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【開催中レポート】「page2026」 グッズプリント関連多数 最新プロダクションプリンタが勢ぞろい

【2026年2月19日】「page2026」が2月18日、豊島区の池袋サンシャインシティーで開幕した。
開催は2月20日(金)まで。主催は日本印刷技術協会(JAGAT)。
同イベントは「「Re:Connect ~再びつなぐ、印刷のチカラ。」で、印刷・メディアビジネスの総合イベントと行われており、「page’88」から数えて39回目、今回は出展小間数136社、498小間で行われている。
入場は無料で事前登録制。

プリント&プロモーションではデジタルプリンティングに関する出展者にフォーカスして速報を紹介する。

page2026
https://page.jagat.or.jp/

 

グッズ&大判プリンタ&後加工

シンクイノベーションは、2カ所にブースを出しており、自動化とOEMによるグッズ製作の実現を提案している。
自動化機器コーナーでは、「簡易缶バッジ自動機」を出品。同機はこれまで手作業か半自動で行っていた缶バッジ製作を自動化する。1時間に350個を作成可能で、今回は出展はないが「完全自動機」では3500個を作成できるという。

「OPP包装機」は、完成した缶バッジを袋詰めする。OPPの剥離紙を剥がしなどもロボットが行い、封入の面倒な作業を機械が行う。缶バッジ自動化機と連結し完全自動も可能。
「ナスカン自動機」は、これまで人間がペンチ二つで行ってきたキーホルダーへのナスカン付けを代替する。

同社のOEMコーナーでは同社のグッズをはじめ、ペット用の3D撮影カメラなども紹介している。
また共同出展のGMGジャパンがBarbieri(バルベーリ)の測色機を展示。担当者は「グッズ製作でも色合わせが厳しくなっている」と話す。ブースでは富士フイルムの「Revoria Press」や武藤工業のMPインク搭載大判プリンタで作成した缶バッジ用のプリントサンプルを展示している。「Revoria Press」は1000枚程度までのプリントに対応でき、100枚以下は大判プリントといった使い分けが可能という。

モノファクトリーも缶バッジ製造機を多数出品している。「MF200」 はフル自動の主力モデルで、丸型から角型・ハート型まで幅広い形状に対応し、毎分20個超の安定した生産を実現する本格的な大量生産モデル。卓上サイズながら自動取り出しアームや安全機構も備え、プロの量産現場でも使える。「MF100」は、MF200 の技術をベースにしつつ、よりシンプルな構成で扱いやすさを重視した中位モデル。「MF050」はシリーズの中で最もコンパクトなエントリーモデル。

イメージ・マジックはUV-DTF「Nocai」シリーズなどを展示している。
UV-DTFは転写シートで、マグカップやグラス、ステンレスボトル、ボールペンなどにカラープリントできる。昇華転写シートのような切り抜きが不要で、曲面では難しい直印よりも生産性が高いことが特長だ。
「NC-UVD DFT60-PLUS」は600mm幅で、比較的大きめプリントが可能で、高い生産性がある。ゴールドフィルム(金箔風フィルム)にも対応し、高付加価値のデザインを実現できる。
300㎜幅の「Nocai NC-UVDTF30」もある
このほかブラザー工業のガーメントプリンタ「GTX」にカメラを搭載し、刺繍プリントを実現した「DTEカメラシステム」を展示している。

ミマキエンジニアリングは、グッズプリント向け製品を中心に自社の最新モデルを展示した。
「UJV300DTF‑75」は、ミマキが DTF 専用に最適化した UV方式の転写プリンタで、フィルムに直接 UV インクを載せて硬化させることで、熱をほとんど使わずに転写シートを作れるのが特徴。水性DTFのような粉付けや乾燥工程が不要で、臭気や粉塵の問題も抑えられるため、クリーンな環境で安定した運用ができる。小ロットから多品種のアパレルプリントに向き、UV特有の高精細さと発色で、細線や文字もくっきり仕上がるのが魅力になっている。


