【2026年9月16日】高速オフセット(大阪市西区)が提供する海外配送DXサービス「ハコボウヤ」が、日本貿易振興機構(JETRO)の「輸出DX『ハコボウヤ』導入支援事業」に採択された。
実施期間は2026年8月以降から2027年3月31日まで、参加事業者50社を募集している。

「ハコボウヤ」は、訪日外国人旅行者が日本国内の店舗で購入した商品を海外の自宅へ直接配送できる仕組み。
実証期間中の利用料はJETROが全額負担し、伝票発行手数料や物流事業者への費用など一部は実費負担となる。実証終了後も継続利用する場合は、現在のアカウントをそのまま利用できる。

訪日客の商品の完成に時間がかかり旅行中に受け取れない、大きく重く持ち帰りにくい、割れ物で持ち歩けない、サイズが合わないといった理由での購入の諦めを防ぐもので、これまで取りこぼしていた購入機会を店舗の売上につなげる。
実証実験では、2026年11月に予定される免税制度改正も見据え、店舗販売と海外配送を一体化した新たな販路モデルの構築・実証を行う。

対象は、国内で小売店舗を運営し商品販売を行う日本企業または個人事業主(個人事業主は開業届提出済みに限る)で、インバウンド向け販売を行い海外向け販売を検討する事業者。対象品目は非食品・食品飲料で、配送先の国・地域により輸出可否が異なる。定員は1社につき10店舗、3万点(SKU)、1ブランドまでで、複数ブランドを利用したい場合は自社負担での利用となる。
主催はJETROデジタルマーケティング部ECビジネス課、協力は高速オフセットとディー・エイチ・エル・ジャパン。
高速オフセット
https://hakoboya.com/
【2026年9月16日】PODiは、EUで2025年に発効した「PPWR(Packaging and Packaging Waste Regulation)」が包装印刷業界に与える影響について、Domino Printing Sciencesの記事をもとにまとめたレポートを公開した。

PPWRは、包装重量の削減、再利用(Reuse)、リサイクル(Recycle)を主な目的とするもので、EUは2030年までに、すべての包装を再利用可能またはリサイクル可能にすることを目指す。
循環経済設計ガイドライン(D4ACE)は、インキ重量を包装全体の5%未満に抑えることを推奨する。
これにより、大面積のベタ印刷や厚盛ニス、過剰装飾の見直しが進むとみられる。また、包装上の情報量は増える一方、印刷面積は減る。その解決策として、GS1 Digital Link対応のQRコード活用が期待されるなどといった考察をしている。
PODiは、PPWRによって包装印刷の目的が「見せるための印刷」から「管理するための印刷」へ変わるとみており、ラベル印刷やシュリンクラベル、段ボール印刷、物流ラベルの分野で、PPWRとEPRが今後10年の市場を左右する可能性があるとしている。
なお、PODiは10月22日(木)、「米国印刷業、その活況の実像 元気な印刷会社の秘密を暴く」と題した北米先進プリントビジネス視察報告会を開催する。参加申込の受付を開始した。

同セミナーでは、PODiが実施した北米印刷企業視察で得た知見をもとに、米国印刷業界の最新動向や成長要因、デジタル印刷、出版・書籍印刷、ダイレクトメール市場の変化などを、視察に参加した企業が報告する。
申し込みは以下から
https://podi.or.jp/press/20260914/
【2026年9月15日】カナエは10月14~16日、東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」に出展する。東1ホールの1R28にブースを構え、「包むから繋がる、やさしい未来」をテーマに、医薬品、食品、化粧品、日用品、医療機器などに向けた環境対応パッケージを紹介する。

