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サトー RFID対応の入出荷・在庫管理システム「IritoDe(イリトデ)」を自社長野FCLコンポーネントに導入

【2025年4月18日】サトーはこのほど、RFID対応の入出荷・在庫管理システム「IritoDe(イリトデ)」を、電子部品や電子応用装置を製造する同社の長野FCLコンポーネントに導入した。
このRFID技術を活用により、約3万点にのぼる電子部品の在庫管理業務を大幅に効率化した。

「IritoDe」は、RFIDやQRコード、バーコードを用いて入出荷・在庫管理をデジタル化するシステム。ラベルプリンターやRFIDリーダー、ソフトウェア、保守までをワンストップで提供しており、現場の課題に応じた提案やカスタマイズが可能。金属部品など、RFID活用が難しい対象にも対応できる点が特徴で、外販もしている。

長野FCLコンポーネントは、多品種の電子部品を取り扱っており、従来は10名が2日間かけて目視で棚卸しを行っていた。このため、部門ごとのExcel管理という運用も相まって、リアルタイムで正確な在庫を把握することが困難だった。2020年の基幹システム更新を契機に、正確な在庫管理と業務効率化を目的にRFIDの導入を検討し、自社のDX推進の一環として、IritoDeの採用を決定した。

IritoDe導入後、棚卸し作業は6名で約2時間に短縮され、工数を約91%削減(従来140時間→12時間)。作業者のスキル差によるばらつきも抑えられ、現在は月1回の棚卸しが可能となった。正確な在庫データをもとに、経営判断にも活用できるようになっている。

また、入出荷の履歴や保管場所の確認もリアルタイムで行えるようになり、業務全体の効率が向上した。Webブラウザ上で在庫情報にアクセスできるため、管理の透明性やトレーサビリティも改善されている。

 

事例詳細
https://www.sato-stg.net/case/fcl-components.html

製品情報

https://www.sato.co.jp/products/iritode/

 

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