「UJF‑7151plusⅡ」は昨年発売で、ミマキのフラットベッドUV機の中でも“精度と安定性”を追及したハイエンドモデル。金属・樹脂・木材・アクリルなど多様な素材に直接プリントできる。ヘッド制御や位置精度が大幅に強化され、微細な文字やパターンも量産レベルで均一に再現できる。ブースではゴルフボールへのプリントを実演した。
「TxF150‑75」は、ミマキ初の水性DTFプリンタ。DTF特有の“白インクの沈殿”や“ノズル詰まり”を抑えるための循環機構や自動メンテナンスを標準搭載し、DTF運用の不安定さを大きく解消した。75cm幅でアパレル向けの量産にも対応しつつ、扱いやすさと安定稼働を重視した設計。

エプソン販売は、水性インクジェットプリンタが中心。
SureColorシリーズの「SC-P9550」はB0ノビ(最大幅44インチ/1118mm)対応のフラッグシップ高画質モデル で、12色(オレンジ・グリーン・バイオレットなど拡張色あり) のインクを搭載し、最高解像度2400×1200dpiで写真画質の出力を実現する。新ヘッドで従来機の約2倍の高速プリントにも対応。
「SC-P8550D」はB0ノビ対応の6色機(グレーインク搭載モデル)で、ダブルロール(2本同時装着)対応で生産性も高い 。グレーインクにより肌色や暗部の階調が滑らかで、従来の9色機に匹敵する高画質を実現 。奥行きが約50cmと非常に薄く、省スペースでスタイリッシュなデザインも特長だ。
「SC-P5750DM」はA0ノビ対応のプリンター+スキャナー一体型複合機の6色機。顔料インク搭載で、こちらもダブルロールに対応する。
いずれも、印刷業界向けにはポスターやPOPなどの少量向け出力を提案する。
このほかガーメントプリンタ「SC-F1050」も展示し、Tシャツプリントをアピールした。

ブラザー工業はガーメントプリンタ「GTX」を展示。Tシャツプリントを実演するなどで紙以外へのプリントをアピールした。また、ドミノブランドのモノクロUVプリントユニット「K300」を紹介し、ラベルなどの印刷後の追い刷りやペットボトルのフタなどへの可変プリントを提案している。

日本製図機器工業はカッティングプロッタ「NS-X」を展示している。同シリーズは、オフィスにも置けるコンパクトさと、パッケージ・シール・POP などの小ロット加工に必要な本格的機能を両立している。位置合わせカメラを標準搭載し、給紙スタッカーに資材を積んで実行ボタンを押すだけで、自動見当 から連続カットまで行える。ワークサイズは「NS‑X Compact EVO」がA3ノビ、「 NS‑X Compact / Compact PRO」がB2サイズ対応。「PROモデル」は「打ち抜き並みの罫線加工」を実現した上位機という。「NS‑X Automation 」は大容量フィーダーとコンベア搬送を組み合わせ、カメラによる自動見当と裏面カメラまで備えた“無人自動運転”を前提とした構成。
会場では「NS-X Automation」で缶バッジ用の抜き加工を行っている。

オーシャンテクノロジーは、本紙対応用レジンインクジェットプリンタ「OT‑IJ 1200S」を紹介。水性インクジェットでは難しいコート紙やカード紙、アート紙などに直接プリントできる。本紙を使えることで校正やダミー制作の精度が大きく向上し、色だけでなく紙の質感まで含めて本番と同じ条件で確認可能。

キヤノンマーケティングジャパンの大判の「imagePROGRAF GP-2600」は、主に広告・ポスター・販促物・POPなどのグラフィック用途に特化した24インチ(610mm、A1ノビ対応)機種。従来の写真寄りモデルと違い、耐光性・耐擦過性・堅牢性を重視した設計で、屋内長期掲示ポスターや販促物に適性があり、色褪せしにくく、指で擦っても落ちにくい。