主な展示製品の一つがモノマテリアル包装。廃棄後に焼却されることが多いパッケージを単一素材化し、リサイクルしやすくしたものだ。
医薬品分野では、アルミ箔を使わず、蓋材に特殊加工OPPフィルム、成形材にCPPシートを使用した「モノマテリアルPTP」を開発中。「Institute cyclos-HTP」からリサイクル適性98%の認証を取得している。
化粧品分野では、蓋材と容器材をポリオレフィン系の単一素材としたピールオープンブリスター「モノマテリアルポーション」を展示する。同製品は同認証でリサイクル適性100%の認証を取得している。
このほか、医療機器分野の「モノマテリアル滅菌袋」をはじめ、小型異形スパウト付きスタンディングパウチ、オリジナルの立体成形パッケージ「コスモパックシリーズ」などを展示する。スパウト付きスタンディングパウチは再封性を備え、用途に応じてスパウトの形状や大きさを設計できる。
また、紙、リサイクル、バイオマス素材などを使用した環境対応パッケージも多数展示する。
TOKYO PACK 2026は10月14~16日、東京ビッグサイト東ホールで開催。開場時間は午前10時から午後5時まで。入場には事前登録が必要で、登録しない場合は1,000円となる。
【2026年9月14日】DICとDICグラフィックスは、10月14日(水)から16日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026-東京国際包装展-」に出展する。DICのウェブサイト上に開設した特設ページでも出展内容を紹介している。

「価値を包み、未来を創る」をコンセプトに、DICグループの幅広い製品・技術と国内外のパートナー企業との連携によるソリューションを紹介する。リサイクル性の向上や省資源化、品質保持、ブランド価値向上、生産現場の効率化など、パッケージを取り巻く多様な課題に向けた提案を行う。会場ではAR(拡張現実)を活用した体験型コンテンツなど、DICグループの製品・技術やサステナビリティへの取り組みを体感できる企画も実施する。
DICグループはサーキュラーエコノミーの実現に向け、原材料の調達から製品化、回収・再生までバリューチェーン全体の連携を重視し、顧客やパートナー企業との共創による価値創出に取り組んでいる。
名称:TOKYO PACK 2026-東京国際包装展-
日時:10月14日(水)~16日(金)10時~17時
会場:東京ビッグサイト東1~3、7、8ホール
主催:日本包装技術協会
ブース:東2ホール2R04
公式サイト
https://www.tokyo-pack.jp/
DIC
https://www.dic-global.com/
【2026年9月14日】サトーは、水産加工品の仕入れ・販売などを手がける野田彦(愛知県名古屋市)に、ラベル自動印字貼付ロボット「S-ROBO Pro」が導入されたと発表した。
これにより賞味期限・消費期限ラベルの貼り付け作業は約8時間から約3時間へ短縮し、新規・追加案件を受け入れられる体制の構築にもつながっている。

野田彦は名古屋市中央卸売市場を拠点とする水産加工品の仲卸企業。量販店で在庫管理の高度化が進む中、ピース単位での出荷や冷凍品をチルド品として出荷する「温度帯変更」の依頼が増加し、多品種小ロットへの対応に伴いラベルの照合や貼り付け作業の手間が増していた。
明太子とたらこのように外観だけでは判別しにくい商品もあり、期限情報の手入力による日付ミスやラベルの取り違えといったヒューマンエラーも課題となっていた。
「S-ROBO Pro」は3Dカメラで商品の形状を計測し、不揃いな商品や無地のパッケージでも貼り付け位置を自動で検出する。凹凸のある商品や冷凍状態の商品など、従来手作業だったラベル貼り付けを自動化できる。
現品のJANコードを読み取って商品画像や情報を表示するため、商品とラベルを照合しながら作業でき、商品知識に依存せず取り違えや入力ミスのリスクを軽減できる。

導入前は30~40アイテム分のラベルを2~3人で手作業により約8時間かけて貼り付けていたが、導入後は約3時間に短縮した。
手貼りで1時間あたり約200枚が限界だった処理能力も600枚以上に向上した。機器の操作は外国人スタッフも2日ほどで習得できるという。
野田彦は今後、1日5,000~6,000枚規模の処理を目指し、品質を担保しながら事業拡大を進める方針。
【2026年9月11日】フジキカイは、「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」で、「2026日本パッケージングコンテスト」の最高賞であるジャパンスター賞(日本包装技術協会会長賞)を初受賞した。

この製品は、グループ会社のフジパックシステム、プリンターメーカーのエムエスティ、コニカミノルタ、検査装置を手がけるダックエンジニアリングの5社で共同開発した包装機「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」を使用したもの。

