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コニカミノルタ 「drupa2016」の出展概要を発表 IJデジタル印刷機の新ブランド「Accurio(アキュリオ)」を公開

【2016年5月11日】コニカミノルタ インクジェット事業部(KMIJ)が、世界最大の印刷関連展示会「drupa 2016」(5月31日・火~6月10日・金、ドイツ デュッセルドルフ)の展示概要を明らかにした(ホール8B ブースA85)。

インクジェット事業関連の出展では、「MEMS(Micro Electro Mechanical Systems、微小電気機械システム)技術」を採用した新開発インクジェットヘッドの動態展示を行う。
MEMS技術はシリコンやガラスなどの基板の上に微小な機械システムを形成する技術のことで、活用には㎛単位の高度な微細加工技術が求められる。


インクジェットヘッド「MC160H /ME130H」

インクジェットヘッドでは、このMEMS技術を採用した「MC160H /ME130H」を展示する。
同ヘッドは高解像度・高精度・高速射出特性を持ちながら、幅広いインクに対応し、ヘッド本体のコンパクト化も実現している。
用途はサインやラベル、パッケージ印刷用プリンタなどで、開発を構想している印刷機メーカー向けに、出力サンプル事例を紹介する。

コニカミノルタ MC160H ME130H


IJデジタル印刷機の新ブランド「Accurio(アキュリオ)」
インクジェット(IJ)デジタル印刷機では新ブランド「Accurio(アキュリオ)」を立ち上げる。
「Accurio」とは「すべての印刷会社の信頼できるパートナーでありたい」という、コニカミノルタの強い決意と意志を表現した名称という。

新ブランドの第1弾「AccurioJet(アキュリオジェット) KM-1」は、コニカミノルタのIJヘッド技術・インク設計技術と、電子写真デジタル印刷機で培った高い画像処理技術を駆使した新製品。発売は6月を予定している。
アート紙やコート紙、上質紙だけでなく、エンボス紙やパッケージング用厚紙などに対応しており、一般商業印刷から小サイズパッケージまでさまざまなジョブをこなせる。会場ではMGI社製の後加工機「JETvarnish」と組み合わせた高付加価値印刷物の作成プロセスを紹介する。

コニカミノルタ AccurioJet
「AccurioJet(アキュリオジェット) KM-1」

技術展示ではパッケージ印刷向けインクジェット方式デジタル印刷機「KM-C」を展示。同機は、「AccurioJet KM-1」で構築した印刷技術の横展開製品で、本格紙器パッケージ向けのIJデジタル印刷機という。
「KM-C」はB1用紙サイズをカバーする最大用紙寸法760×1,060mm、用紙厚0.3-1.2mmまでの幅広い出力用紙に対応。各種化粧箱や薄段ボールなどへの印刷に適している。


ブースは同グループ過去最大の2,400㎡
ブースコンセプトは「YOU and WE」、スローガンを「We enable your business and your customer’s business」、ブース面積も過去最大規模となる2,400㎡とした。
ブース内では実際のビジネスシーンをイメージできるよう、印刷会社がクライアントのマーケティングキャンペーンを包括的に受注したという想定で、実運用事例を展示する。

コニカミノルタグループ ブース(ホール8B ブースÅ65)
http://drupa2016.konicaminolta.eu

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