「imagePROGRAF PRO-1100」は、A2ノビ対応プロフェッショナル写真プリンタ。写真家やアートプリント向けで、新顔料インク「LUCIA PRO II」を採用しており、耐光性と耐擦過性を大幅に向上させた。12色インクで、最高解像度2400×1200dpiのきめ細かな表現が可能。ブースでは推し活グッズの缶バッジ製作をイメージした展示を行った。

エコスリージャパンは、CTP「ADAMAS125」実機展示。大判プリントは「JETI MIRA2716」の白インクで盛り上げるアートをサンプル展示し、魚の鱗や鳥の羽、雫などを立体的に表現した。
このほか、ユーザーの印刷作品を競う「スブリマ+コンテスト2025-2026」では、佐川印刷の2,5Dプリント「チャンピオンベルト」などを展示している。

ムサシはB2対応の給排紙付きカッティングプロッタ「RX-2」を展示している。同機はB2サイズまで対応できる給排紙ユニット一体型のカッティングプロッタ。1,000枚まで用紙をストックできるため、POPやパッケージ、紙器の小ロット生産や試作で力を発揮する。自動給紙機構には4つの吸盤を使った吸着搬送方式が採用されており、光沢紙や厚紙でも安定して1枚ずつ送り出せる。さらに、CCDカメラによる自動位置合わせやQRコード(イラストレータープラグイン)による個別カット指示にも対応している。

レザックはZUNDの小型カッティングプロッタをデモンストレーション。

今回JAGATが設定した「紙以外ゾーン」には、テクノプロモーションや重光商事、マグネスポットなどが出展し、多くの来場者が足を止めていた。グッズプリントをはじめプリンティングの中心が紙からそれ以外へと移り始めているのを象徴するような光景だ。

 

デジタル印刷

富士フイルムグラフィックソリューションズは昨年末に発売したフラグシップモデル「Revoria Press PC2120」をデモンストレーションし、多くの来場者を集めた。「PC2120」は、独自のAI技術で作業を効率化し、用紙設定を自動化する「用紙プロファイラー」が用紙の特性をAI解析。フィルムやアルミ蒸着紙などの特殊紙にも対応し、用紙種類・坪量・色などの最適設定を提案する。新たに「グリーン」トナーを開発し、既存のピンクと組み合わせることで印刷可能な色域を大幅に拡張した。毎分120ページの高速印刷を実現し、52g/m²の薄紙から400g/m²の厚紙まで幅広い用紙に対応。最大330×1,300mmの長尺用紙への印刷もできる。
また、後加工ソリューションではトーヨーテックのカッティングプロッタ「DG-4060」を紹介している。

キヤノンマーケティングジャパンは、プロダクションプリンタや大判プリンタなどを展示している。
プロダクションプリンタは「imagePress V1000」をデモ。商業印刷・オンデマンド向けで乾式トナーを搭載したVシリーズのフラッグシップモデルで、中~高生産量の印刷会社やプリントショップ、社内印刷部門向けに設計されている。除電やインスペクション(検査)ユニット付きで、自動化を促進する。

キヤノンブースでは「100のお悩み」と題した、プリンティングに関する悩みとそれを解決する方法の紹介を行うコーナーを設けて、来場者の課題や疑問に答えている。

ホリゾンは印刷の後加工のシステムを紹介。国内初展示の「AVG中綴じシステム+帯かけ」をデモンストレーションし、「プリンターインラインダイカットシステム」ではキヤノンの「image Press V900」と接続し、カードの抜き加工までを実演している。
このほか「ロボット投入無線綴じシステム」なども展示した。

隣の「印刷革新会コーナー」では複数の会社がプリンタと後加工機を接続し、印刷の自動化についてデモンストレーションを行いながらプレゼンし多くの人を集めていた。
デモを行ったのはリコー「Pro5000シリーズ」にデュプロの後加工機を接続したシステムと、コニカミノルタ「Accurio Press C4080」にホリゾンの後加工機を接続したシステム。

