【2023年12月25日】東洋製罐グループホールディングスと出光興産は共同で、プラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材の再資源化に向けた実証実験を開始する。
この実証実験では、東洋製罐グループ工場のプラスチック製品製造で発生するプラスチック端材を原料とし生成油を生産する。
生成油の生産は、出光興産子会社のケミカルリサイクル・ジャパンが、油化ケミカルリサイクル技術で行なう。
油化ケミカルリサイクルとは、使用済みプラや端材を油化し、生産した生成油を原料に「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」を製造する再資源化の手法。
出光興産はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、プラスチック端材の再資源化の可能性を検証する。
将来的には、出光興産の石油精製・石油化学装置を活用し、プラスチック端材由来の生成油を原料とした「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」の生産を目指す。
両社は実証実験を通じて、カーボンニュートラルおよび循環型社会の実現に向けて取り組んでいくとしている。
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