【2016年2月11日】「第50回スーパーマーケット・トレードショー2016」が2月10日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
同展示会はスーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信するBtoB専門展。今回は50回を記念し、包括名称を「FOOD TABLE in JAPAN 2016」とし、食にまつわる4つの展示会とともに、ビッグサイト東西全館で合同開催している。
メインテーマは、「”創”ニッポン」とし、従来の趣旨に加えて、小売・中食・外食産業の垣根を越えた、新たなイノベーションの創出を目指す。
期間中の来場者数は約10万人、開催は明日12日(金)まで。
当サイトでは「FOOD TABLE in JAPAN 2016」の中から印刷や販促に関わるブースに注目し、速報をお届けする。
精工(E1-603、E3-207)はデジタル印刷とグラビア印刷を組み合わせたハイブリッド印刷を中心に展示。特にデジタル印刷では「HP Indigo WS6600」や「HP Indigo 20000」で生産された製品サンプルを数多く出品している。
また、E1-603ブースでは長野県のマルヨが販売している「ハローキティのえのき」を展示。このほか、イチゴやバナナでのサンプル例も陳列した。
共同印刷(E3-307)はマーケティング関連の新たなシステム二つを展示会で初披露している。
「リア食」はスマートフォンで撮影した食卓画像をアップロードすることで ポイントがもらえる「おこづかいサイト」。参加者はポイントを受け取る一方、企業などはそのデータをマーケティングに活用できる。昨年秋にリリースしてから約3000人の登録があるという。
こちらも初披露の「MY SHOPPING CONCIERGE(マイ・ショッピング・コンシェルジュ)」は多言語・オムニチャネル対応の販売促進ソリューション。タッチパネル式の大型ディスプレーを活用しており、商品を説明すると同時に販売サイトに誘導できる。ユーザーはその場で購入できる上、商品は自宅に配送されるため、買い物を持ち帰る手間が省ける。さらにスマートフォンとも連動し、リピートの促進も可能という。
担当者は「道の駅や観光地、ショールームなどに設置することで、販売とマーケティングを一括してできる」と話す。
東芝テック(E1-102)は商品のトータルパッケージを提案。シール・ラベルや軟包装、紙器パッケージ、POPなどの販促ツールを一括して同社が提案できることをアピールしている。
また、大型の販促サインやPOPなども同社が販売しており、店舗の販促に関わる物品の多くをサポートできるという。
イシダ(E1-101)ブースでは、㈱アイディーズの「商品情報 多言語サービス」を紹介。システムは小型のタブレット端末とカメラをクラウドサーバーにつないだもので、商品のバーコードをスキャンすれば、内容物や内容量などの商品説明を英語、中国語、ハングルなどで表示できる。また、商品価格を外国人観光客の国の通貨レートに換算する機能もある。
現在、沖縄を中心にスーパーマーケットで実証実験を行っており、インバウンド市場での活用を見込む。
また、POP作成ソフトの「POPingNetz X」を展示。スーパーマーケットなどの小売店で使用される日常的なPOPを直感的に作成できるのはもちろん、ハンディーターミナルやPOSシステムと連携し、業務連携を容易にしていることも特長だ。ブースではカシオ計算機のカラープリンタ「SPEEDIA(スピーディア)」でPOPをプリントした。
このほか、寺岡精工やパナソニック、クラウンパッケージ、福助工業など多くの企業が、プリント、パッケージ、販促関連の製品やシステム、サービスを展示している。
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