【2023年1月30日】日本パッケージデザイン協会は2023年1月、オンラインで「パッケージデザインの学校2023」を開講した。期間は3月23日(木)まで。
同プログラムは、「デザイナーの力を120%引き出し、強いブランドを作る発注者」になることを目的とし、「ブランドとパッケージデザイン」をテーマに10講座を開講。
JPDAの持つパッケージデザインに関する専門的な経験、知識、知恵を持つ多くの優秀な人材と豊かな知見を活かしたプログラムとなっている。
パッケージデザインの学校は、昨年6月に「最強の発注者になる」をコンセプトに第1回が開講され、全16講座に500名以上が参加し好評を博しました。「もう一度みたい」との多くの声をいただき、期間中16講座についてもアーカイブ配信をする。
全26講座により、商品の企画、開発、デザイン、ブランディングなど幅広い切り口で、パッケージデザインによる価値創造を強力にサポート。
全26講座:オンライン全10講座(開講記念無料講座+有料9講座)+昨年アーカイブ全16講座。
詳細・申し込み
https://www.jpda-school.jp/
開講期間: 1月19日~3月23日(木) 15時~16時30分(講座1時間+質疑応答30分)
(記念無料講座は2022年12月2日(金)に開催済み。昨年アーカイブ講座は2023年1月1日~3月31日に視聴可能)
目的:「デザイナーの力を120%引き出し、強いブランドを作る 『発注者』 になる」
テーマ:「ブランドとパッケージデザイン」
こんな方にお勧め:デザインを発注・ディレクションしているブランドマネージャー、商品担当者、デザイン部門のディレクター、地域ブランド品のオーナー、製品・ブランドで地域活性化を目指す官公庁の方など
開催方法:オンライン(Zoom) ウェビナー
参加費:1講座あたり5,500円(税込み) またはオンライン全10講座+昨年アーカイブ全16講座 一括購入申込 55,000円(税込み)
※JPDA会員の方は20%割引となる
※本年開催済みの講座については、開催日以降の単体での申し込みはできない
主催:日本パッケージデザイン協会
詳細・申し込み
https://www.jpda-school.jp/
(開催日順)
1.19 (木) 長く愛される商品の知恵と工夫 サッポロビールのデザイン、ちょっといい話
サッポロビール マーケティング本部 新価値開発部 クリエイティブディレクター 田中章生氏
※開催済みにつき、これからの単体でのお申込みはできません
1.26 (木) ロングセラーブランドのパッケージデザイン
Mizkan マーケティング本部 コミュニケーション戦略部 石田憲司氏、山田英子氏、平野美紀氏
2.2 (木) 最高の“かわいい”をつくる化粧品パッケージの秘密
コーセー 商品デザイン部 デザイン室 クリエイティブディレクター 益田あけみ氏
2.9 (木) より良いパッケージを生む技術とは
東洋製罐グループホールディングス 野村岳氏 × 東洋インキ 丹羽紀人氏 × 東レ 久世康典氏
2.16 (木) 湖池屋のリブランディング -経営とデザイン-
湖池屋 代表取締役社長 佐藤章氏
3.2 (木) 地方企業のブランディングはパッケージが命
ピースグラフィックス 代表 アートディレクター グラフィックデザイナー 平井秀和氏
3.9 (木) しまんと流域農業 流域の生き方をブランドにする
梅原デザイン事務所 デザイナー 梅原真氏
3.16 (木) 1+1=1 新しいパッケージデザイン
良品計画 生活雑貨部企画デザイン室 プロダクトデザイン課課長 大友聡氏
3.23 (木) とらや、TORAYA AN STAND のアートディレクション
サン・アド 顧問 葛西薫氏
詳細・お申込みは、パッケージデザインの学校専用サイトから
https://www.jpda-school.jp/
【2023年1月25日】日本パッケージデザイン協会(JPDA)は12月5日、京橋エドグラン(東洋インキSCホールディングス)で、日本パッケージデザイン学生賞2022贈賞式を開催。
受賞した21名の学生に大賞をはじめ、金賞や銀賞、銅賞、フジシール財団賞(企業賞)、審査員特別賞を贈った。
日本パッケージデザイン学生賞は、日本パッケージデザイン協会(JPDA)が主催し、パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘・伝播していくことを目的にしたもの。