使用した「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」は、水系インクジェットプリンタと乾燥装置、検査装置を搭載し、フィルムへ内容を直接印刷しながら1分間に最大80個の製品包装が可能な包装機。
フィルムを包装機上で印刷することで共通フィルムの使用が可能になり、製品ごとのフィルム作成が不要となるため、製品改廃に伴う旧版フィルムの廃棄量を大幅に削減できる。製品切替時もフィルム・リボンの交換が不要で、小ロットからの受注・生産にも対応する。
水系インクを使用し、フィルム基材の表裏・多面へ高精細なカラー多色印刷が可能なため、ラベルやシール貼付工程も不要になる。グラビア印刷フィルム使用時と比較し1本あたり約15万円のコストカットが可能で、年間CO2排出量を53%削減できるという。

背景には、フィルムの原料となるナフサの供給・価格の不安定さによるフィルム価格の値上がりや、商品リニューアル時の旧版フィルム廃棄という課題があった。5社は、水系インクジェットによるカラー印刷から乾燥工程までを包装機上部で行い、出来上がったフィルムを即座に包装機本体へ送り込む仕組みを共同開発した。

なお受賞作品は、10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」の特設ブース「2026グッドパッケージング展」で一般公開し、フジキカイ・フジパックシステムのブースでは同包装機の実機展示・実演デモも行う。
また、10月17日から2027年1月17日まで印刷博物館で開催される「現代日本のパッケージ2026」でも展示される。製品動画は9月16日から30日まで開催されるオンライン展示会「フジコミュニケーションプラザon WEB 2026」で先行公開する。
フジキカイ
https://www.fujikikai.co.jp/
【2026年9月9日】クリエイトが運営するオリジナル紙袋製作サービス「紙袋販売net」は、1枚から製作できる「小ロットフルカラー紙袋」のサイズ確認用サンプル1点を無料で提供するキャンペーンを実施している。キャンペーン期間は12月末日まで。

「小ロットフルカラー紙袋」は、大量発注を前提とせず1枚から製作できるオリジナル紙袋で、最短7営業日から出荷する短納期対応が特長。1枚からの試作・校正のほか、50~300枚程度のイベントや店舗用途にも対応する。
印刷はデジタルオフセット印刷を採用し、4色CMYK印刷・6色RGB再現印刷、全面印刷に対応する。定型サイズを豊富に用意するほか、グロスPP・マットPP加工、箔押し印刷にも対応する。持ち手はアクリルスピンドル紐やアクリル平紐、手穴タイプから選べ、「ハッピータック」「リボン」もオプションで用意する。
同社は、フルオーダー紙袋の経済ロットが500枚からとなる一方、そこまで大量には必要ないという需要に応えるため、2022年初夏頃から小ロットサービスを提供してきた。紙袋は平面のデザインデータだけでは実際の大きさや立体感をイメージしにくいことから、本番発注前の試作品・校正サンプルとしても1枚注文と同じ価格・対応で製作できる。

今回のキャンペーンで提供するのはサイズ確認を目的としたサンプルで、オリジナルデザインを印刷した紙袋サンプルとは異なる。デザインを印刷したサンプルが必要な場合は「小ロットフルカラー紙袋」として1枚から有料で製作する。無料対象は1人・1法人につき1点で、2点目以降は有料となる。

紙袋販売net
https://www.paper-bag.jp/
【2026年9月4日】Tooは、武田コーポレーションの文字検版支援ソフトウェア「フォルトファインダープロ」導入事例を公開した。
武田コーポレーションは複数言語が記載された商品パッケージの校正にデジタル校正ツールを導入し、校正にかかる時間を約30%削減した。

武田コーポレーションは商品企画から海外生産、卸販売までを手がける輸入商社で、インテリア用品や園芸用品、生活雑貨など年間のべ8,000アイテムを取り扱う。商品部デザイン課では自社開発商品のパッケージや説明書、店頭販促物、カタログなどの制作を行っている。
同社では、パッケージや説明書の目視による校正に多くの時間を費やしており、日本語・英語・ポルトガル語など複数言語が記載されたパッケージでは校正に丸一日かかることもあった。集中力を長時間維持しながら確認する精神的な負担も課題となっていた。