コニカミノルタは「Accurio Press C5080」を展示。同機は1月に発売された最新機でAI技術を大幅に取り入れて自動化や省力化を推し進めている。「IM-104/105」は用紙を自動検知し、これに合わせたプリンティングを行える。また、指定により用紙間違いも指摘可能で、NG用紙の紛れ込みがあった場合は自動排出する。検査装置の「IQ-601」は従来より進化しており明度に加えAB値も測定可能。担当者は「トラブルをより少なくできる」としている。

SCREEN GPとSCREENグラフィックソリューションズは、自社のデジタル印刷機によるサンプルを展示しており、ブース前面で行われるプレゼンには多くの人が集まった。

リコージャパンはプロダクションプリンタ2機種を展示。
「Pro C9500」は上位・高速フラッグシップモデルで、A4で最大135ppmの超高速生産機。最大の特徴は新開発の摺動定着方式(スライドフュージング)採用で、40g/m²の極薄紙から470g/m²の厚紙(最大厚0.6mm)まで幅広く対応する。長尺両面印刷も960mmまで可能で、インラインセンサーや自動品質最適化も強化された。
「RICOH Pro C7500」は中容量・多機能モデルで、A4で85ppm、5色目を搭載でき、ホワイトやクリア、ゴールド、シルバー、インビジブルレッドのほか、新規ネオンイエロー・ネオンピンクなども搭載できる。長尺両面は1,030mmまで対応した。

コダックは「インプリンティングシステム」のユニットとサンプルを展示した。同システムは「PROSPER Sシリーズ」や「PROSPER Plusプリントヘッド」を既存ラインに統合するもので、追い刷りや可変印刷をオフセット印刷と同等レベルでプリントできる。包装や商業印刷、セキュリティ印刷で採用されることが多い。

理想科学工業の「VALEZUS T2200」は高速バリアブルのインクジェットプリンタ。本格的なカット紙カラーインクジェット方式で、印刷エンジンを2基連結し、A4両面で毎分330ページを実現した。油性顔料インクを採用しており、速乾性が高く、乾燥装置を必要としないため、用紙の波打ちが少なく後加工との相性も良い。デモでは伝票やカタログなどをプリントしている。
また「drupa2024」で参考出品した「Integlide」も展示。同機は段ボールプリントユニットで、ヘッドを縦置き・横置きのどちらでもできる。カラープリントによる少量のデザイン段ボールや追い刷りなどでの活用を見込む。

京セラは、「TASKalfa Pro 55000c」をイメージ展示。同機は商業印刷市場向けに投入した高速インクジェットプロダクションプリンタで、A3枚葉機としては珍しく オフセットコート紙に本格対応している。A4片面で 毎分150ページ の生産性を持ちながら、クラス最小レベルのコンパクト設計を実現した。

イトーヨーカ堂 家庭系廃食用油の累計回収量34トン突破 計画比140%で資源循環を加速

【2026年2月16日】イトーヨーカ堂は、2023年2月から開始した「家庭系廃食用油回収」の取り組みで、2月15日時点の累計回収量が約34トン、専用リターナブル容器の累計回収本数が5万本を突破したと発表した。
当初2026年2月までに25トンの回収を目標としていたが、計画比約140%と順調に進捗している。

同取り組みは、東京都、埼玉県、千葉県、栃木県、大阪府、兵庫県、愛知県の7都府県にあるイトーヨーカドー、ヨークフーズ、ヨークマートなど計95店舗で実施。2024年1月末に累計1万本を突破して以降、約1年で新たに4万本を回収するなど、地域住民の参加が広がっている。

回収には専用のリターナブルボトルを使用。従来の使用済みペットボトルによる回収と異なり、洗浄して繰り返し利用することで廃棄物を出さない仕組みを採用している。
ボトルは店舗のサービスカウンターや専用回収ボックス周辺で無料配布。利用者からは「油を簡単に注げる」「洗浄や管理の手間が省ける」「買い物ついでに持ち込めて便利」といった声が寄せられている。

