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川上産業 10月1日 社名を「プチプチ株式会社」に変更 親しまれたブランド名で企業価値と一体化

【2026年10月1日】気泡緩衝材「プチプチ」の製造販売を行う川上産業(東京都千代田区)は10月1日、社名を「プチプチ株式会社」に変更した。創業58年で初めての社名変更となる。

プチプチは、指でつぶすと音が鳴ることから名付けられ、同社が1994年に商標登録した製品名。今回、商品名として親しまれてきた「プチプチ」を社名に掲げることで、製品と企業の価値を一体化し、気泡緩衝材の名称にとどまらない資源循環型社会を支えるブランドとして育てる狙い。

同社は、使用済みプチプチを資源として回収し再び製品へ戻す「ループリサイクル」に取り組んでおり、自治体や小学校、民間企業と連携してリサイクルボックスの設置を広げている。プチプチの再生原料使用比率は2008年度の44%から2025年度には98%まで向上し、気泡緩衝材の回収量は2023年の20tから2025年には198tへ、リサイクルボックスの設置台数は2021年の20台から2025年には404台へ拡大したという。

新社名は「プチプチ株式会社」(英語社名:PutiPuti Co., Ltd.)。

プチプチ株式会社
https://www.putiputi.co.jp

京セラ ラベル・パッケージ印刷向け循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX600RC-HX」を11月発売

【2026年9月30日】京セラは11月、ラベル・パッケージ印刷向けの循環型インクジェットプリントヘッド「KJ4A-EX600RC-HX」を発売する。
同製品は、白インクやバーニッシュインクに加え、フォイルによる加飾など幅広い用途に対応する。

同製品は、ノズル付近でインクを循環させる独自の流路設計構造により、インク成分の沈降や乾燥を抑制するとともにインク温度を均一に保つ。高粘度インクや顔料インクでも安定した吐出を維持できるオプションで、ヘッドクリーニングなど再稼働時のメンテナンス負荷軽減にも寄与する。

最大吐出液滴量は従来製品「KJ4A-AL」比23%向上の21pLを実現し、白インクの隠ぺい性向上や、バーニッシュインク・フォイル加飾での厚膜表現を可能にする。対応インクの粘度範囲も従来の6〜7mPa・sから8〜11mPa・sに拡大し、使用可能なインクの選択肢を広げた。
これらにより、多彩な加飾表現へのニーズに対応するとともに、印刷品質の安定化や生産性向上を実現する。

駆動周波数は従来製品の20kHzから2倍の40kHzに向上し、最大100m/minの高速印刷に対応。京セラのUVインク対応ヘッドで最高クラスの生産性を実現するという。

主な仕様は、サイズ200×42×68mm、印刷速度100m/min、解像度600dpi、有効印刷幅108.33mm、最大駆動周波数40kHz、最大液滴量21pL、最小液滴量7pL、対応インクはUVインク(対応粘度8〜11mPa・s)。生産拠点は鹿児島霧島工場。

京セラ
https://www.kyocera.co.jp

大阪シーリング印刷 剥離紙リサイクルの離型剤脱離技術を確立 「ラベルフォーラム ジャパン 2026」で初披露

【2026年9月30日】大阪シーリング印刷(大阪市天王寺区)は、紙・フィルム基材の剥離紙リサイクルにおける離型剤脱離技術を確立した。

剥離紙は離型剤にシリコーンを使用しており、リサイクルの際に紙基材では残留シリコーンによる印刷抜けが、フィルムではシリコーンの不純物混入が課題となっていた。
同社は、紙基材と離型剤の間に水に溶解しやすい特殊プライマーを塗工する技術を開発。再生紙の離解工程で水に入れるとプライマーが溶解し、紙基材と離型剤が脱離することで、再生紙への離型剤混入を抑制する。
フィルム基材にも同様の考え方を応用し、特殊帯電防止剤を用いて離型剤が脱離しやすい技術を確立した。

これらにより、剥離紙で作った再生紙の品質と生産効率を高め、紙基材の剥離紙からの水平リサイクル・アップサイクルや、フィルム剥離紙からの水平リサイクルへの貢献を目指す。

同社は、シール・ラベルの使用済み剥離紙の資源循環を普及促進するラベル循環協会「J-ECOL」にも加盟している。

大阪シーリング印刷
https://www.osp.co.jp/index.html

NEXER Group くま袋と共同で紙袋・ショッパーの意識調査 思い出に残る要素1位は「印象に残るデザイン」

【2026年9月29日】NEXER Groupは、熊本のオリジナル紙袋専門店「くま袋」と共同で、紙袋・ショッパーが思い出になる瞬間に関する意識調査を実施した。9月8日から15日にインターネットで行い、全国の男女500人から有効回答を得た。

過去にもらった紙袋やショッパーで何年も保管しているものが「ある」と答えた人は14.6%だった。保管の理由には、店員のメッセージや限定品であることなど、そのときにしか得られない特別感を挙げる声が目立った。人に物を渡すときに使えるといった実用面の声もあった。

