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ローランドDG UV硬化型インクジェットプリンタの新製品 「VersaUV LEF-300」を発売 出力速度は1.6倍に


【2016年1月13日】ローランド ディー.ジー.は1月12日、フラットベッドタイプのUV-LEDインクジェットプリンタ(IJP)、LEFシリーズの新製品「VersaUV(バーサユーブイ) LEF-300」を発売した。

「VersaUV」は、UV(紫外線)照射でインクが硬化するタイプのIJP。インクが素材に載った瞬間に硬化できるため、紙やフィルムをはじめ樹脂や皮革などさまざまな素材に直接出力できる。
また、透明インクにより、ニス引き効果を出すことはもちろん、テクスチャー(地紋)を版なしで自由に印字すること、厚みを持たせたような加工などにも対応する。
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新製品のLEF-300は、オリジナルグッズや大量生産品のカスタマイズなどの用途で、高い生産性と印刷品質を求める声に対応した製品。

最大出力サイズは幅770mm、奥行330mmとし、従来機のLEF-20(幅508mm、奥行330mm)に比べ約1.5倍に拡大。4基のプリントヘッドと2基のUV-LEDランプを搭載し、印刷スピードもLEF-20比で約1.6倍となった。また100mmまでの厚みのある素材でも出力が可能。

スマートフォンケース1,000個への出力の場合、LEF-20では4.2日かかっていたが、LEF-300では1.8日と、半分以下まで時間を短縮できる。

インクは、幅広い素材への高品位印刷を実現する「ECO-UVインク」の新製品「EUV4インク」を採用。CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のフルカラー出力に加え、特色としてクリア、ホワイトがあり、多彩で付加価値の高い出力表現が可能という。

クリア、ホワイトインクの吐出には、プリントヘッド1基2ラインをそれぞれに割り当てているため(LEF-12/20では同1基1ライン)、クリアインクで立体的な表現ができる厚盛りや、透明素材への出力で効果を発揮するホワイトインクによる隠蔽性の高い加工を、より短時間で行える。

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クリア(GL)、ホワイトインク(WH)それぞれにプリントヘッド1基2ラインを割り当て

インクカートリッジも従来の220ccに加え、500ccの大容量カートリッジを新たに採用。大量印刷時のカートリッジ交換の手間を減らすことで作業の効率化をアップ。また、220ccに比べ1cc当たりの単価を抑えており、ランニングコストの低減にも貢献する(ホワイトインクは、220ccインクカートリッジのみ)。

同機の本体価格は450万円(税別)。
同社では発売後1年間で国内外合わせて500台の販売を目指す。
同社デジタルプリンティング事業開発本部の前田祐子本部長 開発の背景についてのコメント
「当社のLEF-12やLEF-20は、主にスマートフォンケースやアクセサリーなどへのオリジナル印刷に活用されています。最近では、これらの印刷ビジネスをインターネット上で手掛ける企業や、ショッピングセンターの一角に専用コーナーを設置し、お客様が持ち込んだ写真やイラストを、同コーナー内で販売する無地のグッズやアクセサリー類に印刷するサービスを提供する企業が増えています」
「これらの事業を展開する企業では、オーダー数の増加に対応するために、LEF-12/20を複数台設置することも多くなっており、より生産性の高いマシンを求める声が高まっています」


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