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ミマキエンジニアリング 環境負荷低い捺染顔料転写プリントシステムを開発 世界初の技術をITMAで展示

【2023年6月7日】ミマキエンジニアリングは、天然繊維の染色を最小限の水の使用量と簡便なプリント工程で実現する世界初の技術「捺染顔料転写プリントシステム」を開発した。
同技術は6月8日から、イタリア・ミラノで開催される「ITMA」に出品される。

「捺染顔料転写プリントシステム」は、大量の水を使用しないことから、環境にやさしく、導入のハードルが低いテキスタイルプリントシステムを実現する。

一般的にテキスタイルなどの染色では染料や顔料が使用されている。
この染色の方式の場合、全世界の廃水排出量は毎日20億トン。これは全工業用排水の約20%を占め、染色設備の稼働によるCO2排出も環境負荷となっていた。
また、染色の生産国と消費地が離れているため、輸送によってもCO2が排出される。
さらに染色は、大規模な構造や複雑な工程、技術と知識が必要となる。

今回の「捺染顔料転写プリントシステム」は従来の捺染方式(アナログおよびデジタル捺染染料印刷)と比較して印刷に関わる水の使用量が限りなくゼロに近く、設備規模も小さいため、稼働によるCO2の排出も大幅に削減可能。
また転写プリント方式を使用することで直接プリント方式と比較して安価で小規模な設備となり、消費地で小ロット生産ができるため、輸送によるCO2排出も削減する。また、特別な技術も不要という。

 

展示会出展概要

名称:ITMA 2023(国際繊維機械展示会)
会期:2023年6月8日(木)~6月14日(水)
会場:Fiera Milano RHO (イタリア・ミラノ)
ブース:H7-C304

ミマキエンジニアリング
https://ir.mimaki.com/

製品サイト
https://japan.mimaki.com/

 

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