【2015年11月25日】日本プロモーショナル・マーケティング協会(松原靖広理事長)は11月24日、東京千代田区の大手町サンケイプラザで「2015・JPM贈賞式」を開催した。
贈賞式は同展では「JPMクリエイティブ・ソリューション・アォード」「JPMプランニング・ソリューション・アォード」、「『買い場展開ツール』デザインコンペティション」「GPAアォード」などの入賞者を表彰した。
冒頭、松原理事長が「JPM展は『明日の攻め方、売り方、その出発点ともなる。』をテーマに行われた。これにふさわしい作品が選ばれたと思う。ITの活用が進み、業界も購買に結びついたかなどのデータが求められる時代となった。カスタマージャーニーの変化に合わせて、売り場の位置づけや役割も変化した。作品には高付加価値型やブランド価値を上げる動画の起用などが見られ、これらが使われた売り場が重要な顧客接点となっている。生活者の利便性に貢献したもので、この努力をたたえたい。受賞者はこれをステップに更なる飛躍をしていただきたい」と述べた。
「経済産業大臣賞」は、「キユーピー 母の日ブーケサラダ」が受賞。同作品は社会価値、遵法といった広告の適切さ・周到性を遂行することなどを表彰する「GPAアォード」から初めて選出された。
GPAアォードは社会価値や遵法といった広告の適切さ、周到性を遂行することなどを表彰するもので、今回で2回目。
作品は「母の日のサプライズレシピの提案で、ドレッシング売り場と生鮮売り場のクロスセルによる店頭活性化」を狙ったもので、「売り場と消費者の緻密な調査。食品衛生基準への多面的点検など、制作過程での周到さを極めたプロセス管理が高く評価された」という。
受賞後のスピーチでキユーピー家庭用本部調味料部の田川篤志部長は「われわれは食品メーカーとして、おいしさや楽しさをお客さまに届けたいという思いを持っている。今回の受賞は、これがかなったもので非常にうれしい。現場では『新しいことに挑戦する』を合言葉に活動している。この言葉通りに進めてくれたスタッフと、アイアンドエス・ビービーディオ―から頂いた素晴らしい提案が実を結んだ」と喜びの言葉を述べた。
また審査員特別賞に、JPMクリエイティブ・ソリューション・アォードから、パナソニックの「ビストロえりまきPOP」が選出され、同社コミュニケーション部セールスプロモーション課の実広裕嗣総括課長が賞状とトロフィーを受け取った。
このほか、用途別金賞11作品、形態別金賞5作品など各賞の受賞者が登壇し、表彰を受けた。
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