凸版印刷の紙製スタンディングパウチ　クラシエホームプロダクツのヘアオイル詰め替え用新製品に採用決定

【2023年8月2日】凸版印刷は9月29日（金）、液体製品に対応可能で紙の特性を生かした設計の注ぎ口を採用した、「紙製スタンディングパウチ」を発売する。
同製品はクラシエホームプロダクツの新製品のヘアオイル「プロスタイル ニュアンスメイクオイル　詰替用」での採用が決定している。

「プロスタイル ニュアンスメイクオイル　詰替用」のパッケージは、プラスチック使用量の削減と紙素材の使用をテーマに開発されたもの。
紙の使用、プラスチックフィルムの薄肉化、水性フレキソ印刷の活用により、一般的なプラスチックフィルムを使用したスタンディングパウチと比較して、プラスチック使用量を約39％削減。包材製造時のCO2排出量を約23％削減した。

また、ヘアオイルにも耐えられる材質構成を実現しながら、紙の比重が包装材全体の中で最も大きい。このことから「紙製容器包装」に分類され、「紙マーク」表記も可能。

詰め替え時にこぼれにくくするために、対象ボトルの口径にあわせて、口元の細いパウチ形状を設計。口元をボトルに差し込んで安定して詰め替えられる。
紙の特性を活かした直線エンボス形状を採用。口元が立体的に折れ、エンボスに沿って膨らむことで、ボトルに差し込み易く注ぎやすい形状になっている。

今後、凸版印刷はイレタリー分野に向けて、「紙素材スタンディングパウチ」の拡販を開始、2025年度に関連受注を含めて10億円の売上げを目指す。