第1回は「つなぐ -Connect-」をテーマに昨年5月より作品募集を行い、全国の大学・専門学校から300点を超える応募があった。
大賞「高齢者のための手の届く電球」は、高齢化社会の中で見過ごされがちな小さな問題から、独居老人が「電球の取り替え」に関して、日々の生活の中での不便をパッケージデザインで解決することに成功したことが評価された。
大賞受賞者 大阪成蹊大学 中野亜美さん
この度は大賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。
今回のテーマ「つなぐ」にあたってギリギリまで案を何度も練り直しました。その中で高齢社会の今、日々の生活の中での不便を解決することができたらなと考え「高齢者の手の届く電球」を制作致しました。先生にもご教授頂いたり、実際本当に手が届くのかを試したりと試行錯誤しました。改めてこのような大きな賞を頂くことができ、幸いです。これからの制作活動にも活かせるように努力していきたいと感じています。
審査委員長 小川亮JPDA理事長
パッケージデザインの原点は、「使う人への思い」と「生活の彩」です。この作品にはその思いと、使う人に必要な情報が上手にデザインされています。実際の商品化には、機能テストや知財侵害の確認、製造可能性など様々な壁が待っています。しかし、そういった現実的な側面はいったん置いて、パッケージデザインの原点の大切さを起点とするこの作品を多くの審査員が評価しました。
入賞作品のリスト
https://student.jpda.or.jp/#winner
【2023年1月25日】凸版印刷はこのほど、物流業務における様々な課題解決をDXで支援する物流DXソリューション「LOGINECT(ロジネクト)」の提供を開始する。
第1弾として、物流業務において発生する複数のデータを集約し、わかりやすく可視化する「LOGINECTデータ可視化」を開発。2023年2月より提供を開始する。
「LOGINECTデータ可視化」は、物流業務において発生する倉庫内在庫や出荷実績、輸送車の積載量などの様々なデータを集約し、可視化することが可能なサービス。
同サービスを利用することで、在庫や輸送の状況が可視化され、物流業務における課題解決施策の検討が行える。
また、国や業界団体が設定している50種類以上の管理項目を管理できるアプリケーションを搭載し、データレイアウトやダッシュボードを標準化しているため、初期の導入コストを抑え、かつ自社の物流状況の分析開始までにかかるスピードを短縮する。
提供開始に先立ち資生堂が実施している物流データの利活用実証実験に採用されている。
料金は、ミニマムプラン(1年限定プラン)が月額:¥75,000 ~。
なお、同サービスは1月25日(水)から27日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第7回スマート工場EXPO 2023」の凸版印刷ブース(小間番号:60-16)で展示される。
今後、凸版印刷は「LOGINECTデータ可視化」を、消費財メーカーを中心に様々な企業に対して提供し、2024年までに30社への導入を目指す。
「LOGINECT」公式サイト
https://solution.toppan.co.jp/secure/service/loginect.html
【2023年1月23日】凸版印刷は1月23日、従来のPETフィルムに代わり、紙をアンテナに使用した、環境配慮型NFC(近距離無線通信)タグラベルを発売した。
このタグラベルは、紙への置き換えによりプラスチックの使用量をゼロにすると同時に、新たな回路形成技術によりNFCデバイスとして十分な通信性能を確保している。
さらに、基材が紙である特長を活かし、剥がすとNFCタグラベルが破壊され、通信不能となる構造を採用、ラベルの貼り直しによる不正利用を防止する。
製品は、レーザー加工とロールtoロールによる連続搬送プロセスを組み合わせた新たな回路形成技術を採用。電気抵抗が低いアルミニウム箔を用いて紙基材上にアンテナを形成した。
これにより、「プラスチックフリー」を実現、標準的なサイズ(80×45ミリ)のNFCタグラベル100万枚をPETフィルム基板から紙基材製に置き換えた場合、プラスチック樹脂約110kgの使用を削減できる。
