【2024年5月30日】ペーパルと亀田製菓は、米菓の副産物を表面に施した「紙素材」を協業で開発した。
これはぺーパルが2024年2月に開発した「kome-kami 浮世絵ホワイト」の表面塗工技術を使い、紙の表面に塗る薬品の一部に米菓の副産物を使うことで実現したもの。米を使った塗工液「コメグロス」を表面に施した新たな紙素材で、印刷面に鮮やかな発色とキラメキが出る。
通常の紙では、強度と発色を向上させるため薬品が塗られているが、同製品はこれを米で代替している。
これらにより、1ロット(6トン)製造時の排出量を、約104kg(杉の木約12本が1年間に吸収する量)削減。また、米をパルプと一体化させることで約328kg(杉の木約37本が1年間に吸収する量)のCO2を固定化している。
また、製品売上の1%をフードバンクに寄付し、「CO2とフードロスを削減し、困りごとを抱える方をサポートする」を目標としている。
亀田製菓では2024年5月下旬から、同社のアップサイクルプロジェクト「Re Kameda」の第1弾「おこめ名刺」で導入し、全従業員に配布する。
kome-kami浮世絵ホワイト
https://foodlosspaper.com/kome-kami_ukiyo-e_white
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