【2024年12月17日】日本印刷技術協会(JAGAT)はこのほど、DTPエキスパート認証試験の試験範囲を示す「DTPエキスパートカリキュラム第16版」を公開した。
「DTPエキスパートカリキュラム」は、DTPの制作環境や関連技術の進化、ビジネス環境の変化などを踏まえて2年に1度、改訂を行っている。1994年のDTPエキスパート認証制度創設時に初版を発行して以来、15回の改訂を重ねており、今回第16版を作成した。
DTPエキスパート認証制度では、これからの印刷ビジネスを担うプレーヤーとして、印刷に関する総合知識を蓄えて新たな印刷ビジネスを創造する「DTPエキスパート」と、印刷物製作のスペシャリストとしてのプロフェッショナル性を備える「DTPエキスパート・マイスター」という人材像を想定している。
印刷物の製作は、ボリュームゾーンをターゲットとして提供されるメディアとしての発展期を経て、社会構造や人口動態、複合的に展開されるメディア環境の変化などに応じ、活用手法の検討が求められるようになった。こうした状況は、制作工程にも変化をもたらしている。
例えば各種サブスクリプションサービスの普及やAI(人工知能)の進展は、コンテンツ制作の着想自体に変化をもたらす可能性があり、制作側がそれらの技術をどのように活用していくべきかを俯瞰的に捉え、スキルの在り方を見通す姿勢が求められている。
今回の改訂では、こうした社会動向および技術の進展を踏まえ、内容の追加・改編を行っている。
申し込みは以下から
https://www.jagat.or.jp/cat5/reference_materials
次回(第63期)DTPエキスパート認証試験の実施要項
開催日:2025年3月7日(金)・8日(土)
開催地:全国各地のCBT試験会場(申し込み時に受験者が最寄りの会場を選択)
対象:DTPに関心のある方ならその資格、経験は問いません
試験形式
筆記試験:CBT方式試験択一式(120分)、出題範囲は「DTPエキスパートカリキュラム第16版」
実技試験:受験者各自のDTP制作環境で行う課題制作試験
受験料(税込み)
DTPエキスパート・マイスター:21,000円
DTPエキスパート:15,000円
アップグレード:9,000円
団体受験チケット申し込み期間:2025年1月8日(水)~1月31日(金)
申請期間など詳細は以下から
https://www.jagat.or.jp/expert
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