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ゴッホ、モネ、ルノワール!あの作品を触って楽しめる美術展が10月に開催! リコーが立体複製技術で支援


【2016年3月31日】AI(人工知能)が囲碁で世界トップクラスの棋士に勝つという衝撃的なニュースが報じられたのは今月のことだ。また、文学賞「星新一賞」の一次選考にAIが書いた小説が通過したという話も話題になった。ある予測では、今の小学生たちが社会に出るころには、いま存在する仕事の半分がロボットに置き換わるという話も出ている。

そんな今日この頃、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
リコーは独自のインクジェット技術を応用して、絵画を立体的に複製する技術を開発した。
この立体複製画制作技術、ただ開発されただけでなく実用化も決定。今年10月から開催される「デトロイト美術館展(東京展)」で、販売予定の複製画に利用されるというのだ。
まさか芸術の世界もロボットに取って代わられるのだろうか。

リコー 複製画サンプル


インクジェットと3D プリントを融合

今回、リコーが発表した立体作製技術は同社が20年以上培ってきた独自のインクジェットを応用したもの。
インクジェット技術に加え、画像処理技術、3Dプリント技術を活用することで、複製画の立体的な制作を可能にした。
従来の平面的な複製画と比較して、絵の具の盛り上がりや筆のタッチ、キャンバスの生地目感など、実際の絵画の凹凸を高精細に再現できる、というからこれはもうほぼ絵画そのものといった印象だ。

リコー 制作プロセス リコーインクジェットヘッド
   立体複製の作成方法(左)とリコーのインクヘッド

インクは、リコー独自のUV硬化型インクを採用。
UV硬化型インクはUV光を照射すればすぐに固まる性質がある。それもインクには硬さと同時に延びに強い特性もあり、さまざまな形状の印刷対象物に対応できるというのだ。


まさに芸術に触れる機会

デトロイト美術館展の東京展ではリコーが特別協賛し、展覧会場でこの技術を使った本物のような複製画を販売するという。また販売の際には、複製画に直接触れられる展示も行う。
ロープの向こう側にあったあの有名絵画を質感とともに感じることができという、これまでにはない夢のような展示方法が実現するのだ。
展示されるのはゴッホやモネ、ルノワール、ドガ、クールベなど有名画家の作品。あのゴッホやルノワールのタッチに、本当の意味でじかに触れられるまたとない機会だ。

さまざまな仕事がAIやロボットに移り変わるが、やはり芸術のような創作領域は人間の英知を感じたい。この触れられる絵画という新たな制作物は、触る人のイマジネーションを掻き立て、新たな芸術を生み出す原動力になる予感がする。
複製画に触れた子どもたちの中から、将来の芸術家が育つことを期待したい。

 

「デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」は、10月7日(金)~2017年1月21日(土)、東京都台東区の上野の森美術館で開催される。また、作品には触れることができるほか、撮影も許可されている。

詳細は以下のURLから
http://www.detroit2016.com/


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