【2017年7月20日】凸版印刷は9月から、バーチャルリアリティ(VR)を活用した「ストリートミュージアム」について、これまでバラバラに活用されていた全国の史跡コンテンツを1 つのアプリとして集約。回遊機能を搭載した自治体向けサービスとして提供を開始する。
ストリートミュージアムは旅行者に訪れた場所ならではの感動をVR映像を使用し提供するサービスで、凸版印刷が自治体や企業などに販売している。
サービスでは、すでに取り壊された城郭や産業遺産などをVR上で再現することや、当時の内部の様子をスマホやタブレット端末で再現するなど、旅行者にこれまでにない体験を提供できる。
今回、全国の史跡コンテンツを1 つのアプリに集約。旅行者が計画段階から利用し、興味喚起を促せるという。
従来のストリートミュージアムの基本機能に加え、マピオンと共同開発した、古地図を利用した地域回遊型ナビゲーション機能を提供。史跡に近づくとGPS と連動してコンテンツがプッシュ配信され、史跡を中心とした周辺の観光スポット情報が古地図上に表示。観光スポットに近づくと、VR コンテンツや音声付き映像解説などが自動配信され、一度取得したVR コンテンツはコレクションとして端末内に保存される。
なお同アプリは、2016 年7 月20 日から22 日(金)まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催される「インバウンド・ジャパン2016」の凸版印刷ブースで紹介される。
価格は初期登録費35 万円~、月額掲載費6 万円~。
アプリのダウンロードは無料で、iOS 版を9 月中旬からの配信を予定している。
今後、凸版印刷ではストリートミュージアムを、観光資源を持つ自治体などに向け拡販。コンテンツ制作などの関連受注とあわせ、2020 年に約20億円の売上を目指す。
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