【2023年8月28日】大阪シーリング印刷はこのほど、「曲面対応ラベル」を発売した。
同製品は試験管やスピッツ管など直径の小さな円筒容器にしっかり貼れる曲面専用ラベル。
貼りつきにくいとされているポリオレフィンにも貼れる粘着力と、貼りついた状態を維持する保持力も高い粘着剤を使用している。
強粘着でしっかり貼りつけることができる一方で、タック力が低いのでラベルを貼りつけた直後に容易に剥がせるという。
ラベルの材質は合成紙サーマル、キャストコート紙、サーマル紙の3タイプを用意した。
医療現場などで使用している試験管やスピッツ管などの円筒容器のラベルは、汎用強粘着タイプのラベル原紙では貼りつけると、元に戻ろうとする「曲面反発力」により、浮きや剥がれが発生する場合がある。特に剛性の高いコシのある表面紙では、不具合が生じやすくなる。これらの対策としてラベルの上からテープを貼るなど対策をすることもあった。
同社では、これらの課題を解決するため、専用ラベルの開発を着手。基材となる紙と粘着剤の組み合わせなど、同社のコーティング技術により製品化に至った。
ポリプロピレンやポリスチレンなど材質が異なるスピッツ管に貼りつけ、約70℃で1週間放置する促進テストを行った結果、ラベル原紙の浮きや剥がれは起きなかった。
これらにより、プラスチックからのアウトガスによる浮きも発生しなかったさまざまな被着体に使用できる。
大阪シーリング印刷
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