旅行先や特別な日にもらった紙袋が思い出として残っている人は9.2%。紙袋を見ると当時の出来事や感情を思い出すことが「よくある」は2.4%、「ときどきある」は11.2%で、合わせて13.6%だった。「まったくない」は57.0%、「あまりない」は29.4%だった。

ブランドや店が「思い出に残る紙袋」を作るために必要な要素は、「印象に残るデザイン」が22.2%で最多。次いで「特別感・限定感」が14.8%、「丈夫で長く使えること」が14.6%、「ブランドやお店らしさ」が13.0%、「紙や素材の質感」が9.0%、「ロゴやイラスト」が6.8%、「色使い」が4.0%だった。

NEXER Group
https://www.nexer.co.jp

くま袋
https://fukuro-mart.net/

アースダンボール 透明OPP袋の小ロット販売を開始 段ボール箱と合わせ買いしやすく即日出荷

【2026年9月25日】アースダンボール(埼玉県北足立郡伊奈町)は8月31日、テープ付き透明OPP袋の小ロット販売(100枚単位)を開始した。段ボール箱との合わせ買いに対応し、14時までの注文で即日出荷とする。

これまでは1,000枚単位の大ロット・翌日出荷のみを扱っていたが、A5・B5・A4の3サイズを新たに小ロット商品として発売した。静電気防止テープを採用し、手にまとわりつきにくく梱包作業を効率化できるほか、水濡れや汚れから中身を守れる。ハンドメイド作品の梱包やフリマアプリでの発送資材、通販ショップの商品発送などでの利用を想定する。

厚みはいずれも30μ(0.03mm)で、価格は税込みでA5サイズが単価6.5円から、B5サイズが7.5円から、A4サイズが8.5円から。

アースダンボールは1953年創業のダンボール製造・販売会社。埼玉・福岡に自社工場を持ち、4,000種類以上のダンボールを扱うほか、小ロット対応のインクジェットフルカラー印刷技術も導入している。

アースダンボール
https://www.bestcarton.com/

SCREENグラフィックソリューションズ 「TOKYO PACK 2026」にサステナブルパッケージソリューションを出展 10月14日から

【2026年9月24日】SCREENグラフィックソリューションズとSCREEN GPジャパンは、10月14日(水)から16日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」に、「変わる印刷、変える未来—Smart Solution for Sustainable Packaging & Labels—」をテーマに出展する。
ブースは東展示棟東1ホールNo.1G22。

フィルム軟包装向けでは、水性インクジェットデジタル印刷機「Truepress PAC 830F」を、千代田グラビヤとのコラボレーションによるサンプルとともに紹介する。同機は最大830mmの基材幅に対応しながら75m/分(4,500m/時)の生産性を実現し、食品包装の安全規制に準拠した水性インクを搭載する。

紙軟包装向けでは、水性インクジェットデジタル印刷機「Truepress PAC 520P」を展示する。プラスチックから紙への包装材シフトに対応する機種で、新開発の水性顔料インクにより食品包装にも活用できる。会場では同機で印刷した紙袋のサンプルを通じ、バリアブル印刷によるデザイン展開を紹介する。

このほか、スペインのCOMEXIとの連携によるEB(電子線)オフセット印刷ソリューション、Zecherのアニロックスによるフレキソ印刷技術、CGS Japanのカラーマネジメントソリューション「PRESS MATCHER」、ジンベイ製の生成AI活用OCR「GenOCR」も紹介する。

なお、SCREEN GAグループは同日程で、東京ビッグサイト西展示棟西3ホールで開催される「ラベルフォーラムジャパン2026」にも出展する(ブースNo.A-9)。

SCREENグラフィックソリューションズ
https://www.screen.co.jp/ga/

日本パッケージデザイン協会 「日本パッケージデザイン大賞2027」大賞に大丸松坂屋百貨店のショッピングバッグ

【2026年9月18日】日本パッケージデザイン協会は8月25日、日本パッケージデザイン大賞2027の二次審査を17名の審査員により実施し、入賞作品を選出、9月17日にサイトで発表した。大賞には、大丸松坂屋百貨店のショッピングバッグ(応募者:日本デザインセンター)が選ばれた。

今回は総数1,098点の応募があり、48名の一次審査員により10部門の入選作品403点を選出。二次審査では協会会員審査員11名に、前回大賞受賞者1名と外部特別審査員5名を加えた17名の討議により、大賞1点、金賞7点、銀賞11点、銅賞9点、特別審査員賞5点の入賞作品を決定した。

日本パッケージデザイン大賞は、日本パッケージデザイン協会(JPDA)が主催する公募コンペティションで、1985年から隔年で開催し今回で21回目を迎える。生産や流通、環境などの包装材料としての面だけでなく、デザイン的な価値や商品づくりの観点にも重きを置き、パッケージデザイナーの目線で評価することを特徴とする。

