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大日本印刷と東京食品機械 プラ使用量減+密封性の「紙トレー」を共同開発


【2022年2月9日】大日本印刷(DNP)と東京食品機械は、プラスチック使用量を抑えた環境配慮型の密封性を有する紙トレーの共同開発した。
同製品は、パッケージと包装システムにおける両社の開発力を掛け合わせ、酸素バリア性と密封性をあわせ持つ「密封紙トレー」を開発し、惣菜や冷凍食品などの業界に向けて提供していく予定。

開発製品のコンセプトは、トレー部に紙を使用することにより、プラスチック製のトレーと比較してプラスチック使用量を約90%削減。適切に管理された森林資源で製造する「森林認証紙」を使用することにより、さらなる環境保全に配慮している。

また、バリア性のある素材と包装システムで、これまで紙容器では困難だった密封性を実現。食品の酸化や微生物などの増殖を抑制する“ガス置換包装(MAP)”を可能にする。内容物の消費期限の延長にもつながるため、フードロス低減などの課題解決に有効という。

密封性を有しているため、持ち運びの際に内容物が漏れることがない。また、電子レンジでの温めも可能で、食器代わりにトレーを使用する「即食」にも利用できる。廃棄の際に、生活者がトレー部分の紙と内面フィルムを分離しやすく、ゴミの減容化や紙のリサイクルしやすいパッケージとなっている。

政府は2019年5月に「プラスチック資源循環戦略」を策定し、2022年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」を施行するなど、プラ削減やリサイクルを推奨し、使用済みプラの資源循環を推進している。

今後、DNPと東京食品機械は、環境に配慮した密封紙トレーの開発を進め、惣菜や冷凍食品などの業界向けに発売を予定。2026年度には包装材料で10億円、包装システムでは20台の販売を目指す。

なお、同製品は2月15日(火)~18日(金)、東京ビッグサイトで開催される「JAPAN PACK 2022」、2月16日(水)~18日(金)、幕張メッセ、期間:「スーパーマーケット・トレードショー2022」のそれぞれで展示される。

 


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