Tooの「フォルトファインダープロ」は、オプション機能「AIOCR」を組み合わせることで外国語パッケージの校正にも活用できる点や、原稿とレイアウト後のデータを比較できる点が評価され、導入に至った。
導入後は外国語パッケージの校正時間を約30%削減できたほか、一言一句を目視で確認する精神的な負担も大きく軽減された。
今後は検証を進め、より幅広い工程での活用や、校正で連携する他部門の負担軽減も期待されるという。
【2026年9月3日】TOPPANは、アパレルブランド向けに、サプライチェーン管理と消費者へのトレーサビリティー情報提供を両立する小型デュアルRFIDタグを開発した。2026年度内の提供開始を目指す。

同製品は、長距離通信での一括読み取りに優れたUHF帯と、近距離通信で安全性に優れたNFCの2つの通信規格を統合したデュアルタイプのRFIDタグ。
UHF帯により物流や店舗でのサプライチェーン管理を一括読み取りで効率化するとともに、購入後はNFCにより消費者のスマートフォンでトレーサビリティー情報を閲覧でき、真贋判定やキャンペーンへの参加などにも活用できる。

従来のアパレル向けタグは在庫管理やレジ業務が主目的で、消費者がスマホなどで利用するには適さず、購入後は切り離されて捨てられることが多いという課題があった。TOPPANは衣服の織ネーム(ブランドタグ)への実装技術と、洗濯や摩擦に耐える耐久性を実現する構造設計により、この課題の解決を図った。
欧州ではDPP(デジタルプロダクトパスポート)規制をはじめ、製品ライフサイクル全体を通じたトレーサビリティーの法制化が進んでおり、テキスタイル分野では2027年から導入が予定されている。
製品は、縫製に使う糸の一部を導電糸にしてRFIDの電波を結合させる構造により、小型でありながら5m以上の長距離通信を実現した。ID認証プラットフォーム「ID-NEX NFCセキュアID認証サービス」を活用することで、既存システムやブロックチェーンと連携し、改ざん不能な形で追跡できる。また、家庭用洗濯機で100回の洗濯耐久テストをクリアしている。
価格は10万枚一括手配時で1枚あたり約100円から(織ネームは含まない)。

TOPPANは欧州展開を行うアパレルブランドへ積極的に提供し、2029年度までに関連受注を含み10億円の売上を目指す。
なお、同製品は9月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催される「第28回自動認識総合展」の同社ブースで展示される。
TOPPAN
https://www.toppan.com/
【2026年9月3日】大日本印刷(DNP)は、リップマンホログラムとスマートフォン認証による製品の偽造対策・真贋判定の仕組みを開発した。

同仕組みは、二次元コードとリップマンホログラムを組み合わせ、スマートフォンで製品の真正性を確認できるもの。利用者は二次元コードを読み取った後、Webブラウザ上でホログラムを撮影するだけで真正性を確認でき、専用アプリや専用の読み取り機器は不要という。
DNPブースでは真贋判定のデモンストレーションを実施し、利用イメージを紹介する。
DNPは1972年からクレジットカードや商品券の偽造防止、パッケージやプレミアム品の模倣防止に活用できるホログラムの開発に取り組んできた。
今回、目視による確認に加えリップマンホログラム特有の光学的特徴を解析して真贋を判定する仕組みを構築し、ホログラムの設計・製造からラベル加工、システム構築、判定データの管理・分析までを一貫して提供する。
DNPは今後、ホログラム技術とデジタル技術を組み合わせた認証・トレーサビリティ関連サービスを拡充し、展示会での反応や意見を踏まえながら実用化に向けた検証と機能開発を進める方針。
なお同製品は、9月16日(水)~18日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第35回2026知財・情報フェア&コンファレンス」で初出品される。
会場では、「リップマンホログラム」と「エンボスホログラム」の2種類を用いたブランドプロテクションソリューションなども紹介する予定。
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