【2019年5月17日】ブラザー工業は7月上旬、業務向けラベルプリンタの新製品として、ブラザー初の感熱・熱転写兼用モデル「TD-4520TN」などラベルプリンタ5機種を発売する。
新製品は、業務向けラベルプリンタTDシリーズのラベル幅4インチ対応モデル「TD-4000」「TD-4100N」の後継として3機種を発売。
また、ブラザー初の感熱・熱転写兼用モデルとして2機種を追加する。
ブラザー初の感熱・熱転写兼用モデル「TD-4520TN」「TD-4420TN」は、紙素材のラベルだけではなく、フィルム素材のラベルなどにも印字可能になった。
これにより、耐久性が求められる銘板ラベルのほか、耐薬品性や耐擦過性が必要な医療ラベルや管理ラベルなどの用途にも使用できる。
一方で、配送伝票のように長期間印字が残らなくても良い場合などには、ランニングコストがより安価な感熱ラベルに取り換えられる。
本体サイズがコンパクトでありながら、大量のラベル発行に適した300mのインクリボンが搭載可能で、リボンの交換頻度を抑制している。
さらには発行したラベルを自動でカットする「オートカッター搭載モデル」や、台紙からシールをはがす手間を省く「剥離ユニット搭載モデル」を用意。
オプションとして外径203.2mmのラベルロールまで対応できる「外付けロールホルダー」も用意しており、用途に合わせたカスタマイズに対応する。
感熱モデルの「TD-4550DNWB」「TD-4510D」「TD-4420DN」は、印字速度が203mm/秒と従来機種と比べ、約2倍に向上し、スムーズなラベル発行に貢献します。さらに、従来機種にはなかったオプションとして、印刷したラベルを自動でカットする「カッターユニット※3」や、台紙からシールをはがす手間を省く「剥離ユニット」を用意することで、使い勝手が向上した。
従来機種では最大106mmだった用紙幅を、118mmまで対応。物流業界の配送ラベルでよく使用される115mm幅のPDラベルにも使用できる。
サーマルヘッドやプラテンローラーを工具無しでかんたんに交換できる仕様に変更しており、セルフメンテナンスにより、ダウンタイムを短縮する。
ブラザー工業では「限られた期間の使用や耐久性を求めない場合にはランニングコストが安価な感熱ラベルを、耐久性が求められ、紙以外のラベル印刷もしたい場合は熱転写ラベルにするなど提案できるラベル用途の幅が広がった」としており、製造・物流業界の入出庫ラベルや管理ラベルをはじめ、小売や医療業界まで、さまざまな業界における市場拡大を目指すという。
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