価格は、従来のPET基材を使用したNFCタグラベルと同等。ただし、表面にカラー印刷を施す場合には別途見積もりとなる。
凸版印刷は今後、今回開発したNFCタグラベルを含む環境配慮型RFIDタグを、環境対応が進む欧州市場をターゲットとして拡販を行い、2025年度に全世界で関連受注を含めて約20億円の売り上げを目指す。
環境配慮型NFCタグラベル製品紹介ページ
https://solution.toppan.co.jp/secure/service/rfid.html
【2023年1月20日】矢野経済研究所はこのほど、国内の飲料及び食品用容器の市場動向を調査し、製品セグメント別や参入市場の動向を明らかにした。
ここでは、飲料用容器の国内出荷量について公表する。
2022年の飲料用容器市場規模(国内出荷量ベース)は、前年比102.0%の756億3,000万本を見込む。
種類別にみると、飲料用紙カップはコンビニエンスストア(CVS)やコーヒーチェーン等に加え、ホームパーティーやキャンプなど家庭・レジャー用の需要も好調であり、前年比111.2%と大きく成長する見込み。
コロナ禍での行動制限の緩和や夏場の猛暑の影響からPETボトルも同104.9%と堅調である。また、ガラスびんは同101.7%、紙カートンは同100.1%と微増または前年並みの需要を確保するものと見込む。一方、アルミ缶は飲食店での外飲みが復活したことでアルコール飲料向け需要が減少し同99.3%、需要減少が続くスチール缶は同93.0%と前年を下回る見込みである。
2020年からのコロナ禍は飲料用容器の需要にも大きく影響した。ただ、必ずしもマイナスの影響ばかりだったわけではない。
2020年の緊急事態発出に伴う行動制限による人流抑制は、CVSや自販機、カフェなど外出先で消費されるプラスチック軽量容器、飲料用紙カップ、小型PETボトル、清涼飲料用のアルミ缶や紙カートンの需要縮小につながった。
一方で、家庭内備蓄用のミネラルウォーターで使用される大型PETボトル、牛乳・加工乳用の紙カートン、家飲み需要を取り込んだアルコール飲料用のアルミ缶や紙カートンはプラス成長となった。
2021年に入ると行動制限が少しずつ緩み、人流が回復し始めたことで、巣ごもり需要で拡大した飲料用容器の多くは前年比マイナスに転じ、代わって2020年に縮小した容器の需要が回復し始めた。2022年には消費者の行動がコロナ禍前に近いレベルに戻ったことで、飲料用容器市場はプラス・マイナス両面での「コロナ特需」が終了し、3年ぶりに通常に戻ったと言える。
コロナ禍にあっても変わらずに容器メーカーに求められてきたのが環境対応である。
容器のユーザー企業であるブランドオーナーやCVS、スーパーマーケット(SM)などの流通業各社では、自社で扱う商品の環境に与える影響が自社の企業イメージに直結するとして、商品の顔である容器のサステナブル化を積極的に推進している。
さらに、国を挙げての2050年カーボンニュートラル(CN)の実現に向け、事業者にはScope3を含めたサプライチェーン全体でのGHG(温室効果ガス)排出量の管理が求められるようになった。脱化石由来原料化やリサイクル材の使用などによる環境配慮は、ユーザー企業が容器を選ぶ際に価格と共に、時には価格以上に重要視されるポイントとなっている。
少し前までは、容器メーカーでもユーザー企業サイドでも、リサイクル材やバイオマス原料などの「サステナブル材」の採用と、利益の確保・拡大とは別のベクトルで語られてきた。多くの企業にとってサステナブルはCSRの一環であり、自社のフラッグシップ的な一部の商品での採用に限られていたため、容器メーカーサイドでもそこで利益が出なくてもやむを得ないとされていたきらいもある。
しかし、国の枠を超えて環境問題解決に向けた認識の共有や連携の確認、行動計画への合意が行われ、グローバル規模で消費者の環境に対する意識が大きく前進する中、サステナブル材の使用は必須となった。リサイクル材やバイオマス原料などサステナブル材を使用した環境配慮型プラスチックの採用拡大や、パッケージ(容器)の設計・素材構成の見直しによるリサイクル性の向上、プラスチック代替素材の提案など、CO2排出削減とユーザー企業の環境対応を後押しする製品の開発・製造・供給は、容器包材メーカーが生き残る条件ともなっている。また、CO2排出削減や再生可能という付加価値を最終製品の価格に転嫁していくという価格戦略も、必要となってくるだろうと予測している。
