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レポート①「PrintingUnited2019」特殊印刷の総合展に! Xerox、コニカミノルタ、ザイコン、富士フイルム


【2019年11月8日】「PrintingUnited2019(プリンティングユナイテッド2019)」は10月23日~25日の3日間、米国テキサス州ダラスのケイベイリーハッチソンコンベンションセンターで開催された。

同イベントは、昨年まで「SGIA」の名称で開催されていた展示会。主に大判グラフィックやTシャツプリント、グッズプリントに関するデジタルプリンタや関連資機材が集積される米国最大級の見本市。
毎年秋に開催されており、今回も500社以上が出展し、約2万5,000人(登録者数)が来場した。

今年は、従来の展示品に加え、デジタル印刷や、パッケージ印刷、ラベル印刷、これに関わる前後加工機など、本格的な印刷についての展示が追加された。これにより、同イベントは「特殊印刷の総合展」という顔を持ち始めている。

プリント&プロモーションでは、注目の出展者をピックアップして紹介する。
※詳細レポートは別途販売いたします(多くの機器の販売台数、価格などをレポートしています)
問い合わせは(info@p-prom.com)まで。

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レポート①

早速、今年から出展のあった印刷関連の展示を見てみよう。

◇Xerox
今、話題のXeroxは「Modo to Think」をテーマに初の本格出展。正面にステージを設けていたが、一番端の方のブース、朝一番で行ったためか、お客さんはまばら。「ぎりぎりまで、出展するかどうかわからなかった」などという話も聞こえてきたが、そのため端の方のブースになったのか?、ちょっとかわいそうな位置ではあった。

同社は産業用デジタル印刷機「Iridesse Production Press」を白い幕の中で展示していた。赤いライトがちょっと怪しげで、そそられるディスプレー。
招待顧客のみへの展示かと思ったが、入り口で入場パスをスキャンすれば、来場者は普通に入場可能。記者も「日本のプレス」というと快く見せてくれた。

同機はA3サイズまで対応し、1パス6色プリントエンジンを搭載。特殊トナーの下刷りで、オフセットに迫るメタリックカラーを実現している。実際に出力し、金と銀、クリアのプリントをPRした。


「Iridesse」は、日本でたくさん見ている方が多いので、詳しくは以下を読んでいただきたい。

富士ゼロックス 金、銀、クリアの「上刷り」「下刷り」を選択可 1パス6色のデジタル印刷機を発売

ブースには去年まではあり得なかったプロダクションプリンタが置いてあったので、戸惑ったが、展示会のあり方が変わっているのだと気づかされた出展であった。

今回の「PrintingUnited」のテーマは「BIGGER.BETTER.BOLDER.」で、「より大きく」という点で、新分野を取り込んだということだろう。
米国で行われた別の印刷系展示会がかなり「厳しい状態にある」とかで、「PrintingUnited」を主催するSGIAでは、救済の意味も含めて、そこに出ていた特殊印刷の出展者を取り込みに行っているという感じだ。

 

 

◇コニカミノルタ
こちらも今年から本格出展のコニカミノルタ。プロダクションプリンタから、ラベル印刷機、後加工機まで、かなり力を入れた展示だった。

「AccrioPressC14000」は、米国先行発表・発売で、このクラスでは最速。ただし、最上位クラスの「KM-1」よりは安価に、高速と高クオリティを追求しており、毎分150枚を実現した。また最長1,300㎜の長尺にも対応している。
後加工機はクロスやカット、折りなどに対応し、検査装置のIQも標準装備している。デモはブースに仕切りを付けて、招待顧客のみに見せる形式だったが、日本から来たご担当者に記者も入れていただいた。
ちなみに「日本での発売は未定」という。こういった製品、欧米の展示会には非常に多い。

後加工は提携しているMGIの製品を多数展示。「JETvarnish 3D」はロールtoロールタイプでフォイルと抜きをデモした。

7月に発売した「AccurioLabel 230」はデジタルラベル印刷機。日本ではすでに驚くほどの販売台数を記録している。ちょっと前はデジタル機が、これほどの早さで売れる業界でなかっただけに驚きを感じた。

このほか、「RKG675i」では段ボールをプリントするなどパッケージ作成の展示が目立った。

メムジェットの「SuperWebJet1000」はロールからカットまでを行いチラシを作成していた。

 

◇ザイコン
ザイコンはラベルエキスポで展示した「CX500」を出品。台数を聞くとこちらもなかなかの数字、やはりデジタルラベル印刷機はなかなか売れる製品になっている印象だ。
用紙幅は520mm、30m/minなので、ラベルでは生産性は十分。

 

◇富士フイルム
富士フイルムはXeroxとは別のところで出品。
デジタルインクジェット印刷機「JetPress 750」をデモンストレーション。最大印刷用紙サイズは750×585mm、毎時3,600枚をプリントできる。

もともと旧展示会の「SGIA」から来場していた大判プリントが中心の業者には、なじみのない印刷機なので、説明員は「これはなに?」という感じの質問を受けていた。
いい部分と悪い部分はあるが、大判グラフィックと商印やパッケージ関連のプリントをかき混ぜるイベントになっている。

大判プリンタの「Acuity」も出していたが、これは別稿で紹介する予定。

レポート②に続く(SCREEN、OKI、ハイデルベルグなど)

 

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