【2019年3月7日】インクジェット出力事業協同組合は3月6日、東京都新宿区のエプソンショールームで「Epson Edge Print エプソンのカンタン色合わせ研修会」を開催。組合員や協賛会員など20人以上が参加した。
「Epson Edge Print」は、大判インクジェットプリンタ(IJP)「SureColor」向けに同社が開発し、昨年バージョンアップした純正ソフトウェアRIP。従来、エプソンでは「ONYX」を採用していたが、より自社IJPでの使いやすさを目指し、純正RIPへ移行した。
同RIPの特長は、シンプルで見やすい画面レイアウトと直感的な操作性。最新版のVer.2.0では測色機での色合わせを補助する「スポットカラーマッチング」機能や、用紙の幅や空きスペースに応じてプリントデータを自動配置する「プリントデータのオートネスティング」機能を搭載している。
この日は、エプソン販売の担当者が、自社の「プリンタ事業の紹介」「大判インクジェットプリンタの紹介」を行った後、「プリンター出力の簡単!色合わせ効率化のご提案」とのテーマでプリンタの色合わせについて解説した。
これによると、視神経は疲れないように色を調整しており、同じ色ような色を見続けるとすべて同じに見えたり、背景の色によって異なる色に見えるなどの錯覚を起こす。
実際のプリント作業では
クライアントからの指定色がなかなか合わない
色校正を追い込みたいが、納期が間に合わない
オペレーターの経験値によって、色校正の速度が違う
色合わせをしたが、本当にあっているのか自信がない
などの課題がある。
また、プリンタごとに色差があり、大量発注の出力でNGとなってしまうといったことも起こっている。
これを解決するために色を数値化する「カラーマネジメント」を活用したほうが良い。カラーマネジメントではプロファイルを作成し、プリンタごとの差違に補正をかけられる。
測色機を使えば3ステップで、ターゲットの色の近似値に仕上げることが可能で「Epson Edge Print」の使用により、感覚的に色を探すことも可能。
このほか、リンテックサインシステムが「GRAPHICAL+EPSONSureCollar保証システム」のテーマで講演し、自社のさまざまなメディアとともにサービスを紹介した。
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