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【IGAS2018 レポート③】大判プリンタも省力化そしてリジット 「ミマキ」「アグフア」「FFGS」


【2018年8月6日】「IGAS2018」が7月26日~7月31日まで、江東区有明の東京ビッグサイト東ホールで開催され、期間中5万5,863人が来場した。
プリント&プロモーションでは、デジタルプリント関連で注目された製品を出展者をピックアップしレポートしている。

今回は大判プリンタを出品した会社を中心に報告する。

 

ミマキエンジニアリング

大判プリンタで気合いが入っていたのは、ミマキエンジニアリング。
「UJF-7151 plus」でIoTを意識したコンセプトモデルをデモンストレーションし、コンセントカバーを自動プリントして見せた。

従来のフラットベッドタイプのIJPでは、こういったグッズプリントの場合、オペレーターが手で被出力物を作業台に乗せる、もしくは面付された冶具を載せ換える作業が必要だった。
このデモでは、冶具を自動搬送し出力を行うことで、省人化を図り、完全自動運転を提案している。

ミマキではかつて、「Print ROBO」で、「冶具+搬送」というシステムを提案していたが、今年3月に「MDLコマンド」と「Mimaki Job Controller」を発表。複数の大判プリンタを制御できるシステムを発表しており、ワークフローとジョブをコンパクトに管理できるシステムを整えている。

「Print ROBO」

担当者は「当社だけで省力化提案すべてを賄えるとは思っていない。他社との協業を含めた提案ができればありがたい。また、ユーザーに合わせたカスタムも考えていく」と話す。
省力化提案は「drupa2016」でも提案され、今回各社が意識したテーマだが、デモンストレーションでしっかり見せていた例は稀だった。

このほか、同社では販売台数を大幅に伸ばしている「UCJVシリーズ」の「UCJV300-75」で、シール・ラベルプリントを実演していた。
「UCJV」はUV硬化型プリント&カット機。インク効果の速さからすぐに一体のカット作業に移れるため、作業効率の高さが好評という。

このほか「参考出品」のシルバーインクもサンプルを展示していた。

 

日本アグフア・ゲバルト

日本アグフア・ゲバルトは、UV硬化型ハイブリッド機「ANAPURUNA H 2050i」を出品した。
同機もレポート①で紹介したHPの「HP Latex R2000 Plus」と同様、ベルト搬送のフラットベッド(リジット)とロールの両方を搬送できる。

海外、特に米国では人気が高く、導入が多い。一方日本では作業環境の違いからか、ロールのみの搬送が多い。
同機はLEDによるUV照射により、熱をかけずにプリントできることが特長。
展示の製品は最大出力幅が2,050㎜までだが、シリーズには3,200㎜の出力幅のプリンタもある。

 

FFGS

さらに大判を展示したのは富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)。「AcuityUltra」は今年5月の「FESPA2018」に展示された製品で、5mの超大型機だ。

屋外の超大型ビジュアルシートや大型懸垂幕などの出力に使われる。
こちらもUV硬化型で、溶剤系に比べ乾燥時間が短いことから、生産性に優れており、プリント後の掲出作業までの期間が短くて済む。
時間当たりのプリント速度は最大236㎡、3ロール同時に別の出力を行えるなど、小回りを利かせた生産方法も選択できる。

他では見られない超大型機の展示に、多くの人が足を止め、その動きを動画撮影していた。
すでに日本での導入が決まっているとの話もある。

 

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