回収した廃食用油はバイオディーゼル燃料などに活用。将来的にはENEOSが事業化を進める持続可能な航空燃料(SAF)の原料の一部として供給することを目指す。SAFは廃食用油や獣脂などの非化石原料から製造され、従来の化石燃料由来の航空燃料に比べてCO2排出量を抑制できるとされる。

同社は今後も地域と連携し、資源循環の促進と環境負荷低減に向けた取り組みを拡大するとしている。

家庭系廃食用油 特設ページ
https://www.itoyokado.co.jp/special/haiyu-kaisyu/index.html

エフピコチューパ 大田市場内に常設ショールームを開設

【2026年2月13日】エフピコチューパは、大田市場事務所を東京都大田区の大田ステイタスビルへ移転し、量販店の青果売場を再現した「大田ショールーム」を2月16日にオープンする。

ショールームは、全国から旬の青果物が集まる大田市場内に立地。実際の什器や冷ケースを設置し、商品陳列まで再現することで、「見て・試して・その場で相談」できる体験型提案拠点とする。

主な特徴は3点。
第一に、量販店売場のリアルな再現。導入後のミスマッチを防ぎ、具体的な販売イメージを構築できる。
第二に、「売り場×青果×容器」の一体提案。旬の青果物と最適な容器を組み合わせ、売場全体をパッケージとして提案する。
第三に、全国ネットワークを活かした成功事例の共有。各地の売場事例や消費トレンドを基に、売れる売場づくりの情報を提供する。

同社は、省力化や高付加価値化、食品ロス削減といった業界課題への対応を強化。季節ごとのテーマ展示や最新トレンド発信も行い、青果流通の川上から川下までをつなぐパートナーとしての役割を目指す。

所在地は東京都大田区東海3-9-1 大田ステイタスビル502。流通センター駅から徒歩20分。なお、同事務所で資材の販売は行わない。

公式サイト
http://www.chupa.co.jp

大阪シーリング印刷 オンラインセミナー「買ってもらうためのパッケージデザインの『伝える』チカラ」を開催 2月17日

【2026年2月6日】大阪シーリング印刷は、消費者視点に基づくパッケージデザインの考え方を解説するオンラインセミナーを、2月17日(火)に開催する。

同セミナーでは、サンデザインアソシエーツの松尾政明氏を講師に招き、「買ってもらうためのパッケージデザインの『伝える』チカラ」のテーマで講演。パッケージデザインを単なる装飾ではなく、商品と消費者をつなぐコミュニケーション手段として捉え、店頭で「選ばれるための根拠」をどのように設計するかを解説する。
リアル店舗において、消費者が商品を見る時間が限られる中、視線の誘導や伝えるべき情報の整理が重要になるという考え方を軸に進行する。

また、第二講では「消費者はパッケージのどこを見ている?~調査データから見えた実態~」のテーマで大阪シーリング印刷がセミナーを行う。

 

開催概要

日時:2月17日(火)午後2時から午後3時まで
形式:Zoomウェビナー
参加費:無料(事前登録制)
定員:50名
主催:大阪シーリング印刷
申込締切:2月12日(木)午後11時59分まで
※定員に達し次第、受付を終了する場合がある

https://www.osp.co.jp/feature/event01

大日本印刷と明治、多様性をテーマに「マーブル ダイバーシティ」新デザインを共同企画

【2026年2月4日】大日本印刷(DNP)と明治は、多様性をテーマにしたチョコレート製品「マーブル ダイバーシティ」の新デザインを共同で企画した。
明治は2月3日から、同デザインを採用した製品を数量限定で発売する。

新デザインは、DNP、明治、プライドハウス東京の3者による共創ワークショップを通じて制作した。パッケージに使用したイラストは、DNPの特例子会社であるDNPビジネスパートナーズのアート部門に所属する障がいのある社員が手がけた。
両社は、LGBTQ+関連イベントでの製品配布などを通じて、多様性の尊重に関する理解促進を図るとともに、企業・行政・NPOなどが連携する「コレクティブ・インパクト」の考え方に基づいた取り組みを進める。

