【2019年4月5日】「コンテンツ東京 2019」が4月3日から今日5日まで、東京ビッグサイトで開催されている。
このイベントはライセンスやブランディング、キャラクター、販売促進など7つの展示会で構成される見本市群。今回は1300社以上が出展し、期間中4万6,000人の来場を見込む。
プリント&プロモーションではイベント内の「第3回広告デザイン・ブランディングEXPO」を中心に、プリンティング関連の出展者をレポートする。
西日本新聞社(19-19)はトドケルと協力し、野菜の軟包装パッケージの表面に広告を展開するサービスを初出品した。
野菜の包装を1枚35円(媒体料込み)で購入することで、さまざまな広告を可能にする。
これまで、農家は包装をこうにゅうしていたが、契約農家ではこれが無料になり、野菜の販売コストを低減できる。
広告は、野菜に関連した調味料や、販売される小売店そのもののチラシなどを想定しており、エリアや店舗を限定した展開も可能という。
望月印刷/スタジオエビス(19-001)は、「12K350度ムービー」を展示した。
展示されたサービスは、6Kムービーカメラ4台で作成した映像を3枚の12Kディスプレイで放映。ヘッドマウント使わずに没入感を演出できるというもの。
印刷会社の映像サービスであるため、ムービーの中から最も良い場面を切り出して高精細な写真集などを制作できる。
ツジカワ(19-002)は、自社の立体造形技術を使ってブースを構成している。
ブースの今回のテーマは「妖怪」。
「濡れ女」は世界最大の3Dプリンタ「Massivit」で、製作したもの、また「つるべ火」は3Dプリントに銀塗装を行っている。
このほかレーザー彫刻機を使用した造形物も展示している。
同社は印刷用の刃型の加工で知られる企業で、刃型で培ったモデリング技術や加工技術を使い、店舗や展示会装飾用の新事業を立ち上げた。
ローランド ディー.ジー. (21-2)は、COTO事業部が出展。
COTO事業部が自社製品を使ったサービスをデモンストレーションできるライトバンを展示しており、
卓上フラットベッドインクジェットプリンタ「VersaUV LEF-12」では、同イベントに出展している「メイカーズベース」のキャラクターを、ポーズ~首輪・背景~服~スタンプの順番で選び、オリジナルのアクリル製キーホルダーを作成している。
また、新発売のガーメントプリンタ「VersaSTUDIO BT-12」では、Tシャツやトートバッグをプリントしている。
この晩は今後も全国のイベントに出展する予定で、同社製品で「できること」を提案する。
富士ゼロックス(22-2)は、「Iridesse ProductionPress (イリデッセ プロダクションプレス)」によるメタリックプリントをPRした。
「Iridesse ProductionPress」は、業界初の1パス6色プリントエンジンを採用したゼログラフィー方式によるプロダクションプリンタ。金、銀、クリアの特殊トナーをCMYKの前後に1本ずつ搭載可能で、色との組み合わせでさまざまなメタリックカラーを表現できる。
この日は、メタリックカラープリントの紙を組み合わせて作った生け花を展示した。
この花は假屋崎省吾氏と女子美術大学が協力し制作したもの。
タマヤ(22-8)は、軟包装プリント100個から受け付けるサービスを提案している。
プリントはデジタル印刷で行っており、価格は袋代+20円。
サンユー印刷(22-10)もデジタル印刷による箱、シールを100個からつくるサービスを行っている。
これらのほかにディスプレイ台も作成可能という。
アイ企画(23-9)は、自社が製版を行っている水性フレキソ印刷をPRしている。
水性フレキソ印刷は、溶剤を使わず、環境負荷が非常に低い印刷として知られている。一部飲料のラベルで採用があり、担当者は「水性フレキソ印刷は、日本が世界で一番進んでいる」と現状を教えてくれた。
おりがみ/サンベルト(22-20)は共同出展。
おりがみは、食に関するデザインを得意としており、パッケージやシール、ディスプレイ台、のぼりなど、すべてをまとめてブランディングを行う。
中身から開発するケースもあり、「習志野ソーセージ」などは商品の作り込みから産明かしている。
サンベルトは、等身大POPを展示。今回展示された製品は、地域アイドルのためにファンが作ってプレゼントしたもので、世界に一つだけのデザインという。
このほか「第9回ライセンシングジャパン」に出展のウインクラス(17-18)は、新元号「令和」をプリントしたキーホルダーや、「フルカラーポップアップ」というフルカラーのメダルを展示している。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.