【2025年4月11日】ROMSは、梱包資材選定の課題を解決するSaaSソリューション「梱包アシストAI」の提供を開始した。
同社はEC・小売・物流・製造業向けに自動化ソリューションを提供する企業。
「梱包アシストAI」は、ROMSがこれまで培ってきた自動倉庫などの自動化ソリューションのノウハウを活かし、現場からのニーズをもとに開発した。AIの活用により、作業者の経験や勘に頼ることなく、誰でも最適な梱包作業を実現できる。
このツールは、最適な梱包資材のサイズ選定と梱包手順をAIが提案し、迅速かつ正確な梱包を支援する。従来のような試行錯誤を要せず、初めての作業者でも迷うことなく作業を進められる点が特長だ。さらに、同梱指示や注意点も画面上に表示されるため、属人性の排除と品質の均一化を同時に図かれる。
AIは自ら学習し、現場をアップデート。作業者はAIからの提案に対してフィードバックを返すことができ、その蓄積がAIの継続的な学習につながる。これにより、使用頻度が増すほど精度の高い提案が可能となり、現場に即した最適化を進められる。
導入に必要なのはPCまたはタブレットのみ。初期費用は不要で、従量課金制のため、導入リスクが低い。最短3営業日での利用開始が可能であり、迅速な現場展開が見込める。
同システムを導入することで、作業効率の向上と配送料の最適化の両面で大きな効果が期待できる。
まず作業効率の面では、事前に必要な梱包資材の種類や数量を把握できるため、作業の段取りがスムーズになり、資材計画の最適化が可能となる。また、アイテムごとのマスター情報がなくてもAIが自動でサイズを推測するため、導入前の準備工数が抑えられ、現場への展開も容易である。さらに、梱包順や配置、向きなどを視覚的にガイドする機能により、初心者やスポットワーカーでも迷うことなく作業ができ、梱包品質の標準化が実現する。
一方、配送料の最適化においては、AIが過剰なサイズの梱包を防ぎ、最適なサイズを提案することで送料を削減できる。また、出荷量を事前に可視化できるため、無駄のない車両選定が可能となり、配車計画の精度も向上する。こうした効率化とコスト最適化の両立により、現場の生産性を大幅に高めるソリューションといえる。
「梱包アシストAI」は4月9日から、開催中の第6回関西物流展にて展示中。会場では実際の操作画面を体験できるブースを設けており、来場者はその機能性と利便性を直感的に把握することができる。
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