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明治の富岡製糸場で工女が歩く 観光客が仮想体験! 近畿日本ツーリストと凸版印刷が実証実験スタート 

【2016年3月22日】近畿日本ツーリストは3月26日(土)~27日(日)の2日間、バーチャルリアリティー(VR)を使用した「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」の実証実験を凸版印刷と共同で実施する。

「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」では、富岡製糸場内に7カ所の鑑賞ポイントを設置。訪問者は映像などをリアルに再現する「スマートグラス」(エプソン販売)を装着し、鑑賞ポイントで明治5年当時の工場の姿をCG映像で仮想体験できる。
CG映像は周囲360度をカバーしており、工女が建物内を歩く姿や古い写真、錦絵などを鮮やかに再現していく。イヤフォンガイドは日英2か国語対応しており、訪日外国人観光客も富岡製糸場の歴史を、映像と解説で楽しめる。
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富岡市は今回の「富岡製糸場CG映像ガイドツアー」を、「世界文化遺産である富岡製糸場での、利便性・快適性を高め、その魅力や集客力をさらに向上させる」としており、従来はガイドの説明やガイドブックを見ながらの鑑賞だった富岡製糸場観光を、よりリアルに感じられるアプローチがスタートする。

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また、近畿日本ツーリストでは「スマートツーリズム」を推進しており、ウェアラブルやパーソナルモビリティをはじめとする最先端技術と旅の融合を進め、スマートグラスを核にさまざまな「最先端技術と旅」を展開する。
同社では3タイプのスマートツーリズムを打ち出しており、失われた文化財や街並みを復元・再現する「実空間・仮想空間の複合型観光」、
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて訪日外国人に日本文化や観光地を紹介する「言語対応」、旅に出られない人への仮想旅行体験と環境・文化財保護を共生させた「ユニバーサルツーリズム、サスティナブルツーリズムとの連携」といった取り組みを進めていく。

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