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ミマキエンジニアリング テキスタイル向けインクジェットプリンタ「TS500P-3200」を2月に発売

【2016年1月13日】ミマキエンジニアリングは2月から、インテリア・テキスタイル向けの水性昇華転写用インクジェットプリンタ(IJP)「TS500P-3200」を発売する。
TX500P-3200
同機種は3.2m 幅でRoll to RollタイプのIJP。新型ヘッド全12 基を4基ずつ3スタガで配列することにより、毎時最高180 ㎡の高速プリントを実現した。
新型ヘッドは吐出するインクの速度を上げることで直進性を高め、安価な薄い転写紙を使用する際、ヘッドギャップを高くしても着弾精度を落とさず高い画質で描画できる。
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 プリントヘッド配列イメージ

搬送機構を改善し、新規設計のAMF(Auto Media Feeder)を搭載。180㎡/hの高速プリント時にも転写紙の搬送を安定させた。
さらに、パスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにプリントする「MAPS4」(Mimaki Advanced Pass System 4)を搭載することで、バンディングや色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現した。

用途は急速に普及している屋内ソフトサインのほか、カーテンやソファー、ベッドカバーといった広幅の生地が必要なインテリア・テキスタイル市場などで、3.2mの広幅を活用しさまざまな需要が期待される。

近年、インテリア・テキスタイル市場では、短納期・少量多品種のニーズに合わせ、消費地近くでのオンデマンド生産が盛んになっており、海外から国内へ生産拠点が回帰している。また、屋内サインも塩ビなどから、布など環境負荷が少なく、折りたたんで持ち運び可能なソフトサインに切り替わりが進んでおり、この市場でも大きな需要が見込める。

また、ミマキエンジニアリングは転写装置で知られるモンティアントニオ(イタリア)の国内代理店となっており、プリントから転写までを一貫して提案できる。

TS500P-3200の販売予定価格はRasterLink6同梱モデルで2,100万円(税別)、TxLink3 Standard同梱モデルで 2,180万円(税別)。
同社では1年間の販売目標を全世界で50台としている。

問い合わせは同社グローバルマーケティング部(☎0268-64-2281)まで。

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