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都営浅草線 QRコード活用の新ホームドア導入 コスト20億円→270万円に削減 デンソーウェーブ技術で実現

【2023年11月24日】都営地下鉄浅草線は、QRコードを活用した新たなホームドアを設置し、この結果、20億円以上かかるといわれたコストが270万円まで削減された。

都営ではこれまで、全線へのホームドア整備を進めてきが、浅草線は複数の鉄道事業者による相互直通運転を行っている。
このため、車両の編成数やドア数が異なる列車が運行しており、従来の方式によりホームドアを導入すると、各社の車両改修費や改修時間がかかることが課題だった。
そこで、デンソーウェーブへこの課題を持ち込み、今回のQRコード方式によるドア開閉連動技術開発した。

QRコードホームドア開閉連動技術は、電車ドアの窓にQRコードがプリントされたステッカーを貼り付け、ホームに設置されたカメラがこれを読みこむことで、ホームドアを開閉するもの。
QRコードを認識しない場合ホームドアが開かないため、列車ドアとの連動を簡便に行うことが可能となった。

従来は、車両編成が8両か6両か、扉が3つか2つかなどで、車両ドアとホームドアを連動するシステムの導入が必要だったが、この方式ではカメラとQRコード、ドアを連動することで、これを解決した。
同社では来年2月までに、ホームドアの回収を終了する見込み。

なお、同システムは京急線や小田急線などでも採用されている。

【地下鉄】浅草線ホームドアQRコード」都営交通公式チャンネルより


 

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