【2022年5月31日】TBMはこのほど、「LIMEX Sheet(ライメックスシート)80μm」を粘着ラベル用の基材に改良し、サンプリングを開始した。
「LIMEX」は、主原料が石灰石の紙で、耐水性があることから合成紙やプラスチックの代替としても注目されている。
粘着ラベル用基材の「LIMEX Sheet 80μm」は、表側の面に印刷可能なインク受理層が塗工されており、裏面には粘着剤塗工が可能。
「LIMEX Sheet」は、ラベルに使用されるPPやPETシートなどの合成紙と比較し、CO2などの温室効果ガス排出量と石油由来プラスチック使用量を削減できる。また、紙製ラベルと比較し、原料に木材パルプを一切使用せず、製造時の水使用量を大幅に削減できる。
延伸加工によってシート内部に白さや軽さを生み出す空孔構造を形成しながら製造。ラベル印刷に使用されるUVインキを使った凸版印刷、オフセット印刷などに対応している。
さらに原料の石灰石が、地球上に豊富に存在する資源で、日本国内でも自給自足が可能なため、価格の変動が少なく、安定した価格での原料調達・生産が可能という。
用途はラベルのほか、冊子、カレンダー、マップ、包装紙、配送伝票、包装資材など。
同社では、宮城県多賀城工場の量産品として、2022年夏頃の販売を目指す。
LIMEX Sheetガイドブック
https://tb-m.com//doc/LIMEX-Sheet_Guide_ver2.1.pdf
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