今後、容器包材メーカーにはサステナブル素材の使用を前提とした事業利益の確保と、「サステナブル」を自社のビジネスの拡大に結び付け、新たな製品開発と提案のチャンスにつなげることが求められていると考える。
1.調査期間: 2022年11月~12月
2.調査対象: 飲料容器及び食品用容器メーカー等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、ならびに文献調査併用
4.発刊日: 2022年12月28日
矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/
【2023年1月18日】丸信は1月17日、ファンシーペーパーの裏面に粘着剤を塗布した「ファンシール」の取り扱いを開始した。
ファンシーペーパーは、個性的な加工を施した特殊な厚紙。手触りや風合い、色合いなどバリエーション豊かで、一般的には、結婚式やパーティーなどの招待状や席次表などに良く使われる。
「ファンシール」は、創美(福岡県大野城市)が、独自開発した製品でファンシーペーパーの裏面にシール加工を施しており、オシャレで高級感あるラベルが手軽に作れる。
紙の種類は4000種類あり、個性的でシンプルなデザインが特長。印刷だけでは出せない質感がある
自作ラベルづくりに適した家庭用プリンタで印刷できるA4サイズも販売。シール加工済みで工作などにも転用できる。
詳細は以下から
https://label-seal-print.com/product/material/detail35/
丸信
https://www.maru-sin.co.jp/
【2023年1月13日】東屋は現在、耐傷性グロスラミネートフィルム「Aスクラッチグロス(ASG)」の提案を強化している。
ASGは表層の特殊なコーティングにより傷が付きにくく、ラミネート素材として用いることで、書籍・商業印刷物・パッケージ等、紙の印刷物の加工ロス削減につながる。また、中間包装として用いられる箱やプラスチック袋も削減できる。
さらに、その加工品が消費者の手元に届いた後も、ラミネートフィルムとして長期間使用できる。
同製品は、一般的に用いられているグロスラミネートフィルムよりも深い艶があり、これまでも美粧性を重視する書籍のカバーや写真集、DVDボックス、映画のパンフレット、化粧品パッケージなどで利用されてきた。
背景には、一般的に用いられているグロスラミネートフィルムが、加工時の摩擦や、物流時の振動により傷が入りやすく、部分的に廃棄されるケースといった課題があった。
同製品はこの課題を解決するものとして注目されている。
今後、同社は美粧性を犠牲にせず、さらに環境に配慮できる素材として、サステナビリティを重視する需要家への提案を強化する。
一般的に用いられているグロスラミネートフィルムとの耐傷性の比較動画
【2023年1月11日】富永貿易はこのほど、Amazon.co.jpで、環境に配慮した紙ボトルのナチュラルウォーター「U design water(ユーデザインウォーター)(無地デザイン)」の取り扱いを開始した。
「U design water」はペットボトルと比較して環境負荷が小さい紙ボトルを採用。正面パッケージにデザインが無いシンプルな無地仕様のため、自宅用に限らず企業や店舗様などの来客時用飲料としても活用できる。
今回Amazon.co.jpで販売を開始した「U design water(ユーデザインウォーター)(無地デザイン)」は、ペットボトルと比較し環境負荷が小さい紙ボトルを採用している。
ライフサイクルアセスメントで環境負荷の低い、FSC認証を取得したテトラパック容器を使用し、キャップ部分には、再生可能原料を使用したバイオキャップを採用した。
飲み終わったテトラパック容器はリサイクルが可能で、トイレットペーパーなどの家庭用衛生紙として再生できる。
紙ボトル容器は飲みきりサイズの330mlで、軽くてどこにお出かけされる際でも持ち運びしやすい設計。
充填される水は佐賀県・多良岳山系の自然が育んだ天然水で、総硬度190 mg/L の中硬水で、自然のままのミネラルの清々しい味わいが特徴。
