【2016年10月5日】「TOKYO PACK 2016 -2016東京国際包装展-」が10月4日~7日(金)まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催されている。
「TOKYO PACK」はアジア最大級の包装見本市で、今回はテーマを「伝えよう、NIPPONの包装力を」としており、包装資材・包装機械のメーカーなど669社・団体が出展。期間中約17万人が来場する。
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プリント&プロモーションでは、昨日開幕した「TOKYOPACK」を注目の出展速報を写真と動画を織り交ぜながらお伝えする。
速報2でもデジタルプリンタやデジタル印刷機などを中心に、事例紹介を行った企業をブースを紹介する。
紀州技研工業(ブース番号:4-47)は「ロボットインクジェットプリンタ」を参考出品している。
筐体上部にあるカメラが、物品の形を読み取り、その形状に合わせた印字をロボットアームの先端に着いたインクジェット(IJ)ヘッドで施す。
展示したシステムは毎分5個程度の印字速度だが、ユーザーに合わせてシステムを組み換えられる。
このほか、毎分30mの搬送速度を持つ産業用枚葉フルカラーIJプリンタも展示した。
岩崎通信機(ブース番号:6-38)のパッケージインクジェットプリンタ「CP-1000」は、モノクロで軟包装や紙袋などのパッケージに、店舗名やブランド名、日付などを追い刷りできる。
従来、ラベルやスタンプなどで行っていたこれらの表示を直接印字できるためコストダウンにつながる。
最大メディアサイズは355.6×210mm、解像度は600×600dpi。
このほか、電子写真方式の小型デジタル印刷機「any-002」も展示した。
サンプルや動画の展示で自社のデジタル印刷機をPRした企業もある。
日本HP(ブース番号:3-50)は今回初めて、自社のデジタル印刷機「Indigo」ブランドで印刷した日本のユーザーの事例を紹介した。
大塚食品の清涼飲料「MATCH」の「青春ボトル甲子園」キャンペーンは、全国の高校からボトルデザインを募集し、各校の写真などをラベルに印刷した。SNSからの反響が大きく、保護者がボトルを探して買うといった事例もあったという。
不二家では、ミルキーの缶へ同社のキャラクター「ペコちゃん」を大胆にリデザインしており、ユニークなメッセージを盛り込んでいる。この商品はシルバー缶に、シュリンクフィルムを装着したもので、少量で生産可能。独特のデザインは売り上げを押し上げた。
さらに大判インクジェットデジタル印刷機「Scitex」に関する展示では、大型の段ボールへのフルカラー直接印刷や海外のディスプレーの事例を展示している。
コダック(ブース番号:3-42)では、自社のデジタル印刷機「Prosper」によるハイブリッド印刷を動画で提案している。
懸賞やプレゼントなどで、QRコードやシリアルナンバーを、包装や容器の裏側に印刷する必要がある際に、追い刷り部分を200mのスピードで印刷できる。
担当者は「追い刷りのスピードがこれまでは最大50mだった海外の企業では、当社のシステム導入により、一気にボトルネックが解消した」と話す。
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