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【drupa 開催中速報⑤】テキスタイル・後加工機・そのほかをピックアップ ミマキ、エプソン、Kornit、NSK、トロテック

【2024年6月3日】「drupa 2024」は5月28日~6月7日(金)、ドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催されている。

プリント&プロモーションではデジタルプリンティングの機器や資材、サービスなどを中心に速報している。

速報⑤はこれまで紹介できなかったテキスタイルや後加工機、そのほかの展示を行ったブースをピックアップする。
※詳細レポート(価格・販売台数など)は後日発売予定

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【drupa開催中速報④】大判インクジェットプリンタ各社 ミマキ、キヤノン、武藤工業、エプソン、富士フイルムなど

 

速報⑤テキスタイル&後加工機など

テキスタイル分野では、ミマキ(9)が近年注目を集めているDTF用の「TxF300-75」を紹介した。
DTFでは後発だった同社だが、安定した出力と品質が評価され、置き換えの需要が多いという。
「すでに欧州では爆発的にヒットしている」と担当者。

エプソン(5)が4月に発売したダイレクト捺染プリンタ「Monna Lisa 13000」は、7色のインクに加え「前処理剤」と「オーバーコート剤」「発色剤」の3種類の機能性インクを搭載し、1台で前処理からプリント後処理までを完結できる。インクは7色、最大出力幅 1,850mm、印捺速度は87㎡/h(900×600dpi, 3pass)、63㎡/h(1200×600dpi、4pass)。
欧州はメインの市場となるだけに、今回のお披露目は力が入る。

Tシャツなどのテキスタイルプリント用の「SC‐ F F2200」は、最大出力サイズが406x508mm、フィルム出力に加え、Tシャツやトートバッグなどの布製品への直接出力にも対応しているハイブリッドタイプ。従来機「SC‐ F2100」に比べ生産性が最大 35% 向上。

より小型のエントリー機「SC-F1050」(最大出力サイズ254×305mm)なども展示された。

Kornit(ホール4)の目玉は「Atlas MAX POLY」。ポリエステルTシャツへのダイレクトプリントが可能で、プラテン2台を装備、最大出力領域は90×60cm。スポーツ用途で求められることが多いネオンインクを使用した鮮やかなプリントを実現する。

後加工機では、日本製図器工業(ホール9、NSK)が、「ThefastestZeRo」などを展示。大型の段ボールなどのカットと折り加工が可能で、1分で2500x1600mサイズのアプリケーションを加工できる。ブースではロボットアームが連動し、刃型の付け替えを行う「スマートファクトリーソリューション」を提案していた。
 

トロテック(12)はレーザの超大型レーザー加工機「SP3000」シリーズの新型をワールドプレミアムとして披露した。
同機の最大加工領域W2210✕D3210㎜で、前後左右の4方向から材料を載せられる。また、作業領域を2つのゾーンに分割可能。ゾーンAで作業を行っている間に、ゾーンBで載せ替え作業ができるといった利点がある。

FLORA(フローラ、8a)のラベル印刷機「J-350GT」は、UVインク搭載で、最大印刷速度は75m/分、最大出力解像度1200x1200dpi。Pantoneカラー範囲の約85%をカバー可能という。

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