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レポート③「PrintingUnited2019」 大判IJPのメインストリームを報告 efi、ミマキ、ローランドDG、リコーなど


【2019年11月11日】「PrintingUnited2019(プリンティングユナイテッド2019)」は10月23日~25日の3日間、米国テキサス州ダラスのケイベイリーハッチソンコンベンションセンターで開催された。

「SGIA」から名称変更。今年から、デジタル印刷やパッケージ印刷、ラベル印刷などの特殊印刷と、これに関わる前後加工機などを展示に取り入れ「特殊印刷の総合展」に変貌を遂げている。

レポート③では、同展示会で主流の大判インクジェットプリンタで、日本でもおなじみの会社を紹介する。

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レポート③

◇efi

efiはこの展示会で、VUTEK32hを初披露した。
同機はヘッドスロット20個を搭載し、4色+白、8色+白のモードをジョブによって選択できる。切り替えは10分程度でできるため、簡単に簡易モードと高精細モードをインクで切り替えられる。これは他社にはない機能。また、ヘッド数が2倍なので単純に生産力も2倍で、最も速いエクスプレスモードで223㎡/h、標準的なプロダクションモード8色・600dpiでは84㎡/h、トップクオリティーモードでは8色600dpi、56㎡/hで運転できる。
3.2m幅としては、非常に奥行きを抑えた設計で、「これまでにない省スペース設計のため、日本の会社にも適している」と担当者。

「EFI VUTEk 3r」はロールtoテープのオプションと耳を切るオプションをつけて実演。ロールから出力して、テープを巻いて出荷できるようにする。
耳カットはシングルカッターでの実演だったが、ダブルにすることも可能。ファブリックのカットにも使用できる(レポートでは動画あり)。

「EFI VUTEk FabriVU 340i」は布へのダイレクトプリントを実現。

同社ブースに吊り下げられているefiアイコンはソフトサイネージ、軽く施工しやすいことから、展示会などのディスプレイでは主流になっている。

 

◇ミマキエンジニアリング

ミマキエンジニアリングは、「JFX200 -2513EX」を正面に展示し、クリアインクでの立体表現を行っていた。
ヘッドが2個から3個に増えて1.5倍の速度になり、安価だがグレードアップしている。

「UJV55-320」は、米国で主流のソフトサイネージを意識したプリント。UVでのソフト素材プリントは柔軟性のあるインクであれば布系にも問題なく表現可能という。

「UCJV300-130」ではLEDバックライト搭載で透明素材での出力をアピール。

「CJV300- 130PLUS」「CJV300-160 PLUS」はグレードアップバージョン。

「UJF6042 MkⅡ」では立体物へのプリント。「UJF7151PLUS」はプラスチックへのプリントを実演した。

 

◇ローランド ディー.ジー.

ローランド ディー.ジー.はカーラッピングの実演で朝から集客。場所がよく多くの来場者が見守った。

注目の「IU-1000F」は、日本では未発売のフラットベッドタイプのUVフラッドベッドプリンタ。

今年9月発表、新製品の「LV-290」 はレーザー加工機。自社ブランドのレーザー加工機を投入した。UVの小型機と相性のいいレーザー加工機、もっと早く発売してもよかった気がするが。

リコー製品をローランドDGのブランド名で販売している「VersaStudio BT-12 」は、Tシャツプリント用の小型機。上でプリント、下で乾燥という超コンパクトサイズ。
Tシャツ文化の米国ではどのくらい売れているかを聞いたところ「Many Many Thousands of」とのこと。

 

◇リコー

リコーは大判と産業用プリンタの両方を展示した。
「RICOH Pro TF6250」はUV硬化型のフラットベッドプリンタ。これは米国のみの発売で、日本での展開予定はないという。すでに米国ではかなりの台数を販売している。

産業用トナープリンタの「ProC9210」も展示されており、出品の幅を広げている。トラックへ直接IJプリントする装置のミニチュア展示があったが、本物を見たかった。

 

◇HP

HPはラテックスのリジット機「LATEX R2000」「R1000」などを実演した。やはり人気で周囲には人だかりができていた。米国ではこのフラットベッド&ロールのハイブリッドタイプが標準機。

また、今年「ITMA2019」で、発表した昇華転写も「Stich S500」「S1000」の展示も行った。ヘッドをオペレータ自身が取り換えられるなど、作業性を高めており、人気となっている。

 

◇エプソン

エプソンは、以下の5つの新製品を発表した。
昇華転写の「SureColor F9470H/9470」、ソルベントの「S80600L」「S60600L」「S40600L」、水性の「SureColor F570」。
キャンペーン価格で、期間中セールをしており、値札が付いているのがアメリカらしい(日本でも一部あるが)。本当に購買の実権を持った担当者が来ているのが欧米で行われる展示会の特徴でもある。

「S80600L」「S60600L」はインクの使用量を大幅に削減している。また、前機種の「S80600」は米国でもベストセラーで、同クラスでのシェアは30%だという。

◇キヤノン

キヤノンも大判IJP各種を披露。特にフラッドベッド製品を中心に行った。米国らしくUVフラットベッドの「OCE ARIZONA6170XT」は、展示品の中で目立っていた。最高155m²/時の印刷速度と3.05×2.5 mの真空フラットベッドが特徴で、日本未発売。

同じくUVフラットベッドの「同2280GT」は125×250 cm、最大出力速度は最大58.7m²/ h。「同1380GT」は最大出力幅が51㎡、1.25×2.50m。

 

◇OKI

OKIは「M-64S」「E-64S」「H3-104S」などおなじみの展開。アメリカらしく、ピックアップトラックをラッピングした展示が人目を引いた。

 

◇アグフア

アグフアの「JETi TAURO H2500LE」は、用紙幅が最大2.54 m、最大出力速度275 ㎡/h。リジットとロールのハイブリッドという米国の王道マシンという感じで、多くの人が足を止めていた。

 

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