の品質保持と環境配慮を両立する材料として位置付ける。同素材を化粧品容器に応用するのは国内初の取り組みとしている。
同技術はまずチューブ容器で実用化を見込むが、他の積層構造容器への展開も視野に入れる。分離を前提とした設計思想により、プラスチックリサイクルの高度化を図る。
リサイクルは一般に、焼却時の熱を利用するサーマルリサイクル、化学的に分解して原料に戻すケミカルリサイクル、物理的に再資源化するマテリアルリサイクルの3種に分類される。マテリアルリサイクルは比較的低コスト・低エネルギーで資源循環が可能とされるが、異材質の混在は品質低下の要因となる。今回の技術はこの課題解決を目指すものである。

ポーラ化成工業と三菱ケミカルは、資源循環に資する素材・技術の提供を通じて、持続可能な社会の実現に取り組む。

【2026年3月6日】明星食品は、袋めんおよびカップめん「チャルメラ」シリーズで、ちいかわをデザインした数量限定パッケージを3月中旬から順次出荷する。

対象は、袋めん「明星 チャルメラ しょうゆラーメン 5食パック」「同 宮崎辛麺 5食パック」「同 バリカタ麺豚骨 5食パック」と、カップめん「明星 チャルメラカップ しょうゆ」「同 宮崎辛麺」「同 バリカタ麺豚骨」の計6品。全国で数量限定発売する。
同企画は、チャルメラ発売60周年を記念したもの。「ちいかわ」はイラストレーター・ナガノ氏がXに投稿する漫画作品で、2021年に「明星 チャルメラ もやしが超絶うまいまぜそば ニンニクしょうゆ味」で初めてコラボレーションを実施した。今回は大きな反響があったデザインパッケージの第4弾となる。
パッケージは、「しょうゆラーメン」「宮崎辛麺」「バリカタ麺豚骨」それぞれについて、5食パックは1パターン、個食は5パターン、タテ型カップは1パターンを用意。個食デザインは5食パック内にランダムで封入する。にっこり笑ったちいかわやハチワレ、クラッカーを鳴らすうさぎのほか、モモンガや古本屋も描かれている。
また、「ちいかわ」デザイン展開に合わせ、「明星 チャルメラ しょうゆラーメン 5食パック」「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」は品質はそのままに、ブランド名を「チャリメラ」として発売する。「チャリメラ」は、作中でハチワレが「チャルメラ」を言い間違えたエピソードに由来する。

なお、「ちいかわ」は日本キャラクター大賞2022・2024・2025でグランプリを受賞。2026年夏には『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公開も予定されている。
【2026年3月6日】食品包装資材と機械・サービスに特化した専門展示会「食品包装資材&機械展」が、9月30日(水)から10月2日(金)までの3日間、東京ビッグサイト東ホールで初開催される。主催はFOOD STYLE Japan実行委員会(イノベント内)。現在、出展企業を募集している。

同展は、食品業界向け展示会「FOOD STYLE JAPAN 2026<東京>」および「食品物流&3PL総合展」との3展同時開催で実施する。「包む・まとめる・守る」を担う同展、「売る」を担うFOOD STYLE JAPAN、「届ける」を担う食品物流&3PL総合展を連動させることで、食品の開発・製造・購買・品質管理・物流までを一気通貫でカバーする構成とした。業界の垣根を越えた商談・情報交換の場を創出する。
食品包装を取り巻く環境は、「サステナブル対応」「物流改革」「人手不足」「原価高騰」などの課題が複雑化している。脱プラスチックや代替素材の検討、パッケージデザインの刷新、製造ラインとの適合、輸送効率の改善など、包材選定が商品企画から物流まで影響する局面が増えている。

同展では、新素材パッケージや環境対応容器、充填・包装機械、コスト最適化に向けた代替提案、売り場づくりに資するデザイン・機能容器などを紹介。物流・販路側のニーズも踏まえ、実務レベルでの導入判断を後押しする。
また、これまで全国で開催してきたFOOD STYLE JAPANの来場基盤を活用し、外食・中食・小売・食品メーカーなどの来場を見込む。設備更新や資材切替、新商品対応、機械の新規導入・更新を検討する層との商談機会を創出する。
主な出展対象は、包装機械、包装資材・容器(一次包装・二次包装)、印刷機械・関連機器、ラベル関連、包材加工機械、検査機・検出器・校正サービス、環境対策製品、衛生管理機器・資材、IT・ソフトウェア・DX関連サービスなど。来場対象は、食品・飲料メーカー、加工業、外食・中食・小売、宿泊施設、食品商社・卸、生産者団体、OEM・受託製造企業、物流・SCM・購買部門、DX・GX推進部門、行政・自治体などを想定する。
名称:食品包装資材&機械展
会期:9月30日(水)~10月2日(金)午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時まで、予定)
会場:東京ビッグサイト 東ホール
同時開催:FOOD STYLE JAPAN 2026<東京>/ラーメン産業展 in Japan/食品物流&3PL総合展
主催:FOOD STYLE Japan実行委員会(イノベント内)
公式サイト:https://foodpackaging.jp
問い合わせ:https://39auto.biz/trso/regires.php?tno=46
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