贈賞式は2027年2月24日(水)に行われる予定。入賞・入選作品は2027年刊行の『年鑑日本のパッケージデザイン2027』に収録される。

日本パッケージデザイン協会
https://www.jpda.or.jp/

モリタ 紙箱のデザイン展「HAKOMART 2026」を東京で開催 8年ぶり、テーマは「のこす」

【2026年9月16日】モリタ(北海道札幌市)は、紙箱のデザイン展「HAKOMART 2026」を、9月17日(木)から9月29日(火)まで、東京・千駄ヶ谷のライフスタイルショップ&カフェ「THINK OF THINGS」で開催する。
10月8日からは会場を札幌のグランビスタギャラリーサッポロに移して続く。

同展は、紙箱の製造技術とクリエイターの発想を掛け合わせて作品を発表する企画展で、2012〜2018年に札幌・東京で開催されて以来8年ぶり。今回のテーマは「のこす」で、北海道・東京・富山在住の11組のクリエイターが、紙箱という立体の制約の中で「未来に残したいもの」を表現する。参加クリエイターには、JAGDA亀倉雄策賞を受賞した田中良治氏(セミトランスペアレント・デザイン)も含まれる。

9月18日(金)夜にはオープニングパーティーも開催し、参加クリエイターとの交流の場を設ける。

モリタは1932年創業の紙器(紙箱パッケージ)製造会社。貼箱や印刷箱に加え、高級志向のVカットボックスも手掛け、多品種小ロット生産を特徴とする。デザイン性の高いパッケージ製品や自社オリジナルの紙製雑貨の企画・製造も行っている。

モリタ
https://www.hakop.jp/

高速オフセット 輸出DXサービス「ハコボウヤ」がJETRO事業に採択 参加事業者50社を募集

【2026年9月16日】高速オフセット(大阪市西区)が提供する海外配送DXサービス「ハコボウヤ」が、日本貿易振興機構(JETRO)の「輸出DX『ハコボウヤ』導入支援事業」に採択された。
実施期間は2026年8月以降から2027年3月31日まで、参加事業者50社を募集している。

「ハコボウヤ」は、訪日外国人旅行者が日本国内の店舗で購入した商品を海外の自宅へ直接配送できる仕組み。
実証期間中の利用料はJETROが全額負担し、伝票発行手数料や物流事業者への費用など一部は実費負担となる。実証終了後も継続利用する場合は、現在のアカウントをそのまま利用できる。

訪日客の商品の完成に時間がかかり旅行中に受け取れない、大きく重く持ち帰りにくい、割れ物で持ち歩けない、サイズが合わないといった理由での購入の諦めを防ぐもので、これまで取りこぼしていた購入機会を店舗の売上につなげる。
実証実験では、2026年11月に予定される免税制度改正も見据え、店舗販売と海外配送を一体化した新たな販路モデルの構築・実証を行う。

対象は、国内で小売店舗を運営し商品販売を行う日本企業または個人事業主(個人事業主は開業届提出済みに限る)で、インバウンド向け販売を行い海外向け販売を検討する事業者。対象品目は非食品・食品飲料で、配送先の国・地域により輸出可否が異なる。定員は1社につき10店舗、3万点(SKU)、1ブランドまでで、複数ブランドを利用したい場合は自社負担での利用となる。

主催はJETROデジタルマーケティング部ECビジネス課、協力は高速オフセットとディー・エイチ・エル・ジャパン。

高速オフセット
https://hakoboya.com/

PODi 包装重量の削減・再利用などを目的としたEUのルール「PPWR」が業界に与える影響を考察 10月にセミナーを開催

【2026年9月16日】PODiは、EUで2025年に発効した「PPWR(Packaging and Packaging Waste Regulation)」が包装印刷業界に与える影響について、Domino Printing Sciencesの記事をもとにまとめたレポートを公開した。

PPWRは、包装重量の削減、再利用(Reuse)、リサイクル(Recycle)を主な目的とするもので、EUは2030年までに、すべての包装を再利用可能またはリサイクル可能にすることを目指す。
循環経済設計ガイドライン(D4ACE)は、インキ重量を包装全体の5%未満に抑えることを推奨する。

これにより、大面積のベタ印刷や厚盛ニス、過剰装飾の見直しが進むとみられる。また、包装上の情報量は増える一方、印刷面積は減る。その解決策として、GS1 Digital Link対応のQRコード活用が期待されるなどといった考察をしている。

PODiは、PPWRによって包装印刷の目的が「見せるための印刷」から「管理するための印刷」へ変わるとみており、ラベル印刷やシュリンクラベル、段ボール印刷、物流ラベルの分野で、PPWRとEPRが今後10年の市場を左右する可能性があるとしている。

セミナー開催

なお、PODiは10月22日(木)、「米国印刷業、その活況の実像 元気な印刷会社の秘密を暴く」と題した北米先進プリントビジネス視察報告会を開催する。参加申込の受付を開始した。

同セミナーでは、PODiが実施した北米印刷企業視察で得た知見をもとに、米国印刷業界の最新動向や成長要因、デジタル印刷、出版・書籍印刷、ダイレクトメール市場の変化などを、視察に参加した企業が報告する。

申し込みは以下から
https://podi.or.jp/press/20260914/

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