コダック　「Hunkeler Innovationdays 2025」で「KODAK PROSPER 7000 Turbo プレス」を実演　ターボモード410m/分でデモンストレーション

【2025年3月15日】コダックはスイスで開催された「Hunkeler Innovationdays 2025」で、「KODAK PROSPER 7000 Turbo プレス」の実演を行い注目を集めた。

「Hunkeler Innovationdays」は、印刷後加工機メーカーであるフンケラーが行う大規模内覧会で、2年に一度、同社本社があるルツェルンで行われている。
自社製品はもちろん、印刷機メーカー各社の製品を集めて、後加工までをデモンストレーションすることから、印刷の現状が分かる見本市としてその存在感を増している。

今回コダックは、映画「ラスト・ショーガール」やミュージックビデオ「Kesha’s JOYRIDE」「AntsLive’s CAPTAIN ANTS」のシーンを連続プリントし、ヨーロッパ初公開のこの輪転インクジェットプリンタの能力を示した。これらはすべてKODAKフィルムで撮影され、映画投影を模した効果を再現した。

「PROSPER 7000 Turbo プレス」は、水性「KODAK EKTACOLOR インク」を使い、ターボモードで410m/分の速度でプリント。高いフレームレートにより、品質監視モニターでスムーズな再生を実現した。
このデモは、ダイレクトメールや商業、トランザクション、書籍プリントに適した生産性を証明。コダック取締役会長兼CEOのジム・コンティネンザ氏は「フィルムの伝統と最新インクジェット技術の融合で、業界に革新をもたらす」と語った。