【2023年6月15日】「デジタルサイネージ ジャパン(DSJ)2023」が6月14日、千葉市の幕張メッセで開幕した。主催はデジタルサイネージ ジャパン 実行委員会。
開催は6月16日(金)まで。
デジタルサイネージ ジャパンは、街中のメディアとして多様な役割を果たす「デジタルサイネージ」の製品や技術、コンテンツ、サービスなどを集積したイベント。
レポート2では、行動解析AIなどによるマーケティングや省人化や広告配信などに関して報告する。
【開催中レポート1】「デジタルサイネージ ジャパン2023」 LEDディスプレイ編 海外企業が多数出展
エイコムの「BeeSight」は顔認識マーケティングシステム。来訪者の属性を認知して分類できる。カメラで捉えた顔や姿から性別や年齢はもちろん、その時の感情までを認識する。
これにより、デジタルサイネージで表示する内容を変更するなど、受け手が興味を持ちやすいプロモーションができるという。
「インスタントサイネージ」はSNS投稿と連動した手間の少ないサイネージ。Instagramなどに投稿せれば、ディスプレイに広告としてそのまま反映される。
アジラはAI警備システム「アジラ」を実演している。
同システムは、映像を分析し、人の行動から危険な予兆を判断できる。AI技術であらかじめ正常行動を認識させておき、それとは異なる行動があった場合にこれを危険な予兆として知らせる。知らせるのは「破壊行為」や「ケンカなどの暴力」「万引き」など。カメラは既存のものでもよく、初期費用を安価に抑えられるという。
担当者は「危険行為や犯罪に対する予防意識の変化から、警備員の負担は高まっているが、人手は足りていない。AIを活用して、危険を知らせることで省力化でき、準備・対策も可能になる」と話す。
このほか、年齢や性別などの認識も可能で、マーケティングの手助けもできるシステムとしても活用可能。
ラムテック(写真)は人の行動を感知してアラートする「危険予測システム」を、アナログテックもAI解析をデモンストレーションしている。
このほか、車両タイプなどを検知して知らせる駐車場用のシステムも展示されていた。
プラットワークスは、コンテンツを登録・配信するアウトソーシングの会社。デジタルサインネージを「いつどこでどのように流すか」について管理を行う。
もともと放送事業で実績のある企業で、衛星放送やケーブルテレビなど200以上のチャンネルから広告の配信管理について委託されている。
屋外広告では私鉄や街の大型ビジョン、アミューズメント施設などのサイネージの広告配信を管理を行っている。
EKKAは、店舗内外のスタンド式デジタルサイネージを多く展示している。
一般的な映像を配信するタイプのものからタッチパネル式のサーネージ型屋外メニューまであり、案内板を付属するなどのカスタマイズも可能。
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