【2017年7月28日】大人の塗り絵がブームとなっており、以前に伊藤若冲の作品を塗り絵にした「じゃくちゅうぬりえ」を紹介したが、今回は20世紀の奇才サルバドール・ダリの作品が塗り絵になった。
さらに塗り絵本の帯や、入場券の半券など、印刷物を活用したキャンペーン展開が面白い。
この「ダリの塗り絵」は7月1日から京都市美術館で開催されており、9月14日(水)からは東京の国立新美術館で開催される「ダリ展」に合わせた商品なのだそうだ。
「ダリの塗り絵」は「ダリ展」に展示されている10点が塗り絵となったもの。塗り絵の元となった原画やその解説も掲載されており、ファンにはたまらない品となっているようだ。価格は980円(税別)。
この塗り絵は「ダリ展」のプロモーションも狙っているそうで、塗り絵の販売に関するさまざまな展開がダリ展への誘客につながっている。
塗り絵の帯は引換券となっており「ダリ展」が行われている美術館の展覧会ショップに提示すると、「ダリ展」目玉作品「奇妙なものたち」のポストカードをもらえる。また、入場券の半券を企画参加書店の店頭へ持っていくと、ぴあの表紙イラストでお馴染みの及川正通氏が描いたダリのイラスト画ポストカードをもらえる。
書店には告知用のポスターだけでなく、「ダリ展100 円割引券付きしおり」も配布するという。
すべてがダリファンにとっては、たまらない内容の商品展開となっているのはもちろん、商品がダリファンだけでなく、「大人の塗り絵」を楽しんでいる人にも、この展覧会を告知するキャンペーンになっているところが面白い。
さて、今回のダリ展のキャンペーンは、印刷物をフルに使って超現実主義を追求しているのが特徴。日本でのダリ展では、過去最大規模の100万人を動員するといわれているが、この夏、ダリの塗り絵の方にも注目が集まりそうだ。
商品概要
書名:「ダリの塗り絵」
出版社:ぴあ
定価:本体980円+税
ISBN:978-4-8356-2895-0
発売:7月27日 ※「TOPIA Project」共同開発商品
「ダリ展」開催概要
・京都展 会期 7 月1 日(金)~9 月4 日(日) 会場 京都市美術館
・東京展 会期 9 月14 日(水)~12 月12 日(月) 会場 国立新美術館 企画展示室1E
http://salvador-dali.jp/
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