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フォーム工連 「フォーム業界から見たdrupa2016視察報告会」を開催 6氏が異なる視点から解説


【2016年7月4日】日本フォーム印刷工業連合会(フォーム工連)は6月30日、東京都中央区新富の日本印刷会館で「フォーム業界から見たdrupa2016視察報告会」を開催し、フォーム印刷関係者や印刷機メーカーなどから約200人の参加があった。

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同報告会では 、フォーム工連が行った「drupa2016視察」について、「デジタルプリント技術がオフセット印刷の破壊的な技術に成り得るか?」。また「デジタルプリント技術を活かした新ビジネスを創造することができるのか?」などの視点から、外部講師2氏とフォーム工連会員4氏が報告を行った。

フォーム工連ツアーの場内のガイドを務め、各社の概要について説明を行ったプリンテクノ・木村哲雄社長は「drupa2016展示会出展概要」について解説した。

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講演では主要各社のデジタル印刷機や後加工機などを紹介し、最後に「インクジェット技術とJDFを制する者はデジタルプリンティングを制す」とまとめた。

続いて、「drupa2016 注目ポイント及び企業視察訪問報告」としてツアー参加者から4氏が登壇し以下のように講演した。


トッパン・フォームズ製造統括部技術部の小野田義巳部長

「B1インクジェット」「マルチ後加工」「インダストリアル4.0、プリント4.0」「Landa2.0」がテーマだった。時間効率化を考えるとインタストリー4.0が必要になるが、日本では標準化・共通化が及んでいない。

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光ビジネスフォーム 営業本部日本橋営業所 中川正輝課長代理
B1サイズ対応軟包装資材への印刷、3Dプリンタの展示多数だがフォームではピンと来ない。状況を見ると、印刷の範囲を取り払わないとついていけない。デジタル印刷機は印刷品質では引けを取らない、後は顧客の要求品質のみ。

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共同印刷 ビジネスメディア事業部製品サービス設計部 横田亮介課長
標準化と共有化、情報の分析がカギ。設備導入時の注意点は運用スタイルをソフトに合わせること。デジタルや箔しかなどは、すべてに関して顧客に受け入れられるのかという課題がある。
「営業力強化」「ターゲット絞った設備投資」で印刷会社が利益を出す方法の模索が必要。

イセトー 営業企画部 大塚啓史部長
紙メディア離れがあると感じる。紙が良いから紙も良いへ。
Drupa後にオーストリアのDPIグループKBPRINTCOMを見学。
コストを抑えしっかり収益を上げている。共通化・標準化でベネフィットし、これを顧客に還元している。

 

最後に「What They Think から見た drupa2016」のテーマで、PODiの亀井雅彦代表理事が講演し、次のように話した。
ドルッパで印刷機メーカーは「自社はもちろん、他社の技術を網羅したい」という意識があった。一方で印刷会社は「自分の興味のあるところだけ、ヒントとして見たい」と考えており、意識の差があると感じた。

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デジタル印刷はオフセット印刷と同等の品質と生産性を得たはずだが、「メーカーはそれを伝えきれているか」という課題がある。
デジタル印刷機が多く並んだが、実際にデジタルで印刷されているのは市場の2%、商業印刷に絞っても5%。
デジタルで何がすれるかの答えを出そう。
フォーム印刷業界は追い刷りなど、非常にうまくできている。もう少し別のものを刷れば新しい世界に入れるはずだ。


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