サンクユー　広告リーガルチェックのAIツールを提供開始　薬機法や景表法に対応

【2025年8月19日】サンクユーは、広告文やランディングページ、SNS投稿の法規リスクを自動で検出し、改善案まで提示する「広告リーガルチェックAIツール」の提供を開始した。
薬機法・景品表示法・著作権法など広告関連法規に対応し、広告表現のリーガルチェックを自動化する。

同ツールは自然言語処理と法規ナレッジデータベースを組み合わせ、違反の可能性がある表現を瞬時に分析。該当する法律や条項、リスクレベルを明示するほか、代替表現の提案も行う。これにより、コンプライアンス遵守と制作スピードの両立を実現できるとしている。

SNS広告やECサイトの増加に伴い、薬機法や景品表示法違反による行政指導や出稿停止事例が相次いでいる。従来の法務レビューは時間とコストがかかり、制作現場では「スピードと安全性の両立」が課題となっていた。サンクユーは制作段階の下書き時点から1次チェックを行い、最終レビュー前に2次チェックを実施する仕組みを導入することで、差し戻しや公開延期のリスクを減らす狙いだ。

主な特徴は以下の通り。
・薬機法・景品表示法・消費者契約法・著作権法に順次対応
・違反可能性と理由を明示し、代替表現例を提示
・社内外の制作フローに統合可能
・検出結果を教育資料として再利用できるナレッジ共有機能

導入効果として、法務レビュー時間の最大50％短縮、差し戻し削減による制作コスト低減、行政指導や出稿停止リスクの未然防止を挙げている。

同社の堀川治社長は「広告はスピードと創造性が求められる一方で、法令遵守も不可欠。当社のAIは制作現場と法務部門の橋渡しとなり、安全で効果的な広告運用を支援する」とコメントした。

ツール詳細は以下から
https://www.thank-u.net/blog/ai/legal_check_ai_tool_for_advertising/