DNPは、社員一人ひとりの多様性を尊重し、その強みを掛け合わせることで持続的な成長を目指す企業グループとして、人事制度の整備や組織風土の醸成に取り組んできた。
LGBTQ+当事者やアライの社員による活動支援を行うほか、SOGI(性自認・性的指向)に関する課題解決を目的としたプライドハウス東京への協賛も2020年から継続している。

一方、明治はこれまでにも、プライドハウス東京と協働し、2023年に「明治ミルクチョコレートCUBIE Diversityパッケージ」、2024年に「マーブルパウチ ダイバーシティパッケージ」を発売し、「一人ひとり違う大切に想うキモチ」を訴求してきた。
今回の企画は、こうした両社の取り組みを背景に、生活者に身近な商品を通じて多様な価値観を尊重するメッセージを発信することを目的としている。

新パッケージは、従来のパウチ形状から筒型に刷新した。デザインには、「みんなの数だけ色がある」「大切なあなたへ」「ありのままのキミが好き」など、多様な価値観に寄り添う6種類のメッセージを反映している。
イラストは、LGBTQ+の多様性の象徴として用いられる11色のプログレス・プライド・フラッグをモチーフとし、多様な個が共存する社会を表現した。

デザイン開発にあたっては、両社のLGBTQ+当事者やアライ、障がいのある社員など計17人が参加するワークショップを実施した。「自分自身を尊重してほしい」「価値観や気持ちを大切にしてほしい」「チョコレートをきっかけにコミュニケーションを楽しんでほしい」といった声を反映している。

今後、DNPと明治は、企業のD&I推進担当者を招いたイベントの開催や、LGBTQ+フレンドリーな飲食店への製品配布など、商品を起点とした啓発活動を展開する。多様な個が尊重される社会の実現に向け、企業・行政・NPOとの連携も継続していく方針だ。

明治「マーブル ダイバーシティ」特設ページ
https://www.meiji.co.jp/corporate/diamondstory/project/marblepouchds/

東光、PFAS不使用の紙容器へ切替 紙カップ(クラフト)3品を順次刷新

【2026年2月3】東光は、菓子店向け包材として展開する『紙カップ(クラフト)』3商品について、原紙をフッ素系耐水耐油紙から、PFASを含まないノンフッ素耐油紙「ブラウンエコバリー(F)」へ、2月から順次切り替える。

対象となるのは、『84角 紙カップ(クラフト)』『68角 紙カップWT(クラフト)』『63角 紙カップWT(クラフト)』の3商品である。切替時期は商品ごとに異なるとしている。

PFAS(有機フッ素化合物)は、撥水性・撥油性や耐熱性の高さから、フライパンなど幅広い製品に使用されてきた一方、自然界で分解されにくく、環境や健康への影響が懸念されている。近年は各国で規制の動きも進んでいる。

こうした背景を受け、東光は『紙カップ(クラフト)』の原紙を、ノンフッ素耐油紙である「ブラウンエコバリー(F)」へ変更する。同原紙は、漂白工程で使用する化学薬品を最小限に抑えた未晒しクラフトパルプを使用しており、環境負荷の低減を図っている。

原紙変更に伴い、商品名・商品番号・単重も変更となる。紙色は従来品よりやや明るくなるものの、クラフト紙特有のナチュラルな風合いは維持されるという。

新仕様では、68角および63角は耐熱仕様のため焼成にも対応し、焼き菓子をそのままギフト用途に使用できる。84角は非耐熱ながら直置き可能なトレー形状で、焼き菓子や生菓子など幅広い用途を想定している。

