【2023年1月23日】日本パブリックリレーションズ協会はこのほど、2022年度の日本PR大賞「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にプロスケーターの羽生結弦氏を、日本PR大賞「シチズン・オブ・ザ・イヤー」に内閣府承認NPO法人全国てらこやネットワークをそれぞれ選出・決定。1月19日「新春PRフォーラム2023」で表彰した。
2022年度 日本PR大賞 「パーソン・オブ・ザ・イヤー」 羽生 結弦 氏(プロスケーター)
日本PR大賞は、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」としてパブリックインタレスト(公益)に貢献し、かつ話題性、発信力の高さや共感の醸成など、パブリックリレーションズの視点から、この年に最もPRパーソンとして活躍した人を選出。
また「シチズン・オブ・ザ・イヤー」には、長年にわたり企業や市井で独創的な広報・PR活動を実践し、広く社会や地域あるいは団体の発展に寄与し、奨励に値する成果を収めた個人または組織を、それぞれ表彰するもの。
1998年に日本PR大賞として創設して以来、年1回の表彰を行っている。
2022年度 日本PR大賞 「パーソン・オブ・ザ・イヤー」
受賞者 羽生 結弦 氏 プロスケーター
授賞理由
2022年7月に競技を引退しプロ転向を表明。それまでにオリンピックの連覇など、世界の競技大会で偉業を達成し、日本や世界の人々を魅了してきた。怪我との闘いを乗り越えながらジャンプに打ち込む姿が多くの人々に感動と勇気をもたらすとともに、競技に対する自らの取り組みについて丁寧かつ真摯に語る姿勢は、アスリートのコミュニケーションのお手本となるものである。現在は、アイスショーのプロデュース、出演をしながらSNSなど様々なメディアも活用して表現者として積極的に活動している。
受賞メッセージ
このたびは「2022年度 日本PR大賞 パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選出いただき、ありがとうございました。
今回の受賞であらためてPRの意味を知りました。PRとは、パブリックリレーションズの略語で、その意味は、自分のことを一方的にアピールするのではなく、周りの声や意見をきちんと聞いたうえで、自分の考えを説明し、話し合ったことをしっかりと行動で示すことだと。
そして、それを続けることで、自分と周囲の人々、その先の社会や世界と理解しあい、良い関係を築くことだということが分かりました。
これまでの自分を振り返ってみると、競技会やショーなどで、自分の思いを表現してきましたが、いつも、コーチ、そして、応援していただいた方々とコミュニケーションを取りながら、毎回、より高みを目指して表現してきたと思います。今回、表彰していただき、これまでの自分の行ってきたことも、PRの活動の一つではないかと実感することができました。
これからはプロスケート選手として活動、表現をしていきたいと考えています。今まで以上に、自分を支えていただく方々とコミュニケーション等をしっかりとり、お互いを理解し、それぞれの思いや考えを取り入れ、一つのものを作り上げていきたいと思います。これからも応援、よろしくお願いします。
2022年度 日本PR大賞 「シチズン・オブ・ザ・イヤー」
受賞者 内閣府承認NPO法人全国てらこやネットワーク
授賞理由
精神科医 森下一氏の提唱により、子どもたちが困難な状況におちいらない未然予防の取組みとして2003年に「鎌倉てらこや」がスタートした。
子どもたちの居場所づくりと体験活動の支援を地域全体の取組みとして行っている。
そして、2009年からは「全国てらこやネットワーク」を設立し、鎌倉という一地域だけの活動として終わらせるのではなく、ここで得たノウハウや設立理念を全国に広め、世代や立場を超えた地域のコミュニティづくりを目指した点が評価ポイントとなった。
地域の独自性や多様性に配慮しつつ、子どもたちや若者の相互交流の場の提供、スタッフの育成、各種サポート等、よりよい社会実現に努めている。
今後はさらにその輪を広げ、地域の宝、国の宝である子どもたちを守り、育てる場として、全国にネットワークを発展させていくことを期待したい。
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