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矢野経済研究所「キャラクタービジネスに関する調査(2024年)」 2 兆6,969 億円(前年度比2.2%増) モノからコト消費へ

【2024年7月10日】矢野経済研究所はこのほど、国内の「「キャラクタービジネスに関する調査(2024年)」を実施。セグメント別の市場規模推移、キャラクター別の動向、将来展望を明らかにした。

 

市場概況

同社では、「2023年度のキャラクタービジネス市場規模(商品化権・版権)」を、前年度比2.2%増の2 兆6,969 億円と推計している。
YOASOBI のアニメ主題歌「アイドル」との相乗効果で人気となった「推しの子」や、キャラクター展開で実績のある「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」などのアニメ放送による効果が市場をけん引した。また、「ポケモン」や「ONE PIECE」「スーパーマリオ」のメディアミックス展開(※)が奏功し、商品化権および版権ともに好調に推移した。
SNS の投稿作品発祥のキャラクターである「ちいかわ」が幅広い世代に訴求したことも市場拡大に大きく貢献した。

※同調査では、1つのIPコンテンツをアニメやゲーム、漫画、小説など複数のメディアに展開し、世の中に波及させることを指す。

 

“モノ消費”から“コト消費”に拡大

キャラクタービジネスは商品化や販促・広告などのプロモーション起用だけでなく、カフェや展示会、スタンプラリー、謎解きゲーム、そのほか体験型イベントにも拡大。この背景には、キャラクタービジネス業界内で、物販中心の「モノ消費」から、キャラクターの世界観を反映した店舗づくりやイベント実施といった顧客の体験に価値を置いた「コト消費」を重視する傾向にあることが挙げられる。
体験を通じてキャラクターブランドの価値を高め、グッズ販売など物販も含めた収益化につなげる取り組みが高い効果を上げており、イベント開催から物販につなげるための道筋が重要となるという。

 

将来展望

2024 年度のキャラクタービジネス市場規模(商品化権、版権)は前年度比1.8%増の2兆
7,464億円になると予測。「ちいかわ」や「おぱんちゅうさぎ」の人気が若い世代だけではなく幅広い世代へと広がっていくことに加え、「シティハンター」や「キン肉マン」など中高年世代向け作品の商品化権および版権がともに好調になると予測している。

 

調査要綱

調査期間: 2024年4 月~6 月
調査対象: キャラクタービジネス関連企業(メーカー、卸などいわゆるライセンサー、ラ イセンシー、及び小売・流通業等)
調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・e-mailによるヒア リング、アンケート調査、ならびに文献調査併用
発刊日:2024年6月26日

矢野経済研究所「キャラクタービジネスに関する調査を実施(2024年)」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3569

 

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