【2024年12月31日】毎年恒例の「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2024」。いよいよ1~3位の発表。
対象はプリント&プロモーションに2023年11月1日~2024年10月31日までに掲載された記事(1年間の前半に掲載誌した記事が有利となりやすいので、11月、12月は翌年のランキング対象としている)。
また他社とのコラボレーションで行った特集・特別記事、人事異動などは除外している。
「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2024」10位~4位 やはりあのイベントの記事がランクイン!
【速報レポート】「OGBS大阪2024」 パウダーレスのDTFシステムが初登場 印刷など他業界からも注目の急成長分野!
3位に入ったのは国内の展示会「OGBS大阪」。初めて取材させていただいたが、その熱気には驚いた。
東京で行われている「OGBS」と同じく、オーダーグッズビジネスの展示会で、近年はTシャツプリントに使用されるDTF(DirectToFilm)システムがメインの展示物になっている。
紙の印刷が非常に厳しい状態にある中で、紙以外へのプリントは価値が高く、生産が海外から日本に回帰するなど、非常に活況を呈している。商業印刷や他業種からの参入も多くあり、来年も注目の集まる分野だと感じる。
【コラム】「drupa2024」を振り返る<前編> 来場者数は驚きの数字に! テーマは「〇〇〇〇drupa」⁉
第2位はやはり「drupa」に関するコラム。前後編で記事を書き、後編も7位にランクインしている。
コラムの中でも書いたが、期間中の来場者数は約17万人で前回の2016年が26万人から9万人の減少。1990年で44万人がピークでそこからは半分以下になってしまった。
当然、印刷業界の衰退がこの数字を生んでいるのだが、その原因はオフセット印刷を中心とした商業印刷に焦点を絞り、グッズなど他のプリンティングにそれほど目を向けていないことだろうとも書いた。その証拠に他のプリンティング関連展示会は来場者数を伸ばしている。
展示構成もオフセット印刷機の大手メーカーを中心にしたもので、ゾーニングもされておらず、注目のDTFなどは各所にバラバラとあるだけの状態だった。こういったことに改善がない限り、今後もこの現象は続くだろう。
果たして主催者は意識改革ができるのだろうか?
都営浅草線 QRコード活用の新ホームドア導入 コスト20億円→270万円に削減 デンソーウェーブ技術で実現
さて堂々の第1位は都営浅草線のホームドアに使われたQRコードだった。
テレビや新聞、雑誌などでも多く取り上げられ、話題となったことから、アクセスが多くあったと推察されるが、QRコードとカメラ、簡単なセンサーを活用することでホームドアにかかるコストを大幅に削減したこの事例は、プリンティング業界にも大きなヒントになるのではないだろうか?
2025年もこの記事のように胸のすく、楽しい話題を多く提供していきたいと思う。
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