東光は今後も、環境配慮型素材を用いた菓子用包材の拡充を進めるとしている。

東光
https://www.package.co.jp/

PAO TOKO(Instagram)
https://www.instagram.com/pao.toko/

WEBカタログ
https://my.ebook5.net/PAOTOKO/

ショッパー再利用率は約4割 「捨てられない紙袋」が店舗評価を左右 NEXERとくま袋調べ

【2026年1月27日】NEXERは1月22日、熊本のオリジナル紙袋専門店「くま袋」と共同で実施した「買い物時の紙袋・ショッパーに対する意識」に関する調査結果を発表した。
全国の男女500人を対象に行った同調査では、紙袋やショッパーを「再利用している」と回答した人が39.6%に達し、約4割が何らかの形で再利用している実態が明らかになった。

調査では、買い物後の紙袋の扱いについて、「再利用している(別の買い物や贈り物など)」が最多となり、「すぐに捨てている」(17.4%)、「しばらく保管してから捨てている」(15.6%)が続いた。
「気に入ったものは取っておく」と回答した人も12.4%おり、収納用やコレクションとして保管するケースも一定数存在することが分かった。背景には、紙袋の有料化や環境意識の高まりにより、「もったいない」「再利用したい」と考える消費者心理があるとみられる。

また、紙袋やショッパーのデザインがお店の印象に与える影響については、「とても良くなる」(16.4%)、「少し良くなる」(35.4%)を合わせた51.8%が「印象が良くなる」と回答した。
半数を超える消費者が、紙袋のデザインを店舗評価の要素として捉えており、「細部までこだわっていると感じる」「持ち歩くと気分が上がる」「センスの良い店だと思う」といった声が多く寄せられた。

さらに、「この紙袋は捨てられない」と感じた経験については33.8%が「ある」と回答。約3人に1人が、強い印象を受けた紙袋を保管していることが分かった。
その理由としては、「デザインや色合いが好みだった」(59.2%)が最も多く、「高級感があった」(47.3%)、「ブランドロゴがおしゃれだった」(42.0%)、「丈夫で使いやすそうだった」(39.6%)が続いた。視覚的な魅力に加え、実用性の高さも「捨てられない」要因となっている。

同調査結果から、紙袋やショッパーは単なる包装資材にとどまらず、ブランドイメージや店舗の印象形成に大きな影響を与える重要な接点であることが浮き彫りとなった。
購入体験の最後を締めくくる存在として、デザイン性や品質に配慮した紙袋の活用が、今後のブランディングや販促施策において、より一層重要性を増すとみられる。

くま袋
https://fukuro-mart.net/

NEXER
https://www.nexer.co.jp

 

大同至高 推し活グッズを発売 ピロー型クリアケース「ピロコレケース」 持ち運び需要に対応

【2026年1月22日】ノベルティやオリジナルグッズのOEMを手がける大同至高は、ピロー型のクリアケース「ピロコレケース」を新商品として発表した。缶バッジやアクリルスタンド、トレーディングカード、レプリカチケットなどのグッズを収納し、持ち運べる仕様で、推し活関連の需要を見込む。

同製品は、納品時にはシート状で提供され、保管や配布がしやすい構造とした。使用時にはマチを立ち上げて立体的なピロー型にするほか、フラットな状態でも利用できる。素材には透明度の高いPPを採用し、収納したグッズを視認しやすい点が特徴だ。

印刷は全面フルカラーに対応し、キャラクターやロゴを配置したオリジナルデザインでの制作が可能となっている。OEMやODMによるノベルティや物販用途を想定しており、最小ロットは1,000個から受注する。

サイズは180ミリ×143ミリで、レプリカチケットが収まる寸法とした。キーホルダー用の穴を設け、ボールチェーンを通すことでバッグなどに取り付けられる。ボールチェーンの同梱はオプション対応とする。

大同至高は、クリアファイルやうちわなどの定番商品に加え、独自性のある推し活向けグッズを展開してきた。これまでの関連グッズ受注は1,700件を超え、売上金額は累計12億円以上としている。新商品の投入により、推し活市場向けの商品ラインアップを拡充する考えだ。

 

