【2024年11月6日】高速オフセットの「ハコボウヤ」が「KANSAI DX AWARD 2024」金賞を受賞した。
同社は、外国人観光客向けパンフレットやサイト制作やオウンドメディア事業、越境ECサイト制作など、海外展開事業を行う印刷会社。
KANSAI DX AWARDは、先進的にDXに取り組む関西の企業を表彰する制度。中堅・中小企業を含めた企業の先進事例を広く発信することで、各主体での取り組みの参考とし、関西でのDXの底上げをはかるという。
「ハコボウヤ」は、外国人旅行客が来日した際のおみやげを、店頭から海外へ発送する際に、手書き伝票を使わず発送処理できるというサービス。
店舗側も、通関電子データ送信義務化に対応しており、手書き不可のEMSラベルについても海外発送を可能で、購入情報などの履歴データの記録も可能。
今回の受賞理由は、
・インバウンド需要に着目し、自社の強みや技術を活かしたサービス開発の成果
・小さな不便を解決することで地域経済に大きな効果をもたらすものとして期待できる点
・個別の小売店では対応が難しいものをデジタルの力と関係者の連携で解決に寄与している点
などだった。
また、10月31日の表彰式では、中堅・中小企業部門全体において「足元の課題、市場のニーズに応えるサービスだった。既に他の地域への展開を進めていることも含め、これからさらにサービスが広がることを期待」との講評があった。
サービスを最初に導入した店舗は、酒類販売店で、既にインバウンドサービスを展開していたが、酒という重量のある商品をお持ち帰ることが難しいという購入者むけに、このシステムを導入した。
従来は、代筆をおこない読み取りが難しいことから配送伝票に30分ほどの時間がかかっていた。
ハコボウヤでは、住所の入力が購入者であるため、10分もかからず、記載ミスがほぼなくなった。
インバウンド需要をDX推進で取り込んでいくためのサービス「ハコボウヤ」が金賞を受賞し、プロジェクトにかかわってきたメンバー一同大変うれしく思います。
ハコボウヤのサービスは、日本の各地域で作られる「地産品」があってこそ生きるサービスです。その土地の地産品に魅力があるからこそ、買ってもらえる機会の損失を防ぐことで、多大な需要を生み出せるのではないかと感じています。
当社の基軸は印刷会社であり、たくさんの広報物を生み出す中で、日本各地域の個性が人々の心を動かす魅力を持つことを実感しています。しかし、インバウンド顧客向けの対応というのはまだ十分に進んでいないとも感じています。
ハコボウヤで「小さな不便を解決する」ことが、日本の観光需要をさらに伸ばし、地域創生に繋がっていくことを目指して、これからもサービス拡大に努めてまいります。
導入の声
https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-hakoboya-interview-meganetop/
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KANSAI DX AWARD
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高速オフセット
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