【2017年10月6日】富士ゼロックスは11月1日(水)、産業用のハイエンドデジタル印刷機「Iridesse ProductionPress (イリデッセ プロダクションプレス)」を日本で発売する。
また、中国を含むアジア·パシフィック地域ではそれ以降順次販売を開始していく。
「Iridesse ProductionPress (イリデッセ プロダクションプレス)」
「Iridesse ProductionPress」は、業界初の1パス6色プリントエンジンを採用したゼログラフィー方式によるプロダクションプリンター。
新機能では金、銀、クリアの特殊トナーをCMYKの前後に1本ずつ搭載可能。今回初めてカラーモジュールの交換により、特殊トナーの「上刷り」「下刷り」を選択できるようになった。
これにより、ゴールドやシルバー、クリアを下刷りした上にCMYKを重ねることで、メタリックカラーなどを表現に対応する。
また、今後、ホワイトトナーも発売する予定で、今後、濃色の用紙や透明フィルムなどへのプリントも対応していく。
金、銀、クリアの特殊トナーをCMYKの前後に搭載可能にした
印刷速度は1分120ppm(A4ヨコ)、サーバー強化とRIPの10ビット化により、高精細な文字や細線が可能になった。
さらに400g/㎡までの厚紙を搬送でき、同社の「Color iPress」シリーズに比べても用紙対応幅が広がり、パッケージやPOPの作成にも対応できる。
価格は6色カラーの「Iridesse Production Press(Model-6C)」が4,500万円、4色の「Iridesse Production Press(Model-4C)」が3,900万円。
同社では、年間の販売目標をアジアパシフィックで500台としている。
「Iridesse(イリデッセ)」は、英語の「iridescence(イリデッセンス)」から名付けられた造語で、見る角度により変化する多彩な色彩「遊色効果」を表わす。
「Iridesse ProductionPress」はメタリック印刷に対応
10月5日、記者発表が富士ゼロックス横浜みなとみらい第二事業所で行われ、同社の高木純常務執行役員は「これまでできなかった表現力や加工力を持った印刷機」、麻生修司執行役員は「少部数のメタリックインクは特にコストが高くなりやすかった。これをカバーできる」とそれぞれ新製品を説明した。
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