【2017年5月24日】凸版印刷はこのほど、専用ホログラムをスマートフォンで撮影するだけで真贋の機器判定が可能な新技術を確立。2017年度中のサンプル出荷を目指す。
このホログラムを使った真贋判定技術は、凸版印刷の専用ホログラムの光学設計情報を活用。スマートフォンのカメラで撮影したホログラムを高精度な光学分析で比較し、真贋判定を行う。
一般的のスマートフォンのアプリで真贋判定ができるため、消費者自身で、購入商品の真贋判定が可能。また真贋判定のための専用機器が不要なため、導入コストが低いことも特長。
工場出荷時にホログラムラベルを貼付するだけで、だれもが高精度な真贋判定をできるという。
セキュリティホログラムは、すべての工程を凸版印刷で管理。特殊なホログラム製造装置・材料を使っているので、偽造・模造はほぼ不可能。
また、従来のホログラム光は照明などによるノイズが入りやすかったのに対し、同ホログラムはノイズの影響を受けづらく、ホログラム特有の光を機器で検出しやすい。
真贋判定はホログラムの絵柄ではなく、光学分析技術を用いた独自の真贋判定アルゴリズムを確立。見た目が同じように見えるホログラムでも判定できる。
今後、凸版印刷は同技術を用いた真贋判定サービスの開発を進め、2017年度中にテス
トマーケティングを実施。2018年度秋からサービスの提供を開始し、2020年までに
関連受注を合わせ約10億円の売上を目指す。
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