TOPPANとJAREC 福岡市で地産地消型資源循環の実証実験開始 家庭系プラスチック25%配合のごみ袋を検証

【2026年1月20日】TOPPANとJAREC(全日本科学技術協会)は2月から、回収されたごみを地域内で再資源化し、再生材として利用する地産地消型資源循環の実装に向けた実証実験を福岡市で開始する。
家庭から排出されるプラスチックごみを原料の25%に配合した「再生プラスチック配合ごみ袋」を製造し、実使用環境での検証を行う。政令指定都市での同様の実用化検証は初となる。

同実証実験では、分別回収された家庭系プラスチックごみを原料として再生材を製造し、同地域で使用するごみ袋に再利用する。一連の工程を地域内で完結させることで、輸送負荷の低減と資源循環の効率化を図る。

福岡市は、2027年2月1日からプラスチック分別収集の開始を予定しており、これに先立ち試験運用地区を設定している。JARECとTOPPANは、対象地区の住民に再生プラスチック配合ごみ袋を提供し、強度や使用感に関するアンケート調査を実施する。

家庭系プラスチックごみは安定した回収量が見込める一方、汚れや異物の混入により加工適性が低下しやすく、これまで用途は限定的であった。両者は、原料配合や製膜条件、品質管理手法を最適化することで、日常使用に耐えるごみ袋の開発を進め、今回の実証に至った。

なお、同実証実験は福岡市が推進する官民連携事業「mirai@(ミライアット)」の一環として実施される。JARECとTOPPANは、実証結果を踏まえ、福岡市にとどまらず全国の自治体への展開も視野に入れ、地産地消型資源循環モデルの確立を目指すとしている。

実証実験の概要

  • 期間:2月1日(日)~2月28日(土)
  • 場所
     福岡市東区筥松地区の一部(原田1丁目)
     福岡市中央区当仁地区の一部(唐人町1~3丁目)
  • 対象:約4,000世帯

 

 

TBM 「LIMEX Sheet」がコニカミノルタのUVインクジェット印刷機で印刷検証を通過 デジタル印刷市場向けに販売を強化

【2026年1月16日】TBMの「LIMEX Sheet」が、塗工技術を改良した新スペック製品が、コニカミノルタのUVインクジェットデジタル印刷機「AccurioJet 30000」「AccurioJet KM-1」「AccurioJet KM-1e」の印刷検証を通過した。

「LIMEX Sheet」は、石灰石を主原料とする紙やプラスティックの代替素材で、石油由来物質や水をほとんど使用せず、世界中のどこでも採取できるものを主原料にしちることから、環境負荷の低減などを期待されている。

世界のデジタル印刷市場は、短納期かつ高品質な印刷需要の拡大を背景に成長が続いている。市場規模は2025年の343億米ドルから2030年には485億米ドルに拡大し、年平均成長率は約7.2%と見込まれている。

LIMEX Sheetは、石油由来の合成紙やラミネートフリーシートと比べ、石油由来プラスチックの使用量や製品ライフサイクル全体での温室効果ガス排出量の削減が見込まれる。
宮城県多賀城市の自社工場では、再生可能エネルギー由来でCO₂排出係数ゼロとされる電力を使用して製造している。

今回の検証では、AccurioJetシリーズによる高画質かつ広色域のUVインクジェット印刷において、LIMEX Sheetの耐水性や耐久性を生かした安定した出力が確認された。
園芸ラベルや電飾用シートのほか、メニュー表やPOPといった用途での活用が想定されている。TBMは、同シリーズを導入する印刷会社などへの提案を強化し、用途拡大を図る。

対応機種は「AccurioJet 30000」「AccurioJet KM-1」「AccurioJet KM-1e」。対応シートは、200マイクロメートル半透明ハード、300マイクロメートル白色ソフト、400マイクロメートル白色セミハードで、順次対応スペックを拡充する。

これによりコニカミノルタは、園芸ラベルや電飾用コルトンなどを中心に、国内外のデジタル印刷市場向けに同製品の販売を強化する。

LIMEX Sheet
https://tb-m.com/products/products-sheet/

 

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