【2016年5月17日】「シタラフェア2016~New Exhibition with Shitara~」が2016年5月13日(金)、14(土)の両日、群馬県のビエント高崎 ビックキューブで開催されました。主催は設楽印刷機材です。
このイベントをプリント&プロモーションでは初めて取材しました。今回はこの展示会を記者が歩いたままに紹介していきます。
開催場所のビエント高崎 ビックキューブはJR高崎駅のお隣「高崎問屋町」という場所にあります。
駅前にはラーメン屋さんが一件のみで、かなり不安になりながら歩いていきました。
ありました!「シタラフェア」の看板とのぼりの列。中に入るとロボットのPepper君がお出迎えしてくれます。
ビエント高崎の中に入ると、活気がすごい。さすが約140社・団体が参加する関東の販売代理店主催では最大級のイベントです。
今回のテーマは「Q(cue)/契機」。
Qは「タイミング、きっかけ、手がかり」といった意味合いから、このイベントが来場者の繁栄、発展のための契機となることや、「Quick(迅速に)」「High Quality(高品質)」などの意味が込められているのだそうです。
出展しているのは印刷機メーカーや資材メーカーに加え、印刷会社も自社製品を展示。一般のお客さんの来場もあるようで、その人たちに積極的に自社製品を紹介しています。もちろん、同業者にもアピールしています。
印刷通販のウエーブも自社製品を紹介。なんと今回は後加工機(折り機)の導入を発表しました。売約済みのPetratto社製後加工機を会場内のデジタルイメージングコーポレーションのブースでデモンストレーション。ポケット付きフォルダを加工し配布していました。
こういったコラボレーションは会場各所で見られました。
コダックはリョービMHIグラフィックテクノロジーの印刷機へ自社の版「Sonora X」を提供していました。この版は現像処理不要の完全無処理版では唯一の「UV対応品」。他社にはない技術ということです。
販売代理店主催の展示会で、大型の印刷機が展示されるというのも、最近は珍しいですね。来場客に熱気があるのもよくわかります。
コダックでは、このほかのプリプレスやワークフローについても紹介。クラウド対応やサーバーレスなどについてコンセプトを説明していました。開催間近「Drupa2016」のブース説明資料も配布していました。
コムネットはレーザー加工機「GCC LaserPro C180Ⅱ」をデモンストレーションしました。
同機はA3サイズのレーザー加工機で、エントリークラスのマシン。近年ではアクリル加工品のグッズ製作などで活用されています。
展示品は設楽印刷機材に常設のデモ機とのこと。常に話題の機器が見られる体制を作っているようです。
ローランド ディー.ジー.は「VersaUV LEF-20」を実機展示。これも設楽印刷機材に常設の機材とか。コムネットのレーザー加工機との組み合わせで、さまざまなグッズを作成できるのだそうです。
小型の切削機ではMETAZAシリーズ「MPX-90」を出品。ダイヤモンドチップを埋め込んだスタイラス(打刻針)により、金属などにマーキングできるものです。
「印刷屋さんでも名入れ対応が増えている」と担当者。パーソナルな仕事に活用の場があるようです。
エスコグラフィックスはパッケージングプリプロダクションに関するソリューションを多数紹介。担当者は「プリプレスに関して工程管理の短縮が求められている。これをサポートする製品を供給したい」と話していました。
このほかカッティングプロッタ「Kongsberg」シリーズなどについても説明を行いました。
SCREENホールディングスは、除電装置のトリンクと共同出展。トリンクの「空間トリンク」シリーズをブースの前面に設置、またハンドガン式の除電装置も用意していました。人形の静電気を除電する実験のようなデモを行い、会場に多かった家族連れも足を止め、実験を楽しんでいました。
設置された空間除電装置の硬化範囲は3~6m。工場に設置された印刷機や加工機の静電気を防ぎます。
ここまで、シタラフェアを
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