【2025年9月8日】サトーは、アスクルが新設した大規模物流拠点「ASKUL関東DC(ディストリビューションセンター)」において、同社が開発した環境配慮型ラベル「ノンセパラベル」が採用されたと発表した。
ノンセパラベルは、従来必要だった台紙を使用しないライナーレスタイプのラベルで、廃棄物削減やCO₂排出量低減に寄与する。
アスクルでは、入荷品の管理ラベルをこの方式に切り替えることで、台紙廃棄物の削減に加え、木材使用量の節減や焼却処理に伴う環境負荷低減を目指す。
ASKUL関東DCは6月に稼働を開始。施設にはノンセパラベルに対応したカスタマイズ仕様の自動印字貼付機も導入されており、高精度印字と安定した貼付を両立することで効率的な物流オペレーションを実現する。
アスクル ロジスティクス本部の小林学氏は「台紙を使わない点を評価した。廃棄物削減やCO₂低減につながる一方で、一部のラベルではカールによる貼付異常が発生することもあるが、改良が進んでおり、今後の品質向上に期待している」とコメントしている。
サトーのノンセパラベルは、物流をはじめ流通・小売り・食品業界など幅広い分野で導入が進んでいる。製造段階から台紙を用いないことで、資源節約と環境負荷低減に加え、省スペースでの運用や作業効率の向上にも貢献する。
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