【2023年6月15日】「デジタルサイネージ ジャパン(DSJ)2023」が6月14日、千葉市の幕張メッセで開幕した。主催はデジタルサイネージ ジャパン 実行委員会。
開催は6月16日(金)まで。
デジタルサイネージ ジャパンは、街中のメディアとして多様な役割を果たす「デジタルサイネージ」の製品や技術、コンテンツ、サービスなどを集積したイベント。
同時開催は「Interop Tokyo」「APPS JAPAN」など。
レポート1では、LEDビジョンを中心に出展者を紹介する。
【開催中レポート2】「デジタルサイネージ ジャパン2023」 AI行動解析が進化
LED TOKYOは壁面2面と床を使用した3面のLEDディスプレイで、立体的な映像表現をアピールした。3面にすることで、映像を浮いたように見せられることから、目を引く広告表現が可能になる。
「浮き上がるような不思議な表現でなければ、通行者や来場者の足を止められない。こういった表現は増えていくだろう」と担当者。
同社は、不動産業から民泊を経て、LEDディスプレイの販売や設置を請け負うようになった会社。サイネージのクライアントは、ゼネコンや内装業者、建築物オーナーが多く、設置は施設の新設や改修工事と一緒に行うため、不動産業者であった同社は施主に寄り添う施策ができるという。
QSTECHも立体を使ったLEDビジョンの表現をしているこちらは中国企業でシェアNo.1という。
オールは、各種LEDディスプレイを展示している。ブース前面では透過型のLEDビジョンを展示。透過型は、外光を入れて店内明るくできることが特長で、飲食店などで使用されている。
またサイズ2400✕1350mmの店舗用LEDビジョンは、ピッチ1.2mmのフルHDのモモジュールを組み合わせて作っている。
モジュラーは16:9サイズの「Ebonyシリーズ」と、薄型高精細の「Breezeシリーズ」を用意。いずれも ベゼルなしで壁に直に設置できることから、マルチビジョンなどの入れ替えで採用されることが多い。
スタンド型は、新製品8サイズのうち2サイズを展示。屋内外のどちらの製品もあり、用途によって対応できる。
ゴッドスピードは、ブース内に店舗を再現し、店内サイネージをイメージした構成で製品を見せている。
「POPmate 」は同社の店内サイネージブランド。吊り下げ式の店内用デジタルサイネージや、電子棚札などがある。
いずれも、ネットワーク環境を使える媒体で、切り替えなどをPCから行えるという。
紙のポスターの代替として採用されており、省人化や確実な媒体掲出に役立てられている。
スマートフォンなどは個人情報の制限がかかりつつあり、顧客情報を持つ小売店がメディアを保有するメリットが大きくなっているという。
セイビ堂は、ブース正面に6✕2m、ピッチ2.8㎜の超大型のLEDビジョン「SLED VISION」を展示した。
また電子棚札も1200カンデラと高輝度な製品を用意。「省人化でコストを削減し、表現力によって足を止めてもらう」ことを目的としているという。
売り場にサイネージを置くことで、ブランドオーナーからの広告を得られる可能性もあることから小売店では新たな収入源としての認識も出てきたという。
このほか「ソニー4Kサイネージ」なども展示している。
LG ELECTRONICS JAPANがブース前面に展示した「LG MAGNIT」はピッチが0.94mmで、ベゼルなしで高解像度の大型映像を実現。ブース内には大型ビジョン搭載の接客ロボット「LG CLOi」が稼働し、広告を放映している。
APS Origo labは透過型の貼れるLEDサイネージでブースを構築し、自社の技術をアピールしている。
イノベーターワンは、「ミラメージュ」のブランド名でLEDビジョンを出品。
メイン展示された大型ビジョン4.8✕2.5m、ピッチ1.25㎜で4K画質での放映ができる。
液晶モニターでは105インチの「インタラクティブスマートボード」を出品している。
ダイナスキャン・テクノロジー・ジャパンは液晶の85インチディスプレイを全面に展示しており、これが新製品。
LEDビジョンは、ZhenjangDGXelectronicsやDESAYなど、中国、韓国の会社が多く出展した。また、シンデン・ハイテックスなどは、輝度の高い透過型LEDを展示するなど最先端の製品を出品するなど最先端の技術を披露している。
【開催中レポート2】「デジタルサイネージ ジャパン2023」 AI行動解析が進化
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