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日印産連 「2025年度日印産連表彰」の受賞者を発表 40周年特別表彰 業界貢献の個人・団体を顕彰

【2025年8月4日】日本印刷産業連合会(日印産連)はこのほど、「2025年度日印産連表彰」の受賞者を発表した。
同表彰は、印刷業界の発展に長年貢献した個人や団体を顕彰する制度で、日印産連傘下の各団体からの推薦をもとに選定されている。表彰式は毎年「9月印刷の月」記念式典の場で実施されている。

過去の表彰の様子

2025年度は、日印産連設立40周年を記念した特別表彰として、歴代の役員経験者や、プライバシーマーク・グリーンプリンティング事業に長年関わってきた功労者、業界関連の賛助会員団体が顕彰対象となった。
このうち、永年功労者としては三浦印刷、久栄社、千修、金羊社などの出身者が名を連ね、20年以上にわたって業界団体の運営に携わった貢献が評価された。

また、環境対応やプライバシーマーク制度の推進に尽力してきた委員や審査員、法律の専門家にも感謝状が贈られる。加えて、印刷インキ工業会や日本印刷技術協会、日本製紙連合会など、関連業界の団体にも特別表彰が授与される。

恒例の「印刷功労賞」には、共同印刷、TOPPAN、白橋、音羽印刷、TOPPANエッジなどの役員経験者が選ばれたほか、「印刷振興賞」ではDNPグラフィカ、千修、共栄メディア、新興グランド社、日本美術ライト商会など、計17名が受賞予定。いずれも印刷業の発展や技術振興、市場拡大に尽くした実績が評価された。

さらに、特別賞には大阪府印刷工業組合が推薦した「ペーパーサミット」が選ばれた。同組合が2022年より毎年開催している同イベントは、紙の魅力を広く発信し、印刷業の可能性を再発見する場として注目を集めている。

各賞の受賞者には、9月に開催される記念式典で表彰状と記念品が授与される予定で、業界内外の関係者が一堂に会する機会となる。

 

主な受賞者

40周年特別表彰

日印産連役員永年功労者
▽田畠一彌:久栄社、91歳、印刷工業会・全日本印刷工業組合連合会など、在任計26年
▽下谷隆之:千修、89歳、印刷工業会、在任計23年
▽浅野健:金羊社、76歳、全日本印刷工業組合連合会・印刷工業会、在任計21年

日印産連事業永年功労者
▽須田治樹:(旧)凸版印刷~個人事業主、リサイクル紙製商品研究委員会など歴任
▽牧山嘉道:リップル法律事務所、弁護士・弁理士、プライバシーマーク審査委員会委員長(現職)

賛助会員団体(五十音順)
▽印刷インキ工業会
▽環境保護印刷推進協議会
▽全国グラビア製版工業会連合会
▽日本印刷技術協会
▽日本印刷産業機械工業会
▽日本製紙連合会
▽日本洋紙板紙卸商業組合
▽日本洋紙代理店会連合会
▽日本WPA(日本水なし印刷協会)
▽プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会

このほかの受賞者は以下を参照

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