また「U design water」の売上の一部は佐賀県の環境保全活動に寄付し、これを通じ「U design water」を通じて、より豊かな循環型社会への貢献に取り組む。
商品は富永貿易株式会社自社オンラインショップ「Tasty World!(テイスティーワールド)」でも購入可能。またU design water公式サイトでは、23mm×95mmのラベルシール枠にお客様ご自身でデザインシミュレーションできる。
富永貿易
https://www.tominaga.co.jp/
Amazon.co.jp商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRBBPZHT/
120本からオリジナルラベルの作成が可能な紙ボトルのナチュラルウォーター
https://u-designwater.jp/
【2023年1月10日】J-オイルミルズはこのほど、便利で地球にやさしい紙パックの食用油「スマートグリーンパック」シリーズのデザインを一新した。
同シリーズは、プラスチック使用量を6割以上削減したパッケージを採用してきた。
同社が優先的に取り組むプラスチック廃棄物やCO2の削減を推し進めるため、油脂製品では珍しい紙パックを容器に採用。2021年8月に2製品を販売開始後、2022年春にシリーズ化、その後もラインアップの充実を図っている。
今回、店頭での視認性・識別性を高め、「スマートグリーンパック」の特長をより分かりやすく伝えるため、パッケージデザインを一新。
新デザインは商品名を大きく記載することと、油種のカラーをデザイン前面に展開することで視認性・識別性を高め、「かけやすく捨てやすい」「地球にやさしい」という特長をより目立つ位置に配置している。
新製品では、クセがなくさまざまな料理に使える“コレステロールゼロ”のオリーブオイル、JOYL「AJINOMOTO やさしいOliveOil」300gを発売。
また、JOYL「AJINOMOTO ごま油好きの純正ごま油」には、新たなサイズが仲間入りする。
新製品は2月22日(水)から出荷開始、リニューアルパッケージ品は3月上旬以降に順次出荷開始する。
J-オイルミルズ
https://www.j-oil.com/
【2022年12月28日】若潮酒造はこのほど、大崎町SDGs推進協議会と連携し、凸版印刷の環境配慮型パッケージ「EP-PAK・GL」を主要3商品に導入する。
これにより、従来の焼酎パックではできなかった紙資源としてのリサイクルが可能になる。
従来の焼酎パックは、牛乳パックとは異なり、内側にアルミフィルムが貼り合わされているため、リサイクルが難しく、焼却処理施設を持つ自治体では一般的に燃えるごみとして廃棄されてきた。
今回採用された凸版印刷の「EP-PAK・GL」は、GLフィルムという単一素材かつ高いバリア性を有したフィルムを活用。これにより、アルミフィルム蒸着と同様の性能を維持しつつ、従来はリサイクルができなかった焼酎パックが紙資源としてリサイクル可能になる。
若潮酒造は「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮0.9Lパック」において、従来型パッケージから環境配慮型パッケージへ変更。
「さつま黒若潮0.9Lパック」は、先行して2022年10月出荷分から新パッケージに変更しており、「さつま白若潮1.8Lパック」「さつま黒若潮1.8Lパック」も2023年1月出荷分から順次新パッケージへの変更を行っていく。
大崎町と志布志市は焼却施設を保有せず、長年ゴミの分別とリサイクルを行っている。
現在、大崎町のリサイクル率は83%に達し、第2回ジャパンSDGsアワードを受賞するなど全国的にも注目を集めている。
2021年に発足した大崎町SDGs推進協議会では、これまで実施されてきた住民によるゴミの分別だけではなく、その上流にあたる商品の製造者に対してゴミの低減やリサイクル率の向上を促す取組みを検討していた。
このような状況で、若潮酒造に対する環境配慮型パッケージの導入の提案があり、今回の環境配慮型パッケージの導入に至りった。
大崎町SDGs推進協議会
https://www.osakini.org/
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